無線関連コラム

POTAルール忘備録

POTAアクティベーターを始めて約3年が経とうとしている。
公園からのQRP移動運用という従来自分のアマ無線ライフスタイルにシンクロしていたので、自ずとアクティビティーも高まった。
各種アワードは移動運用達成のよい目標となる。

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POTAは「PARKS ON THE AIR」の略で本部はアメリカ合衆国のアマチュア無線家有志で運営されている。
基本、合衆国の公園システムに基づいてルールが策定され、各国もそれに準じて運用されているようだ。
POTAルールはこちらに掲載されているので、自動翻訳すれば日本語でも大凡の内容は理解できる。

 

自分も本家のルール及び、日本の先駆的POTA無線家様の活動HOWTOブログ等を参考にしてPOTAに勤しんできた。

 

最近、このPOTAアクティベーションルールに関して厳密に精査するような議論があるように感じる。
POTA関連SNSや動画サイトにおいて様々な意見が交わされているようだ。
もっとも米国と日本では公園の仕組み自体が違っており、完全に合致させることは元から不可能な部分もある。

 

例えば本家の準則d.「アクティベーションの場所とアクセス」(POTA公式ルール)によると
3.アクティベーターは、州/州、または連邦の土地にアクセスするために私有地に侵入することはできません。
4.アクティベーターは、私有地が公園の敷地に隣接しているか、公園の敷地に囲まれている場合でも、私有地から活動を開始しようとすることはできません。(自動翻訳)

 

とある。
解釈にもよるが、これを額面通りに当てはめると、POTA公園エリア内であっても国営(県営)と認められる以外の敷地からの運用は全てNGという事になってしまう。
しかし、日本の国立公園は環境省の公式サイトによると
「狭い国土に大勢の人が住み、昔から土地をさまざまな目的で管理・利用してきた日本では、アメリカやオーストラリアなどのように国立公園の土地すべてを公園専用とすることが難しいです。
土地の所有に関わらず指定を行う「地域制自然公園制度」を採用しており、国立公園内にも多くの私有地が含まれています。
国立公園内に住んでいる人も多く、農林業などの産業も行われていることから、国立公園の管理は、人々の暮らしや産業などとの調整をしながら進められています。」
日本の国立公園
 目的と役割のサイト 日本の国立公園の特徴
とある。
同サイトの統計によると国立公園の26%は私有地、公有地は12.8%、国有地そのものは60.2%(国立公園土地所有者別面積割合平成29年8月8日現在。国有地の大部分は林野庁所轄国有林)しかない。
尾瀬国立公園(JP-0016)の大半は東京電力の私有地らしい。
また、富士山の山頂は富士山本宮浅間大社の私有地で、POTAルール額面通りに解釈すれば富士山頂から運用しても富士箱根伊豆国立公園(JP-0016)アクティベートが認められないというヘンテコリンな理屈も成り立ってしまう。
そんな場所は富士山に限らず枚挙に暇がないほど日本にはうじゃうじゃある。
当然、国立(県立)公園内にあっても私有地のキャンプ場、駐車場、ホテル、民宿からの運用もNGということになってしまう。



またPOTAの「追加の注意事項/ガイダンス」(POTA公式ルール)には
2.パーク・オン・ザ・エアに追加するための公園、トレイル、河川の資格
すべての新しい公園は、州/州または連邦/国の機関によって所有および運営されなければなりません。一部/共有の所有権、スポンサーシップ、または民間組織や地方自治体によって運営されている公園は含まれていません
含めるために考慮されるためには、公園は上記の要件を満たし、現在の境界マップを詳述した情報Webサイトを提供する必要があります。
3.POTAは、既存の公園が同じ州/州または連邦/国の機関によって所有および運営されている場合、既存の公園内にサブパークを作成しません。(自動翻訳)

 

とある。
しかし日本の都や県営公園は指定管理者という民間企業に運営を委託しているケースが多々あり、そうなると運営は私企業だからPOTA公園の資格に当たらないとも解釈出来ないこともない。
今後、民間の資金導入は進むだろうし、スポンサー名が付いた国営、県営公園が出来たって不思議はなかろう。
また県立(都立)公園内の県立(都立)公園もいくつか存在するし、これらも将来は消滅してしまうのか?

 

更にトレイル(緑道)の100フィート解釈にしてもアクティベーターそれぞれ違う場合があり、緑道はOKだが緑道公園はNGと解釈したり、米国のトレイルは日本の「緑道」とはそもそも性格が違うので、日本での100フィートルールで「two-fer」、「three-fer」出来る場所は存在しないと解釈する方もいるようだ。

準則d.「アクティベーションの場所とアクセス」
(POTA公式ルール)
5.トレイルシステムまたは河川がそれ自体でPOTAエンティティとして指定されている場合(境界が定義された陸上公園の一部として指定されていない場合)、アクティベーターとステーションの機器は、トレイルまたは川の端から30.5メートル(100フィート)以内の公共の財産にある必要があります。(自動翻訳)

 

POTAルールには様々な意見もあり、誰がどう決めるのかを一択で結論付けるのは難しい。
あくまで個人的感想になるが、最初に述べた通り、そもそもアメリカと日本では公園の仕組み自体が違うので、厳密に本家のルールに寄せていったら、まともなPOTA登録公園は日本に殆ど存在しなくなってしまう。
これまで140公園ほどPOTA登録公園にて移動運用してきたが、管轄母体以外の私公団体に運営が任されていたりする施設が点在する公園も少なくない。
そもそも公園全体が指定管理者に運営委託しているのだからそれを言い始めたら元も子もない。
更に明確なエリア図が公表されているとは限らない。
何処が私有地か公有地か国有地かなど、移動運用する度に管理者に訪ねていたら、もはや無線しているのか、敷地の境界線を調べている趣味なのか訳が分からなくなってしまう。
それに管理者からしてもそんな問い合わせで一般業務が滞ってしまっては迷惑千万だ。
また、公園の運営管理も時勢によって時々刻々変化する訳で、そのたびにPOTA登録の是非を喧々諤々検討するのではそもそも無線趣味とは別の不毛な時間を費やすことになる。

 

結局のところ、例えばPOTA条件がある程度満たされた国営、県営公園範囲内であれば、明確に立ち入り禁止とか、無線禁止とかでない限り、その土地の所有者、運営者が誰であれPOTA運用エリアとして認めればよいのではなかろうか。
また一旦、POTA登録公園としての要件が揃えば、その運営母体が全部対象外にならない限り名称含め固定化させればよいのではなかろうか。
本家米国のルールもトラブル防止の為であって、闇雲に私有地NGにしている訳ではなかろうから、ある程度柔軟に対応してよいのではないだろうか。
トレイルの解釈にしても、そもそも本家と違うとしたらアクティベーターそれぞれの自己責任解釈に任せればよいと思う。
確かに人によってACT是非の違いは生まれてしまうだろうがいずれにしろ、たかが趣味の無線である。
ルールの解釈を狭くして息苦しい状況を作ってはせっかくのPOTAに逆風を吹かせかねない。

 

意見の相違はあろうが、状況を鑑みつつ、柔軟に対応しながら今後ともPOTAを楽しんで行きたい。

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POTAキャン用スーツケース購入(2024年9月20日)

POTA移動運用しながらソロキャンも楽しむ「POTAキャン」。
車を使わず、公共交通機関と徒歩のみの場合、ネックとなるのが荷物運搬。
これまでリュックとカートを使って実施していたが、キャンプ道具が増えるにつれて限界を感じるように。
無線機器とキャンプギア含めて30Kg近くなってくると、正直身動き取れなくなる。
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現地往復だけで疲労困憊だ。
出来るだけ荷物は減らすべく努力するも、道具を簡素にしすぎるとキャンプ自体がみすぼらしくなって、路上生活やホームレスの如き感覚に囚われ惨めになってくる。
なので最低限のキャンプ道具は必須。
そこで、近年注目されているスーツケースを利用したソロキャンを取り入れる事に。
ゴムバンドで固定したリュックを2輪カートに乗せただけではバランスも悪く、大した量は運べないが4輪スーツケースならある程度備品が詰められて安定した運搬が可能になって来るだろう。
動画サイトでも数多く取り上げられている。
そこで早速、キャンプ用スーツケースをネットで探してみる。
条件としては容量大凡50L前後。
机の代わりにもなるハードケースを選択。
自分が調べた限りでは、以下の製品が見つかった。

 

●ドン・キホーテ×BE-PALコラボのキャリーケース
ソロサイズ
価格:¥17,589
内寸:約 55×31×31cm
外寸:約 62×32×32cm
重量:約3.9kg
容量:約47L
 
ファミリーサイズ
価格:¥19,789
内寸:約 70×39×36cm
外寸:約77×40×37cm
重量:約5.1kg
容量:約90L
 
 
●DODキャンパーノ・コロコーロ
参考価格:¥ 22,000 (税込)
外寸:(約)W360×D240×H880mm ※ハンドル部分などを含む
ケース内寸:(約)W320×D230×H790mm
ハンドル引き出し時の高さ:(約)1060mm
総重量:(約)4.4kg
容量:(約)58L
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DODキャンパーノ・コロコーロ2
参考価格:16,500円
サイズ 外寸:(約)W38×D23×H75cm ※ハンドル部分などを含む
ケース内寸:(約)W37×D22×H70cm
※ハンドル引き出し時の高さ:(約)105cm
総重量 (約)4.5kg
材質 表生地:600Dポリエステル(PVCコーティング)
裏生地:210Dポリエステル(PUコーティング)
ハンドル:アルミ合金
キャスター:PU
容量:(約)56L
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●シフレ/キャンピングキャリー スーツケース アウトドアスーツケース Lサイズ HPL2268-L
参考価格:¥35,200
外寸三辺合計(㎝):155cm
本体サイズ:H:66cm/W:48cm/D:31cm
本体サイズ:H:77cm/W:40cm/D:38cm
容量: 83L
重量:約6.2kg
 
●シフレ/キャンピングキャリー スーツケース アウトドアスーツケース Sサイズ  HPL2268-S
参考価格:¥28,600
外寸三辺合計(㎝):127cm
本体サイズ:H:55cm/W:31cm/D:32cm
外寸サイズ:H:62cm/W:32cm/D:33cm
容量: 40L
重量:4.1kg
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この中で最もPOTAキャンに適すると思われた商品はDODの「キャンパーノ・コロコーロ」。
ケース内寸の高さが79cmもあって、直接給電釣り竿アンテナが収納可能。
バックパックと共に背負っていた肩掛けバッグからも解放される。
長物の三脚やエアガンも入るからカメラマン、サバイバルゲーマーにも重宝されているようだ。

 

しかしである。
この「キャンパーノ・コロコーロ」を含め、大半のキャンプ用スーツケースはすでに販売終了や在庫切れ状態。
販売開始から2年以上たっており、ニッチなジャンルなので在庫がなくなったら再生産はなかなかしないのだろう。
唯一在庫があったのは、シフレのキャンピングキャリー スーツケース。
しかし今度はサイズが83Lと40Lのみで求めている50L前後がない。
やむなく「大は小を兼ねる」との妥協で Lサイズを取り寄せてみた。
ところが80L以上のスーツケースは予想以上に大きかった。
これを電車やバス、路上で引っ張っていくと想像すると、とても実用的とは思えない。まるで引っ越しだ。
同様の大型スーツケースを使った女子ソロ徒歩キャンパー動画も少なくないが、実際相当無理をしているのは想像に難くない。
とても自分には無理なので結局返品。

 

もうこの際、キャンプ用スーツケースに拘るのは諦め、低価格の汎用品で済ますことに。
取り敢えず使い物にならなくとも最初は仕方ない。
購入したのは以下の製品。

 

●Tanoka‎  SK-0701
価格:¥6,380
外寸:Mサイズ:41.5×25.5×65cm
重量:約3.5kg
容量:約65L
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早速、このスーツケースにキャンプ道具と無線機器を収納してみると大方収まった。
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釣り竿アンテナ等やすぐに出し入れするような備品は別途長物ショルダーと小型リュックに分ける。
総重量30Kg弱か。
重さは変わらぬが4輪スーツケースに詰めた分、移動時の安定性と背負い荷重さ負担からは若干解放される気もする。
多少余裕が出来たので折り畳みチェアも導入。
薪の際、やはり椅子がないと落ち着いて眺められない。

 

●ロゴス 7075キュービックチェア
価格:2,970円
総重量:(約)300g
サイズ:(約)20.5×20.5×21cm
収納サイズ:(約)6×5×27.5cm
耐荷重目安(静止荷重):(約)120kg

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100円ショップで売っていた300円の折り畳み椅子のほうが座り心地が良かったが、価格より小型軽量を優先しないと埒が明かない。
今後のPOTAキャンは暫くこのラインアップで挑もうと思う。

 

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八重洲オールバンドポータブル機「FTX-1F」雑感

ハムフェア2024にて八重洲のブースから吃驚する新機種が発表された。
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FT-817/818シリーズの後継機種と思われるオールバンドポータブル機が遂に登場。
型番は「FTX-1F」。
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前日海外サイトから初めてリークされ、フェイクかとも疑われたが現実だった。
当日配られたパンフレットや「hamlife.jp」等のサイト情報によると仕様は以下の通り。

●SDR技術を利用したポータブルトランシーバー。
●HF~430MHz帯をSSB/CW/AM/FM/C4FMデジタルで運用可能。APRSにもフル対応。2波完全同時受信回路を採用、HF帯でSSB運用をしながら、VHFやUHF帯にもQRV可能。4.3インチの高解像度フルカラータッチディスプレイ搭載。
●背面にHF/50MHz帯用と144/430MHz帯用BNCアンテナコネクタを2つ装備。
・5670mAhのリチウムイオンバッテリーパックの装着で、SSBモードで9時間、FMモードで8時間(送信6秒、受信6票、待受48秒で計測)の6W出力運用が可能。外部電源使用時は10W出力に。
●周波数をX軸、信号強度をY軸、時間をZ軸としてバンド内の情報を立体的に表示する「3DSS(3次元スペクトラム・ストリーム)」を搭載。
●4.3インチの高解像度フルカラータッチディスプレイ搭載。
●2つのスピーカー(30×50mmと25×40mm)をパネル背面に設置したダクト方式を採用、フロントパネルから高音質で十分な音量を再生。
●オールインワンでオートアンテナチューナーと5670mAhのリチウムイオンバッテリーパックを背面に取り付け可能。更には専用クーリングファンもオプションで用意されている。
●FT8を快適に運用するため、オプションのクーリングファンを背面に取り付け可能。
● USB端子はCAT操作、音声入出力、TXコントロールに対応。


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寸法や重さ、価格はまだ正式発表されていないらしい。
発売は2025年初旬を目指しているとか。
全く噂すら漏れていなかったから、余りの不意打ちで吃驚するしかない。
むしろ1週間くらい前にリークしていれば逆にいろいろ詮索出来て楽しかったかも。
いずれにしろ、2020年に売り出されたアイコムのポータブル機IC-705が人気となっている最中、いつまでたっても生産終了してしまったFT-817/818シリーズ後継機が出ないままで、もう八重洲は新型ポータブル機作る気がないのかとまで諦めかけていたのでFTX-1Fの発表は「やっと出たか!」という想い。
ただ、印象としてはIC-705の「後追い」というイメージは拭い切れず、FT-817シリーズが持っていたショルダー型「お弁当箱」タイプのコンセプトから離れてしまったのはちょっと残念だ。
まだ触ってもいないので何とも言えないが、操作性はどうなのだろう?
IC-705の直感的操作性の良さを凌げるのだろうか?
操作ボタンの配置が上面にもあるのは、何となくFT-817シリーズの残滓を感じる。
アンテナ端子がHFとV.UHF別々に用意されている部分や、2波同時送信やオールインワンのアンテナチューナーはIC-705を凌駕する。デザインも曲面を多用しスタイリッシュだ。
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さて、では個人的に購入に踏み切るかは現段階では難しい。
すでにIC-705で充分満足しているし、購入して僅か4年で手放す気も起きない。
基本無線機は使い倒すタイプなので買い替えは10年以上のスパン。
予備のFT-817も健在で、現在のところ新たな無線機購入の予定はない。
IC-705はFT-817を十数年使い倒し、そろそろ新しい機種も欲しいなというドンピシャなタイミングで発売されたので迷うことなく購入したが、このFTX-1Fはそんなタイミングでもなく、そもそもIC-705の対抗機としての位置付けなので、これからIC-705を買おうかと迷っていたユーザーにはインパクトはあろうが、IC-705で現状満足なユーザーからすると「お腹一杯」という感もあり。
FT-817シリーズの形状は維持し、ショルダー運用も可能のまま、操作性を刷新した開閉式の大型高解像度フルカラータッチディスプレイを装備する最新SDRオールバンドポータブル機であればIC-705との違いが明確だから興味が湧くかもしれない。
あとなぜ6wに拘るのか?
5wでも6wでも大した差はないだけでなく6W出すとQRPの範疇から逸脱してしまうので無意味だと思うのだが。
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でも、オプションやサードパーティーから興味をそそるパーツが出たりしてFTX-1F界隈が賑わってくればそれはそれで面白かろう。
かつてFT-690とIC-505が競ったようにFTX-1FとIC-705が競えばまだまだ日本のアマチュア無線メーカーも活気づくであろう。これにケンウッドも加われば言う事なしだ。

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発売を楽しみに待とう。

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ハムフェア出展者説明会出席(2024年7月10日)

8月24~25日に開催されるハムフェア出展者説明会に初出席。
これまでのハムフェアでは有志のご厚意でスペースを間借りし、無線関係の自費出版物などを頒布してきたが、今回のハムフェアから小口のミニスペースも提供されたので個人サークルとして自ら申請し、無事場所が確保出来た。
フェア二日間で場所代18700円。
但し机と椅子は別途レンタルしなければならず、それを含めると2万ちょっとか。
同人誌即売会だと1日スペース代凡そ7000円だから二日分に換算すると14000円。
ハムフェアのほうがまだ割高感がある。
しかし、個人レベルで出展出来るというのは進歩かもしれない。
出展者説明会が行われたのは国立オリンピック記念青少年総合センター。
案内が入った封筒を受け取り、会場でレクチャーを聴く。
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自分の「クラブCタイプミニ小間」は既に配置が決まっており、クラブ小間割り抽選は必要なし。
意外だったのは、今回新規に設けられたこのタイプに配置されたクラブが出展団体一覧表をざっと見た限りにおいては自分も含めて僅か4つしかなかったこと。
申請者がこれだけだったのかは定かでないが、もっと多くの「ミニ小間」が配置されると思っていたので拍子抜け。
それも個人ベースでミニ小間参加しているのは自分だけのようだ。
同人誌即売会と同様程度の約1m幅のスペースで頒布、公報する需要がハムフェアでは少ないのか?
それとも周知されていないだけなのか?
いずれにしろ、実際にハムフェアに出展して確かめるしかなさそうだ。
●8月24~25日/アマ無線フェスティバル「ハムフェア」(有明GYM-EX)
C-09「あびゅうきょ工房」スペース。
出展詳細は後日このブログで。
各局よろしくお願いいたします。
出展者説明会後、新宿で一旦下車。南口のベローチェで休憩。
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「PUTIKEEG ミニモールス信号キー‎MCT-06 Blue Key」導入

先日、新しい移動用ストレート電鍵を購入。
「PUTIKEEG ミニモールス信号キー‎MCT-06 Blue Key」
 商品寸法 (長さx幅x高さ)8 x 3.5 x 4.8 cm
価格は5980円。
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これまで移動先では30年以上ミズホのベビー電鍵のみを使っていた。最近は流石にガタがきて接点不良等も時折発生。
それでもこれに代わるコストパフォーマンスの良いミニ電鍵が見つかぬまま今日に至る。
しかし先日、SNS等でこの製品を見つけ、思わず購入。
まず、価格が安い。
電鍵は意外と高価で新品だと1万円以上が相場。
にも拘らず、これは5000円台。
アルミニウム合金製で造りもしっかりしていて重量感もある。
付属品は3、5mmステレオプラグケーブル。
プラ製のパッケージ付き。
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色はメタリックブルーとグリーン2種類。
3、5mmステレオプラグで接続出来るところがよい。
これまで所有の電鍵は2箇所電極が左右に分かれたタイプだったので、片側がワニグチクリップ仕様になっている特殊な3、5mmステレオプラグケーブルで無線機と接続が必要だった。
そのため使用中クリップが外れたり、接触不良起こしたり、絡まったり経年使用で断線したりと面倒が多かった。
更にこのタイプの電鍵ケーブルは扱っている店舗も少なく、やむなく修繕して使い続けるため断線部分をビニールテープで繋いだりと見栄えも悪かった。
電鍵側も無線機側同様に3、5mmステレオプラグで接続出来れば一般オーディオの汎用ケーブルが使用可能。たとえ断線しても100円ショップでもすぐ替えが入手出来る。
そういった意味でもこの新しいストレート電鍵はお買い得であった。

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ただ、バネが比較的固く、ミズホのベビー電鍵より握力を要し、まだ慣れていないのでコツを掴むまで時間が掛かりそう。
また重量もあるため、移動運用の機材質量も増えてしまう。
それを考慮しても、コストパフォーマンスの良いミニ電鍵であることは間違いない。


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カーボン製直接給電型釣り竿アンテナ導入テスト(2022年9月9日)

POTA移動運用始めてから1年半程度経った。
徒歩移動運用QRP5w以下でGAWANTクラスのアンテナだとアクティベーションのために10局以上交信というハードルはなかなか厳しいものがある。
平日、標高がない公園からQRVする場合は尚更だ。
V,UHF帯はRH-770ポイップアンテナだと近隣にしか飛ばず、交信出来るのは稀。移動局も見つからずお呼び掛けの機会も少ない。
HF40m辺りは平日でも賑やかだがGAWANT7アンテナでは相当コンディションがFBで耳の良い局に拾ってもらうしか交信の手立てがない。
CQを出しても応答はほぼ期待できない。
そこで抜本的にアンテナ改善を考えた。
選択したのは、最近注目を浴びている直接給電型釣り竿アンテナである。
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導電性のあるカーボンロッド釣り竿に直接給電する方式。
軽くて耐久性があり、伸縮出来るので徒歩移動運用でも使える。
この方式のアンテナを啓蒙したOMのサフィックスを取って「WWRアンテナ」とも呼称されるそうだ。
早速、直接給電型釣り竿アンテナを活用するOM諸氏の製作記事動画を参考に機材を集めた。

 

〇新たに導入した機材、製作素材
●オートアンテナチューナー
AH-705 IC-705用オートアンテナチューナー IC-705専用 
●直接給電カーボン釣り竿アンテナ
オルルド釣具 ノベルド スーパーロング 収納袋付き 全長:9m 仕舞:76cm 
●基台
キャプテンスタッグ CAPTAIN STAG 
UD10 [ポール&パラソル三脚スタンド ペグ付] 
●他製作アイテム
サンケーキコム 目玉クリップ 極大 MD-00 10個入  
BOMEI PACK 銅箔テープ 両面導電性 金属テープ 導電性 粘着テープ (25mmx25m)
アースケーブル (5m) 片側Y型圧着端子(AH-705とアンテナ接続用) 

 

AH-705はIC-705専用オートアンテナチューナー。
3万円前後するが、もともといずれは導入したいと思っていた品。これを機会に購入。
釣り竿アンテナ本体は長さ9mのカーボン製。6千円前後。
釣り竿アンテナを支える基台は既存のカメラ用三脚でもよかったのだが、雲台が邪魔で設置に手間取りそうなので細工する必要のない2000円程度のパラソル三脚スタンドを購入。
他、アンテナチューナーから釣り竿に給電するための目玉クリップ、ケーブル、釣り竿基部に貼る銅箔テープ等。
これらは100均やホームセンターでも売っている。

 

〇制作
まず、釣り竿の取っ手部分(一番下の段)はカーボン製ではなく導通していないという事なので、ここに両面導電性銅箔テープ(アルミテープでも可)を縦に2列貼っていく。上の端で折り返して2段目との導電を図るそうだ。
銅箔テープ部分を目玉クリップで挟み、ケーブルでオートアンテナチューナーに繋げばよい。
この辺りはOM諸氏の制作記事動画で予習したので意外と簡単に出来た(巻末参照)。

 

〇テスト運用
試験的に自宅の物干し台で組み立てて、運用してみた。
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釣り竿を延ばす前にパラソル三脚スタンドの中央の穴に設置。径も余裕があって問題ない。
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竿は細い先端部から順番に延ばしていく。
カーボンロッドはささくれている場合もあるので軍手を使ったほうが無難なようだ。
9mは流石に長い。
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しかし竿の自重が425gしかないため、非常に安定していて、風が強く吹かなければペグも必要ない。
AH-705のアンテナ端子に接続された目玉クリップを竿の基部に貼った銅箔テープの部分に挟み込む。
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AH-705とIC-705とはマニュアル通りにコントローラー部にφ3.5mmミニプラグ(三極)付きケーブル、アンテナ端子には同軸を繋げる。
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AH-705のアース端子に数mのカウンターポイズを接続すればこれで準備完了。
IC-705のファンクションスイッチを選択し、チューナーボタンを押すと自動的にチューニングが始まり、瞬時にアンテナとのマッチングが出来る。
各バンド試してみたが、うまくSWRが1.5以下に収まって何とか使えそうだ。
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早速7MHz帯CWモードQRP5WでQRVしてみる。
平日の夕方17時前なので果たしてどうか?
CQを出すと数分後、静岡市葵区の固定局から呼ばれる。
直接給電釣り竿アンテナ初交信だ。RST599/599で繋がる。
その後、3エリアと7エリアの局にお声掛け。すぐにピックアップして頂けた。
7エリア局はPOTA JA-1077移動局だった。
これはある程度戦力になりそうだ。
少なくともGAWANT7よりは飛んでいることは確かだし、3.5MHzでもマッチングが取れるのでQRV出来るバンドも増える。
ただ、当然ながらAH-705、竿、スタンド等移動時の荷物は増える。
専用リュックには当然収まらず、少なくとももう一つバッグが必要となる。
またケーブル類も増えて設置、撤収時の手間も加わるし、全長9mの竿は周囲から目立ってしまう。
とはいえ、この直接給電釣り竿アンテナは飛躍的な移動運用交信レベルアップが図れそうなのは間違いない。
効率の良いこちらからもサービス可能なPOTA移動運用も期待できる。
今後いろいろな場所で臨機応変に実践してみようと思う。

以下、参考にさせていただいた各OM諸氏の動画です。
TNX。
●アパマンハムの挑戦 ベランダ釣り竿アンテナ設置①(総長のテキトーライフSocho LIFE in the Moment)

 



●カーボン釣り竿アンテナ 移動運用で初めて使ってみたら、、こうなった。(総長のテキトーライフSocho LIFE in the Moment)

 



●遂にATU導入! AH-705 瞬速オートチューン Win Win Rod カーボンロッド直接給電アンテナ 河川敷 プチ移動運用 2022/03/28 アマチュア無線 VLOG 86(JA1BJT)

 



●カーボン釣竿直接給電アンテナでアパマンハムは海外DXの夢を見るか!?② 準備、加工、移動運用編(アマチュア無線でこんにちわっふる!JK3OTH きょうとGS150)

 

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移動運用その306/杉並区都立高井戸公園POTA/JA-1929(2022年4月30日)

4月下旬、新たにPOTA登録された杉並区の高井戸公園に移動運用。
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杉並区久我山付近神田川南西側に沿って位置する数年前に開園した新しい都立公園。
京王井の頭線富士見ヶ丘駅が最寄り。
この場所には以前からNHK富士見ヶ丘運動場、国立印刷局久我山運動場、王子製紙グラウンドという三つの広大な広場があった。
それを都市計画によって改めて整備し、都市公園としたという。
東京都建設局「高井戸公園の整備計画」答申によると、総面積は13.7ha。
昭和17年に防空緑地として当時の都市計画法に位置づけられ、昭和32年の東京都市計画における公園・緑地の再検討で種別運動公園として、都市計画決定された。 
そして2020年~2021年に掛けて北地区が開園。
現在、南地区も整備中とのこと。

 

〇久我山旧陸軍五式十五糎高射砲陣地について
現在、整備中の高井戸公園敷地内には太平洋戦争末期の1945年5月にB29迎撃用の旧陸軍五式十五糎高射砲が配備されていた。
久我山高射砲
当時としてはハイレベルの有効射高1万6千メートルを誇り、未確認だが1945年8月2日に久我山上空でB-29が2機撃墜されたという米軍記録がある。
この砲はドイツから供与されたウルツブルクレーダーで管制されたといわれる。
ドイツ・テレフンケン社から潜水艦で派遣されたハインリヒ・フォーデルス技師が日本無線三鷹工場敷地内に設けた多摩技術研究所分室でレーダー技術を日本人技師に指導し、量産化。その一号機が久我山の高射砲に実戦配備された。
これに関してはCQ出版社から以前発刊されていた「幻のレーダー・ウルツブルグ 」(津田 清一 著)に詳しく記されている。
絶版本らしいが何年か前のハムフェアーで購入して今でも手元にある。

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五式十五糎高射砲の陣地設置に関しては「旧陸軍高射砲第112連隊、第一大隊、第一中隊に装備され、昭和19年夏以降、数回にわたって杉並区久我山付近に陣地構築のための検分を行い、同年末頃、井の頭線富士見ヶ丘駅南西250mの神田上水を望む台地、台湾銀行などの運動場に陣地を選定した」とある。
(潮書房光人新社刊「丸」1994年4月号に掲載「世界最大級「五式」アンチエアガンの秘密」 / 佐山二郎著参照)。

砲が搬入されたのは昭和20年2月頃からで、もうそのころには陣地が完成していたと考えられる。
一方、ウィキペディアによると大阪陸軍造兵廠と日本製鋼所で各一門づつ完成した砲2門は共に東京の井の頭線久我山駅近く、現在の印刷局久我山運動場・野球A面のライト線あたり、東京都杉並区久我山2-18-18に配備されたとある。
しかし、ツイッターのまとめサイト「久我山の五式十五糎高射砲とウルツブルグに関するまとめ」や戦史同人誌「久我山の十五糎高射砲」(野崎健次、国本康文著)等によるとこの砲の陣地は砲塔写真の背景に映り込んだ建物の位置から王子製紙グラウンドの南西側NHK富士見ヶ丘運動場との境辺りに存在していたと推定している。
そこで国土地理院の航空写真から五式十五糎高射砲の陣地跡を探してみることにした。

 

〇1945年1月6日の久我山上空航空写真
まだ砲が設置される前の航空写真。
既に陣地づくりは始まっていると考えられるが、ウィキペディアの位置情報やツイッターの「久我山の五式十五糎高射砲とウルツブルグに関するまとめ」に記された陣地推定場所(「五式十五糎高射砲サイト」と記している箇所)を頼りに探ってみるが推定される場所には一見それらしき構築物は確認出来ない。

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しかし、拡大してコントラストを上げていくと「久我山の五式十五糎高射砲とウルツブルグに関するまとめ」に記された陣地推定場所に何やら円形の掘削溝か構築物があるように覗える。
元画像の解像度がさほど高くないのでこれ以上拡大してもぼやけてしまうのだが、どうやらここが五式十五糎高射砲陣地だった可能性が高い。
更にその南側、のちのNHK富士見ヶ丘運動場の場所にも円形の構築物が覗え、これも気になる。
この部分はかなり後まで残っていた。
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出典:国土地理院ウェブサイト画像を元にJH1EAF作成。
整理番号/95D4 コース番号C1 写真番号8
撮影年月日1945/01/06(昭20) 撮影地域新宿・調布
撮影計画機関陸軍 市区町村名杉並区】

〇1948年3月29日の久我山上空航空写真
戦後3年経った久我山付近。
「五式十五糎高射砲サイト」には克明に陣地跡らしき構築物が残されている。
既に砲塔含めた主要機材は撤去されているようだ。
砲身は一門が米軍に接収されたが、輸送中に時化で放棄され、もう一門はスクラップにされたという。
一方ウィキペディアで示された陣地とされる印刷局久我山運動場・野球A面のライト線あたりにはこの時点でもそれらしきものは写っていない。
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USA-M871-15ab
出典:国土地理院ウェブサイト画像を元にJH1EAF作成。
整理番号 /USA コース番号/M871 写真番号 /15
撮影年月日/1948/03/29(昭23) 撮影地域/東京西北部
撮影高度(m)/1524 撮影計画機関/米軍
市区町村名/杉並区】

半年前の1947年9月の航空写真にも陣地跡が写っている。夏なので草木に覆われている様子。
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出典:国土地理院ウェブサイト画像を元にJH1EAF作成。
整理番号/USA コース番号/M451 写真番号/19
撮影年月日/1947/09/08(昭22) 撮影地域/東京西北部 撮影高度(m)/1524
撮影計画機関/米軍 市区町村名/杉並区】

〇1956年3月10日の久我山上空航空写真
戦後11年経った久我山付近。
この頃にはもうNHK富士見ヶ丘運動場、国立印刷局久我山運動場、王子製紙グラウンドが整備され、陣地は跡形もない。
ただ、NHK運動場にある円形の構築物は戦前の航空写真からずっと残っており、興味深い。
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出典:国土地理院ウェブサイト画像を元にJH1EAF作成。
整理番号/USA コース番号/M324 写真番号/296
撮影年月日/1956/03/10(昭31) 撮影地域/東京西北部 撮影高度(m)/3048
撮影計画機関/米軍 市区町村名/杉並区

国立印刷局久我山運動場図面
因みにウィキペディアで示されている「久我山運動場・野球A面のライト線あたり」を推定するための資料。野球グラウンドA面がどの位置なのか、この図面で解る。
久我山印刷局グラウンド
国立印刷局 庁舎及び工場等の図面・写真より引用】

〇1971年4月30日の久我山上空航空写真
神田川北東側に京王線の車両基地が新たに出来ている以外はあまり変化なし。
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出典:国土地理院ウェブサイト画像を元にJH1EAF作成。
整理番号/MKT711X コース番号C6B 写真番号9
撮影年月日1971/04/30(昭46) 撮影地域東京西北部 撮影高度(m)3100
撮影計画機関国土地理院 市区町村名杉並区】

〇2017年5月30日の久我山上空航空写真
都市計画で3つの広場が高井戸公園として整備開始された頃の写真。
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出典:国土地理院ウェブサイト画像を元にJH1EAF作成。
整理番号/ CKT20176 コース番号C39 写真番号10
撮影年月日2017/05/30(平29) 撮影地域東京 撮影高度(m)2209
撮影計画機関国土地理院 市区町村名杉並区】

 

〇移動運用当日
4月30日、14時過ぎに最寄り富士見ヶ丘駅到着。
この日はほぼ快晴。
神田川沿いに上って京王線車両基地ゲート前の橋を左折すると程なく高井戸公園入口。
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まだ北側しか開園していないが、広大な芝地が広がる。
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凧を揚げている親子も。
なだらかに盛り上がった芝地の奥、ウィキペディアで示された15cm高射砲陣地とされる印刷局久我山運動場・野球A面のライト線辺りで15時前より移動運用開始。
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南には高井戸清掃工場の煙突が望めるが、思ったほど眺望はなく、U、VHF帯の電波は飛びそうにない。
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15時半過ぎにGAWANT18MHz帯5WQRP、CWモードでJD1の局をお呼び掛けししたら繋がった。
他、40m、6m、430CWで移動局にお呼び掛けするが16時台回っても4局しか交信出来ない。
17時からセルフスポット、ツイッター告知してRH-770を使い430FMでCQを出すも空振りが続く。
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ツイッターで東村山市から応答頂いていた局長さんから連絡。
QRMがあるとのことで周波数を変えて何とかQSO.
送受信ともロケーション的に芳しくなかった。
それでも新宿の高層ホテルに移動されている局と2バンドQSOしたりと18時前までに何とかPOTAアクティベーションの10局交信に達する。
因みに本日は自分がデザインしたステーションエンブレムワッペンを愛用している英軍迷彩ジャケットに装着してみた。
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各局様交信ありがとうございました。
この日は晴れてはいたが風が強く、寒いほど。
また、近くでサッカーに興じる人達が居てたまにボールが飛び込みかけて落ち着けなかった。
遮るものがない広い芝地での移動運用は気持ちがよいが、ボール遊びする若者や親子連れも居るので公園の端のほうが無難かもしれない。
18時を回った所で撤収。
夕景が綺麗。
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77年前、成層圏を飛ぶB-29を狙って巨大な高射砲が火を噴いていたのを想像すると感慨深い。
実際、その高射砲陣地があったと推定される場所にも行ってみる。
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まだ工事中の元NHKグラウンドとの境辺りだ。
当然、陣地の面影など皆無。何一つ痕跡すら見当たらず。
再び、公園の芝地を通って神田川沿いに富士見ヶ丘駅に戻る。
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POTAを始めて、それぞれの公園の足跡を辿る事も多くなった。
その多くが80年近く前の戦争に由来し、旧軍や占領軍によって管理されてきた事に気が付かされる。
【参考文献/「幻のレーダー・ウルツブルグ 」津田 清一 著(CQ出版社)
「世界最大級「五式」アンチエアガンの秘密」佐山二郎著(潮書房光人新社刊「丸」1994年4月号掲載 )
ツイッターのまとめサイト「久我山の五式十五糎高射砲とウルツブルグに関するまとめ」
戦史同人誌「久我山の十五糎高射砲」(野崎健次、国本康文著)】

交信データ
移動地/
東京都杉並区都立高井戸公園JCC#100115(POTA/JA-1929)標高49.6m

交信日時/2022年4月30日
交信時間/1459~1752JST
周波数/7・18・50・144・430MHz/CW・FM・SSB 
天候/晴れ
無線機/IC-705・VX-3
アンテナ/RH-770
GAWANT・GAWANT7・ミズホPAN-62
出力/0.5~5W
延べ交信局数/10
7MHz1(CW1)・18MHz1(CW1)・50MHz1(CW1)・144MHz1(FM1)・430MHz6(CW1/FM5)
交信相手所在地/
東京都(新宿区×2、杉並区、港区、八王子市、東村山市、武蔵野市、小笠原村)
長野県(安曇野市
未確認1
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POTA_JA-1929

 

 

 

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「祝 IC-705販売1周年記念 QSOパーティ」と「駅キャラ図鑑スタンプラリー」連動移動運用(2021年7月3日)

7月1日より5日までJARL QRP Clubが主催するIC-705ユーザーを対象にした「祝 IC-705販売1周年記念 QSOパーティ」が開催。
要綱によると「QRP運用を想定し開発されたIC-705の販売1周年とメーカーへの敬意を表してIC-705を活用しQRP運用の実用性を認識する」ことを目的としたQSOパーティーだそうだ。
IC-705ユーザーで出力5w以下が参加条件。
但し、交信相手の機種や出力は問わない。
また期間中、一般QSOや別のコンテストでの交信でも可能。
QSO数の合計が20局以上の局を対象に参加賞(アイコムのボールペン)を進呈。
また、参加賞対象者の中から抽選で副賞(アイコムCAP、アイコム電波時計など)を進呈。
詳しくはJARL QRP CLUB「祝 IC-705販売1周年記念 QSOパーティ」規約(PDF形式)参照

早速、自分も参加することに決め、既存イラストよりIC-705QSOパーティー仕様カードを製作。
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IC-705QSL20210701
更に週末はこのQSOパーティーとJRのスタンプラリーを連動させ、「QSOパーティー駅前QRV」として運用する企画を立てる。
ちょうど開催期間が重なっているのはJR東日本上野、池袋エリアで行われる「駅キャラ図鑑スタンプラリー」(7月4日まで)。
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JR赤羽駅・池袋駅・上野駅・王子駅・巣鴨駅・田端駅・日暮里駅・東十条駅・尾久駅の9駅が対象。
それぞれの駅に駅キャラクターのスタンプが備えられている。
このスタンプラリーとIC-705QSOパーティーを連動させて、記念QSLカードにラリー用駅スタンプを捺せばモチベーションも上がるだろうと考えた。
しかし、週末の天気は今一つ。
屋外だと雨に降られては移動運用は難しい。
ポータブル機IC-705では尚更。
対象駅近くで雨を凌げる公園等がないかと調べると、JR王子駅脇の飛鳥山公園に付属するエリアに東屋があることを確認。
土曜日はここに移動運用することに決める。
当日現地に着いたのは14時過ぎ。
幸い雨は上がって曇り空。
東屋がある場所は飛鳥山公園に隣接する渋沢栄一記念館敷地内。
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建屋施設以外は入場無料で自由に出入り出来るが、時間は16時半まで。
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古墳もあってなかなか興味深いエリアだったが、観光客も多く、時間も限られているので移動運用するには落ち着けない。
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薄日も射して来たので、取り敢えず雨の心配もなくなり、東屋に拘る必要もなくなったので結局、飛鳥山公園側で運用することに。
15時前より5w以下QRPで運用開始。
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特にEsも出ておらず、このロケーションだとV、UHF地表波QRPでは飛ばず。
6mは移動局も見つからず、CQ出しても空振りばかり。
2mでサンシャイン60移動局などお呼び掛け。
15時50分過ぎにアンテナをGAWANTに変えて21MHz帯CWモードで4エリアの局と1局交信。
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再び6mでCQ出すも応答なし。
ここまでトータル3局のみ。やはりこの場所では局数稼げない。
ツイッターのフォロワーさんからもCQ全く聞こえないとのツイート。
16時過ぎに公園撤収。
王子駅北側にある「北とぴあ」展望室に場所を移す。
梅雨空でスカイツリーのてっぺんが雲に隠れていた。
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人が多い南側を避けて空いていた東側展望ロビーに移る。
こちらからは荒川方面が望める。
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IC-705を専用リュックに入れたまま、RH-770アンテナを直付けして430MHz帯に0、5WでQRV。
18時50分頃までに城東、千葉方面中心に10局と交信。
飛鳥山公園と合わせ、延べ13局。
TNX QSO。
「北とぴあ」撤収後、JR王子駅で他のラリー参加者がいない時間帯を見計らって駅キャラスタンプをQSLカード用紙に交信分捺印。
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天候やロケーションの関係で結局、王子駅周辺のみの運用で終わる。
IC-705QSOパーティーは6mDUNコンテスト交信分でも成立するので何とか20局はクリア出来た。
今後もIC-705関連イベントには期待したい。

交信データ
移動地/東京都北区飛鳥山公園・「北とぴあ」17階展望ロビー(駅前QRV)
交信日時/2021年7月3日
運用時間/1456~1841JST
周波数/21・50・144・430MHz/CW・SSB・FM
天候/曇り

無線機/IC-705・VX-3
アンテナ/RH-770・ミズホPAN-62・GAWANT
・SRH805S
出力/0.5~5W
延べ交信局数/13
21MHz1(CW1)、144MHz2(SSB2)、430MHz10(CW1、FM9)
交信相手所在地/
東京都6(江戸川区、豊島区、北区×2、足立区、葛飾区)
千葉県4(市川市×2、柏市、船橋市)
埼玉県1(越谷市)
広島県1(竹原市)

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「VHF 帯電波観測によるスポラディック E のモニタリング観測 - アクティブデータアーカイブ」でEsの正体を探る(2021年6月19日)

今シーズンのEs伝搬状況は自分がワッチしている範囲に限っての印象としては低調で、6月上旬まではあまり大きなオープンに遭遇することはなかった。
しかし、6月13日からは5日連続で比較的強力で長時間のEs伝搬を観測することが出来た。

スポラディックEsは春から夏ごろにかけて、主に昼間に上空約100km付近に局地的に突発的(スポラディック)に発生する特殊な電離層。
Eスポの電子密度が極度に高い場合は、F層でも反射できないVHF(Very High Frequency)帯の電波をも反射するという特殊な性質がある。(ウィキペディアより引用)
また、なぜか日本の上空付近でのEs発生率が高いという観測記録もある。
Esに関してはまだまだ謎が多い。
ISSから見た地球大気画像を見ると薄っすらと層がかかった部分を垣間見れる。

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(出典:NASA Image and Video Library )

ここが上空100Km位としたらこの層を構成している物質が何らかのEs層成因に関与しているのかもしれない。

自分は国内民放FM開局ラッシュが始まる1987年頃から自宅の屋根にFMアンテナを建てて遠距離受信を嗜み始め、毎年Es伝搬記録も付け始めた。
HPにも「年度別Es伝播受信記録」「1987年~2003年における17年間のEs伝播データ自己解析」を載せてEs伝搬に関する自己流の考察レポートを記したりした。
また、以前所属していた「関東DXサークル」機関誌「CALL SIGN」にもEs関連レポートを投稿。
一例としての1992年7月号掲載の「Es一考察『風と太陽と流星』」のJPG画像をUPしておく(当時の原稿は手書きしかなく、改めてテキスト化する手間省略のため機関紙に載ったページをそのまま転写)。
Es199204aaa Es199204baa

(出典:「関東DXサークル」機関誌「CALL SIGN」1992年7月号)

近年はEs伝搬考察のアクティビティーが低くなってしまい、久しくレポートも記していなかったが今回は直近の受信記録や新しいEs研究サイトからの引用等を活用し、久々にEs伝搬一考察忘備録として書き留めておく。

〇Es層の発生傾向
「年度別Es伝播受信記録」「1987年~2003年における17年間のEs伝播データ自己解析」 にも載せているが一般に言われているようにお昼前の10~12時、そして夕方から夜に掛けての16~18時の時間帯にピークがある。
これはEsの発生する高度100Kmの風の動きや磁力線の日変化に連動していると思われる。
また、大凡シーズン中に三つの大きなピークがあって、これは太陽の自転周期にシンクロしている可能性も高い。
Es層は夏至中心にピークがあるので、太陽の影響を大きく受けていると思われる。
但し、黒点の11年サイクルとの相関関係はあまりはっきりしない。
経験則からEs伝搬にも様々なパターンがあり、あくまで個人的な観察記録ではあるが以下のカテゴリーに分類している。

●南方(強力)型
長時間に渡って沖縄、石垣島方面(距離1000Km~2000Km)がオープン。ステレオで長時間安定した受信が可能。シーズン中には最も多く観測される。シグナルが強い場合は「強力型」と呼称する。また、九州、四国、山陰、山陽地方が伴って入感する場合もこのタイプに含める場合あり。

●北上(強力)型
朝のうち沖縄地方が入り、F/outした後30分~2時間位で九州南部、北部、山陰、山陽、四国地方と入感し、韓国へ至る。時として北海道まで至る時がある。シグナルが強い場合は「強力型」と呼称する。

●南下型
朝のうち韓国、北九州が入り、F/outした後、沖縄地方が入感してくる。

●北方(強力)型
北海道、及び極東ロシア、華北方面が長時間入感してくる。頻度は南方に比べ低い。シグナルが強い場合は「強力型」と呼称する。

●南北同時型
距離1000km以上の距離で南北同時に開ける。頻度低い。

●全面強力型(近距離Es)
距離1000kmより近い局が全方面から一度に強力に入感。頻度低い。
(JH1EAF「年度別Es伝播受信記録」から引用)

また昼間に強力なEsが発生した際、夜遅くまで安定的な伝搬が続く場合がある。
ウェキペディアによると、これはE層で「FAI(Field-aligned Irregularities)」と呼ばれる電離層構造が要因と考えられる。
FAIとは、Es層内プラズマ中の不安定な構造が地磁気の磁力線に沿った鉛直方向に対して電子密度が高くなる濃淡構造をいう。FAIは磁力線に直行の方向から入射する電波を強く後方散乱し、夏の夜半前にしばしば現れるといわれている。


〇Esの成因
〇「キングソロモンの法則」説
Esの成因については昔から様々な研究が成されている。
かつてはアマチュア無線家が「キングソロモンの法則」(発案者JA1KS氏のサフィックスを捩った名称)として「日本列島を温暖前線が縦断した時、かつ雲が垂れ込めていると発生しやすい」という研究が有名。
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(出典:八重洲無線発行ハムジャーナルNO.17/昭和51年12月20日発行)
(参照サイト/https://blog.goo.ne.jp/49contest/e/d97989f6b0ac6c14f98e0f6c0cffb97a)
但しこれはあくまで上空10km以下の対流圏での現象で、上空遥か100kmに発生するEsとの直接的な因果関係はなさそうと考えられた。
Esのピークは梅雨時であるから梅雨前線が日本列島を縦断している日は珍しくはない。
ただ、自分の経験則で言うと、雷雨時に強力なEs伝搬に遭遇することがよくあるので対流圏での気象現象がEs層発生に全く関与していないと言い切るのは疑問とも思っていた。
実際、今回の6月13~17日のEs伝搬オープンも連日雷鳴が轟いていた。
これに関しては後述する「大気重力波」で説明がつくかもしれない。

〇流星成因説
VHF波すら反射するEs層であるからかなり高密度の電気を帯びた金属イオンが上空100Kmに滞留しなければならぬ。
ではその金属イオンがどこから供給されているのかと考えると恐らく流星ではなかろうかと。
流星もちょうどEs層と同じ上空100Km辺りで大気との摩擦で蒸発するというから可能性は高い。
「Es一考察『風と太陽と流星』」でも記したがEsシーズンにはいくつかの流星群があり、時差を置いて強いEsが観測されることもあった。
ただ、なぜこの夏至を中心にしたシーズンにEsが集中するのかについては、単に流星だけでは説明が付かない。

〇「ウインドシアー理論」説
最近の研究では「ウインドシアー理論」がEs層成因の最有力説。
これは上空100Km付近の東西風の速度が高さによって変化する時、電気を帯びたイオンが特定の高度に集積されるという説。
前述した流星が齎した金属イオンがこのシーズン特有の高度の違う風の向きや速さによって集積し、太陽の影響で何らかの作用で活性化してVHF波を反射するまでに至るのではなかろうかと。
ただ、ウインドシアー理論だけでは説明がつかないEs層もあると聞くので万時解決という訳でもなさそうだ。

〇「大気重力波」説
大気重力波にも影響されている説もある。
大気重力波とは、比較的短いスケールの大気振動を指すそうだ。
「大気のてっぺん50のなぜ」サイトの解説によると積乱雲が発達する時、その上空の大気は持ち上げられる。その大気は圧力が下がって膨張し、気温が下がり、周りの大気より重くなって落ちていく。落ちた大気は周りの圧力が上がるため縮んで温度が下がって軽くなり、また上昇するという振動を繰り返す。
簡単に起こる振動なので高層大気内にはこの振動で満ちているという。
積乱雲発達などの対流圏で起きる大気重力波は更に高い高度まで伝搬し、空気が薄い中間圏ではその影響力は無視出来ない程のポテンシャルになる。
上空90km位で大気重力波は壊れて熱や力を放出。その時、中間圏の風系を変えてしまう程の影響を与える。
参考文献/「大気のてっぺん50のなぜ」https://www.isee.nagoya-u.ac.jp/50naze/taiki/10.html)
ちょうどその辺りはEs層が発生する高度。
これが上空100Kmあたりに金属イオンを集積させる原因になっているとしたら、雷雨時にEsが発生する説も強ち的外れではなさそうだ。
「キングソロモンの法則」も梅雨時の集中豪雨の際、梅雨前線に発達する積乱雲によって発生した大気重力波が遥か上空100kmの超高層大気層に影響し、Es層生成に寄与しているとしたら、これもEs発生要因の目安として間違っているとは言えまい。

恐らく、どの説も様々な多角的視点から見た相違があるだけでEs層成因としては間違っていないのだろう。
成因は朧げに分かったとして、では果たしてEsは実際にどのようなカタチでどんな動きをするのだろう。

〇Esの発生とその正体を知る
15年位前まではアナログ地上波テレビLOWチャンネルの異常伝搬テロップをEs発生の目安にしてきたが、今日では、NICT(国立研究開発法人 情報通信研究機構)のionospheric-signalサイトが便利。
日本の4か所の観測地点から得られたデータより電離層概況をリアルタイムで知ることが出来る。
見かけ高度120km以下で臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層が発生するとその地域が赤く記されて明瞭だ。
しかし、あくまで「点」としてのEsデータであり、高い数値が示されていても実際はEs伝搬が観測されなかったり、その逆もあった。
また2次元的にEs層がどんな状況で生成されているかは判らない。

〇Es層を2次元視覚化する「VHF 帯電波観測によるスポラディック E のモニタリング観測 - アクティブデータアーカイブ」
ところで先日、ネットでEs関連記事を検索していると興味深いサイトを見つけた。
それが「VHF 帯電波観測によるスポラディック E のモニタリング観測 - アクティブデータアーカイブ」
これは電気通信大学,電子航法研究所,情報通信研究機構の 3 機関の共同で実施されているEs観測プロジェクト。
サイトの概要を要約すると「FM放送帯や航空航法無線帯におけるEs異常伝搬を観測の目的とし、日本国内6か所(サロベツ、大洗、菅平、調布、呉、沖縄恩納)において2019年より航空航法用VHF通信(VORなど)を定常観測し、準リアルタイムにてデータを表示するシステムを構築」しているとのこと。
そしてGPS受信機から取得された電離圏全指数(GPS-TEC)から上空100KmのEs層を可視化しているらしい。
詳細は(http://gwave.cei.uec.ac.jp/~vor/contents/roti.pdf)
どういう仕組みなのかは難しくて解らないが、要するにこれまでは推測するしかなかったEs層の現在位置や分布場所、形状、移動方向が2次元映像として手に取るように見ることが出来るということ。
これは実に画期的なサイトだ。

トップページにあるスペクトル画像の特定の時刻をクリックすると,その時間を含む 1 時間分の Es層2次元分布データが見られ、更に1 日分の ムービーもダウンロード可能。
下の図は2021年6月17日の1200JST台のEs層画像。5分毎ごとの2次元画像になって表示される。
暖色系ほど強いEs層の存在を表記しており、直感的にEsをイメージすることが可能。

20210617030000
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(出典:VHF 帯電波観測によるスポラディック E のモニタリング観測 - アクティブデータアーカイブhttp://gwave.cei.uec.ac.jp/cgi-bin/vor/vhf_jpn.cgi)


またNICTの日本の4か所の観測地点から得られた臨界周波数データもシンプルな表でまとめられて、一日のEs発生状況を直感的に見ることが出来る(稚内W、国分寺K、山川Y、沖縄O)。
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(出典:VHF 帯電波観測によるスポラディック E のモニタリング観測 - アクティブデータアーカイブhttp://gwave.cei.uec.ac.jp/cgi-bin/vor/vhf_jpn.cgi)

これまでは想像するしかなかったEs層の正体がいよいよ準リアルタイムで見ることが出来る時代となった。
今後はこのデータも活用し、自分が受信したEs伝搬状況と照らし合わせてアマチュアならではの考察をしていきたい。

(GPS-TEC ROTIデータ出典:https://kaken.nii.ac.jp(KAKEN:科学研究費助成事業データベース/VHF 帯電波観測によるスポラディック E のモニタリング観測 - アクティブデータアーカイブhttp://gwave.cei.uec.ac.jp/cgi-bin/vor/vhf_jpn.cgi)

(引用は出典元の科学研究助成事業サイトの利用規定にある「文部科学省ウェブサイト利用規約)【https://www.mext.go.jp/b_menu/1351168.htm】に準拠)

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IC-705周辺アイテム追加(2020年7月8日)

専用のマルチバックLC-192の容量不足を鑑みて、従来の大型リュックでもIC-705を安全に搬送出来るアイテムを探してみた。
他のユーザーの方も試されているように、ミニ三脚は必須アイテムのようだ。
自分もカメラ量販店にて2000円台の「Fotopro 卓上ミニ三脚 SY-310」 という製品を新たに購入。IC-705に装着してみると心地よくフィットする。
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角度も簡単に変えられるし、タッチパネルを操作してもぶれる事もなく非常に良い。
アイコムもアンテナを標準装備しなかった分、代わりにミニ三脚を付けてもよかったような。
さて、これらを持ち運ぶ容器としてカメラバッグを量販店で諸々物色。
あまりサイズに余裕がないとLC-192の二の舞なので、少々大きめのカメラバッグを探す。
それで見つけたのが コールマン カメラインナーバッグMサイズVCO-8744。
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内寸はW240×H180×D100.
IC-705が上向きにすっぽり入り、奥行きは2倍以上ある。やや大きすぎる感があるが、マイクを装着したままミニ三脚も含めて収納出来る。防水処理もあり。
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液晶部分はマジックテープで固定可能な中仕切りのクッションを敷いて保護可能。
IC-705には念のためプチプチの緩衝材を巻く。
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横幅も若干余裕があるが中仕切りを利用してサイズ調整可能。
余ったスペースに予備電池も入れられそうだ。
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収納してみると中で動くこともなくフィット。
これを普段移動に使っている大型リュックに入れてみると巧く収まってくれた。
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荷物が多いハイキングやキャンプを伴う移動運用にはこちらのアイテムで行けそうだ。
一方、軽装の場合は専用のマルチバックLC-192で十分だろう。
アンテナ同軸コネクターやCWジャックの形状を改めてL型に統一。
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また、本体を固定するネジが奥まで入らなかったのはやはり留め金の不良だったようで、改めて代用できる雲台ネジに交換するとしっかり固定出来た。
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電鍵ケーブルはマルチバックサイドのスリットから入れられる。
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アンテナもL型コネクターを挟んだおかげで窮屈感も解消。
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クリップ基台を介してストレスなくアンテナ交換出来る。
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これでLC-192使用感もかなり改善された。
あとはやはり運用中の液晶部分の保護をどうするか。
フィールドではいくら注意を払っても何かにぶつけることは必至。
これまで使ってきたFT690Mk2やFT-817もソフトケースに入っているにも拘らずいくつか傷がある。
ましてこれだけ液晶部分が大きいIC-705だとちょっとしたことで致命的な損傷になってしまう。
操作時以外は常に液晶を保護できるカバーが欲しいところだ。
未だ局免変更が完了していないのでIC-705での移動運用はまだお預けだが、その準備は着々と進んできた。
諸々手間や費用もかかるが、これも新しい無線機を楽しむための一環と考えればよいかもしれない。
余談だがやっとIC-705購入記念品の煎餅を開封。
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賞味期限は9月なのでまだ問題ない。缶もレアアイテム。

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