ハムフェア2019参加記(2019年8月31日~9月1日)
今年も8月31日~9月1の二日間、東京江東区東京ビッグサイトにて開催された「ハムフェア」にクラブ出展参加。
昨年、一昨年に引き続き、旧KDXC時代(当クラブ機関誌『CALL SIGN』の表紙イラストを担当)からお世話になっている『秋葉原BCLクラブ』(C-059)主宰BCLDXer関山OMの御厚意により同スペース内にて、無線、BCL関連のイラスト・コミック同人誌を頒布させて頂いた。
詳細は今回もhamlife.jp様のサイトで御紹介していただくことが出来た。
https://www.hamlife.jp/2019/08/19/hamfair2019-abyu/
昨年に引き続き、ハムフェアー仕様のQSLカードを製作し、144/430FMハンディーにて現地運用も実施した。
今回はデザインを2種類用意。
8月31日
本年度の会場は東京ビッグサイト南3、4ホール。
来年、東京オリンピックのために東館が使用できないため、新たに建てられたホール。
りんかい線の駅から離れており、結構な距離を歩く。
クラブスペースには午前9時半頃到着。
10時の開場前よりVX-3にて430FM中心に記念運用を開始する。
開場後、どっと人波が押し寄せる。ハムフェアでは最も人が多い時間帯。
同人誌頒布と移動運用、接客、カード発行をすべて一人で担当したため、慣れるまでが大変。
去年ほど430FMの相互変調、混信は酷くなく、比較的順調にQRV出来た。
出力も100mWに絞る運用に努める。
14時台に1時間ほど店番を他の方にお願いして、会場を観て廻る。
今回も新しいQSLカードをオノウエ印刷に発注。例によって「Radio LOG」も購入。
QSLカードデザインでお世話になっているA4マニアックスの代表岩田OMにも諸々の件でご挨拶の後、更に会場を徘徊。
初日はいつものことながら盛況だ。
特に今回は開催前から噂されていたアイコムの新しいポータブル機「IC-705」に注目が集まり、ブースの前はすごい人。
IC-705に関しては後述。
アイコムは昨年もデジタル小電力コミュニティー無線トランシーバー「IC-DRC1」を発表しており、フィールド運用重視のようで自分の無線嗜好とベクトルが近い。
また、アルインコでも、そのデジタル小電力コミュニティー無線対応のハンディー「DJ-PV1D」を参考出品しており、興味深い。
昨年のハムフェアで注目したのにも拘わらず、未だ自分が「IC-DRC1」を導入していない理由として、ネット等のレビューを見る限りにおいては、思ったほど交信エリアは広くなく、位置情報の扱いも難しいためか、あまりユーザー数も増えず、交信相手を探すのにも一苦労らしいという事情もある。
販売店でもあまり扱っておらず、購買意欲をそそる宣伝もされていない事も購入に至らない理由のひとつ。
このアルインコの新製品が何とかデジタル小電力コミュニティー無線の普及拡大に繋がることを期待したい。
他、AORのブースではフランス軍仕様の無線機収納ジャケットがなかなか興味深い。
ケンウッドと八重洲無線は特に自分の無線スタイルに触れる新製品等は見つけられず。
FT-818も地味に展示。
ここ数年、貰えたヤエスのキャップ。残念ながら今年は「WIRES-Xの基地局を運営しているノードオーナー、WDXCに登録しているユーザーのいずれかに該当する」ユーザーに限られて配布されていたのでGETならず。
1時間ほどで自分のブースに戻り、430FMで記念運用再開。
多くの方にお繋ぎ頂き、16時過ぎまでに延べ50局とQSOして頂いた。
ハムフェア1日目終了後、新橋にて「秋葉原BCLクラブ」の打ち上げに参加。
僭越ながら乾杯の音頭を取らせて頂く。
9月1日
昨日よりも気温が上がって残暑がきつい。
しかし、南館は冷房が効いているので楽。
ハムフェア二日目は、例年通り初日に比べ来場者数は落ち着く。
昨日に引き続き、同人誌頒布と移動運用に勤しむ。
13時より、サテライトスタジオでFM西東京「QRL」の公開録音放送があるというので見学。
高尾JARL会長がゲスト。
収録後、スタジオ前で番組DJと記念撮影会。
その後昨日、見て回れなかった場所も徘徊。
CQ出版社ブースでは1球式再生受信機キットRR-49の販売と参考出品の単球7MHzQRP送信機が展示されていた。
7030KHzの水晶発振子付属で周波数固定のようだが、これも興味深い。
真空管式のCW無線機はロマンである。
戦前から1950年代前後の映画やアニメの世界で描かれていた無線シーンを実践出来るのだ。
キットというハードルはあるが、自分の無線嗜好の琴線に触れる。
売り場のお姉さんも初心者ながら作れたと言っていたのでそんなに高度な技術は必要なさそう。
今回のハムフェアの目玉がIC-705であることに異論はないが、自分としてはこのRR-49とTX-49も捨てがたい魅力だ。
また「電波新聞社」ブースでは、1970年代のBCLブームの火付け役にもなった『BCLマニュアル』が令和版として復刊。先行発売分があっという間に完売とか。
自分も1冊何とか入手することが出来た。
14時にはブースに戻り、記念運用再開。430FMに加え、144FMにもQRV.
また昨日は交信できなかった特定小電力無線で2局ほどQSO.内1局はアイボール頂いた。
この日は16時過ぎまでにアマチュア、特定小電力含め、延べ26局とお繋ぎ頂いた。
15時台にはhamlife.jpのスタッフOM様や昔から馴染みのあったCFMDJさんがブースに訪れて頂き、暫しお話を伺う。
あっという間にハムフェア二日目も終了。
「秋葉原BCLクラブ」ブースは閉会30分前の15時半に撤収。
最後に恒例のコンパニオン様撮影。
AORのコンパニオンがCAテイストだったのは展示がエアバンドレシーバーがメインだったからか?
閉会前にアナウンスがあり、来場者数は二日間開催になって最高の4万2千人に達したとか。
アマチュア局数は減っても中核となる熱心な愛好家は健在ということだろうか。
さて、例年なら来年開催予定日が記されているはずのメインゲートの裏。今回はそれがない。
2020年はオリンピックでビッグサイトが使えず、来年のハムフェア開催は未定らしい。
これも閉会アナウンスによれば来年の開催については、場所や時期を変更して検討中らしい。
なんとか2020年もハムフェアが開催できることを望みたい。
帰り際に西館屋上にて、少しだけ430FMでQRVし、2局ほどお繋ぎ頂く。
トータル2日間で延べ78局と交信頂いた。
ハムフェア2019も無事終了。
『秋葉原BCLクラブ』ブースにて頒布同人誌を手にとって頂き、また交信頂いた各局様にこの場を借りて御礼申し上げる。
また、改めて『秋葉原BCLクラブ』主宰BCLDXer関山OMとクラブ有志の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げる。
ハムフェアー2019お疲れ様でした。
帰宅後、『BCLマニュアル』の1976年版と並べて撮影。この間43年の歳月を考えると感慨深い。
ch | 時間JST | 局名 | 移動地 | 距離km | メリット | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
江東区東京ビッグサイト会場内 |
<1 |
9月1日 |
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江東区東京ビッグサイト会場内 |
<1 |
9月1日・アイボール |
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交信データ
移動地/東京都江東区東京ビッグサイト南館ハムフェア会場及びその周辺
交信日時/2019年8月31~9月1日
交信時間/31日:0943~1602JST・1日:0930~1627JST
周波数/144MHz帯FM・430MHz帯FM・特定小電力無線422MHz帯
天候/31日:曇り時々晴れ・1日:晴れ
無線機/スタンダードVX-3 ユニデンSLT001
アンテナ/付属ヘリカル
出力/0.1~1W(特定小電力無線/10mW)
交信局数/78(特小含む)
144MHz8局(FM)、430MHz68局(FM)、特定小電力無線2
地域別/東京都78(江東区東京ビッグサイト78)
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