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2024年8月

八重洲オールバンドポータブル機「FTX-1F」雑感

ハムフェア2024にて八重洲のブースから吃驚する新機種が発表された。
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FT-817/818シリーズの後継機種と思われるオールバンドポータブル機が遂に登場。
型番は「FTX-1F」。
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前日海外サイトから初めてリークされ、フェイクかとも疑われたが現実だった。
当日配られたパンフレットや「hamlife.jp」等のサイト情報によると仕様は以下の通り。

●SDR技術を利用したポータブルトランシーバー。
●HF~430MHz帯をSSB/CW/AM/FM/C4FMデジタルで運用可能。APRSにもフル対応。2波完全同時受信回路を採用、HF帯でSSB運用をしながら、VHFやUHF帯にもQRV可能。4.3インチの高解像度フルカラータッチディスプレイ搭載。
●背面にHF/50MHz帯用と144/430MHz帯用BNCアンテナコネクタを2つ装備。
・5670mAhのリチウムイオンバッテリーパックの装着で、SSBモードで9時間、FMモードで8時間(送信6秒、受信6票、待受48秒で計測)の6W出力運用が可能。外部電源使用時は10W出力に。
●周波数をX軸、信号強度をY軸、時間をZ軸としてバンド内の情報を立体的に表示する「3DSS(3次元スペクトラム・ストリーム)」を搭載。
●4.3インチの高解像度フルカラータッチディスプレイ搭載。
●2つのスピーカー(30×50mmと25×40mm)をパネル背面に設置したダクト方式を採用、フロントパネルから高音質で十分な音量を再生。
●オールインワンでオートアンテナチューナーと5670mAhのリチウムイオンバッテリーパックを背面に取り付け可能。更には専用クーリングファンもオプションで用意されている。
●FT8を快適に運用するため、オプションのクーリングファンを背面に取り付け可能。
● USB端子はCAT操作、音声入出力、TXコントロールに対応。


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寸法や重さ、価格はまだ正式発表されていないらしい。
発売は2025年初旬を目指しているとか。
全く噂すら漏れていなかったから、余りの不意打ちで吃驚するしかない。
むしろ1週間くらい前にリークしていれば逆にいろいろ詮索出来て楽しかったかも。
いずれにしろ、2020年に売り出されたアイコムのポータブル機IC-705が人気となっている最中、いつまでたっても生産終了してしまったFT-817/818シリーズ後継機が出ないままで、もう八重洲は新型ポータブル機作る気がないのかとまで諦めかけていたのでFTX-1Fの発表は「やっと出たか!」という想い。
ただ、印象としてはIC-705の「後追い」というイメージは拭い切れず、FT-817シリーズが持っていたショルダー型「お弁当箱」タイプのコンセプトから離れてしまったのはちょっと残念だ。
まだ触ってもいないので何とも言えないが、操作性はどうなのだろう?
IC-705の直感的操作性の良さを凌げるのだろうか?
操作ボタンの配置が上面にもあるのは、何となくFT-817シリーズの残滓を感じる。
アンテナ端子がHFとV.UHF別々に用意されている部分や、2波同時送信やオールインワンのアンテナチューナーはIC-705を凌駕する。デザインも曲面を多用しスタイリッシュだ。
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さて、では個人的に購入に踏み切るかは現段階では難しい。
すでにIC-705で充分満足しているし、購入して僅か4年で手放す気も起きない。
基本無線機は使い倒すタイプなので買い替えは10年以上のスパン。
予備のFT-817も健在で、現在のところ新たな無線機購入の予定はない。
IC-705はFT-817を十数年使い倒し、そろそろ新しい機種も欲しいなというドンピシャなタイミングで発売されたので迷うことなく購入したが、このFTX-1Fはそんなタイミングでもなく、そもそもIC-705の対抗機としての位置付けなので、これからIC-705を買おうかと迷っていたユーザーにはインパクトはあろうが、IC-705で現状満足なユーザーからすると「お腹一杯」という感もあり。
FT-817シリーズの形状は維持し、ショルダー運用も可能のまま、操作性を刷新した開閉式の大型高解像度フルカラータッチディスプレイを装備する最新SDRオールバンドポータブル機であればIC-705との違いが明確だから興味が湧くかもしれない。
あとなぜ6wに拘るのか?
5wでも6wでも大した差はないだけでなく6W出すとQRPの範疇から逸脱してしまうので無意味だと思うのだが。
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でも、オプションやサードパーティーから興味をそそるパーツが出たりしてFTX-1F界隈が賑わってくればそれはそれで面白かろう。
かつてFT-690とIC-505が競ったようにFTX-1FとIC-705が競えばまだまだ日本のアマチュア無線メーカーも活気づくであろう。これにケンウッドも加われば言う事なしだ。

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発売を楽しみに待とう。

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ハムフェア2024サークル参加忘備録(2024年8月24~25日)

8月24~25日に開催されたハムフェアに初出展。
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ハムフェアはアマ無線免許を取った1980年代半ばより晴海で三日間開催された頃から出向き、1990年代~2000年代初頭まで「RANHANーSYA」というイラストグループや関東DXerサークル(KDXC)でお世話になった。
近年はKDXCのOBサークルやA4マニアックスのスペースで自著の委託販売活動に勤しんでいた。
従来のハムフェアでは複数人グループでのクラブ出展が原則で、個人単位ではスペース、料金共に賄える範疇になかった。
しかし今回、新たにミニ小間(0.99m×0.99m)スペースが提供される事となり、個人でも出展可能な条件が揃ったため、初の個人サークル出展にチャレンジ。
基本、従来の同人誌イベントと変らないスタイルでハムフェアに挑んでみた。
その忘備録を綴る。

 

●8月23日搬入日
開催前日の23日、頒布物をカートに乗せて公共交通機関を使い、人力搬入。
会場は有明GYM-EX。
東京ビッグサイト開催の場合、りんかい線国際展示場駅が最寄りなのだが、今回は一旦うみほたるに乗り換えねばならない。
国際展示場駅からうみほたる有明駅までの乗り換えは初めてだった。徒歩で数分。
最寄り駅、次の有明テニスの森駅で下車、徒歩5分程で有明GYM-EX到着。
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平日の昼間、まだラッシュ前だったのにも拘わらず、電車はどこも混雑。有明近郊のホールでライブがあるらしく、その客の波にもカートごと呑まれ、しんどかった。

 

早速指定されたスペース「C-09」へ。幸い椅子と机は設置済み。
備品は別途追加レンタルだったので自分で運ばねばならないのかと不安だったが杞憂に終わる。
取り合えず、頒布物を並べ、設営完了。
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予想はしていたが、このミニスペースは小さい。
スペース内が身動き取れず、背後のサークルとの隙間がない。
下の写真で4サークル分。
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これは改善の余地はあろう。
因みにミニ小間はこの一角の4クラブのみとのこと。
予想では20スペース位はあるのかと思っていたのでちょっと寂しい。

 

設置後、準備中の会場を見て回る。
ハムフェア前日の雰囲気を見るのは初めてだったので新鮮だ。
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とにかく、明日から二日間頑張らねば。

 

●8月24日ハムフェア1日目
朝、開場30分前の9時半頃到着。
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会場内にはレストランもなく、コンビニも遠いので、国際展示場駅前のセブンイレブンで昼食用の軽食を事前に購入する。
既に開幕前から賑やかな会場内である。
10時開幕。
同人誌イベントとは客層が違うので戸惑いも。
購入して下さるのはやはり同人イベント掛け持ちハムの皆様で、同人誌に馴染みがない方は何となく眺めて素通りの場合が多い。これはある程度予想していたことだが。
さて、今回も頒布活動と共にスペース内移動運用も実施。ハムフェア仕様QSLカードも用意した。
VX-3で430FMと2mFMに出てみる。
ところがこれが全く使えない。
場内からオンエアしている各局の電波が飽和状態となってバンド中抑圧を受けてまともな交信に至らない。
ビッグサイトの時も似たような状況ではあったが、2mFMはまだ使えた。
しかし今回は両バンドともNG.
結局交信局数はこの日17局程度で終わってしまった。
その原因は後述。
それはさておき、全てを一人で賄っているので運用しながらの接客は難しい。
タイミングが悪いと、どちらか中断しなければならず、販機を逃してしまうことも。
とはいえ常時売り子さんをもう一人置くほど余裕はないので、とにかくバタバタしっぱなし。
「ラジオライフ」スタッフも来訪。専属YLさんとも交信し、カード交換。
時間があっという間に過ぎる。
幸い、元KDXCメンバーのI氏に30分ほど店番をお願いすることが出来て助かった。
その時間を利用して会場内を見て回る。
企業ブース辺りではアイコムがアニバーサリーステッカーを配布していた。
ツイッターで呟きをRTし、提示すると貰えるので1枚頂く。

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ブース内には事前告知されていた創業60周年記念のHF/50MHz帯トランシーバー「IC-7760」が展示されていた。
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最大出力200W、メーカー希望小売価格(税込み)は877,800円とか。
自分の無線スタイルとは全く縁がない機種なのでコメントも思いつかない。
去年発表されたIC-905の展示は控えめ。

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一方、八重洲のブースには吃驚する新機種が。
遂にFT-817/818の後継機種と思われるオールバンドポータブル機「FTX-1F」が発表された。
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前日海外サイトから初めてリークされ、フェイクかとも疑われたが現実だった。
よく噂すら漏れず隠し通せたと思う。
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この機種については別途レビューします。

 

ケンウッドやコメットブースにはお馴染みバーチャルキャラクターが陣取っていた。
かつて生身のコンパニオンで賑わっていた頃とは隔世の感である。
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また、本日ブース内で交信した8J20NICT/1(C-02)とJE1YEM/1(C-65)スペースに立ち寄り、カードをダイレクトでお渡しする。
結局30分では企業ブース以外回る余裕がなく、慌てて自分のスペースへ戻る。

 

午後もまた多くの方から名刺交換アイボール頂く。
特に、今回当局新刊イラストを団扇など公報アイテムに採用していただいた「POTA日本有志の会」メンバー各位に訪問頂き頒布活動にも弾みが付いた。
グッズも頂き、感謝に絶えない。
またコミュニティーFM界隈リスナー、スタッフのハム有志の方々にもアイボール出来、賑わいを維持することが出来た。
比較的遅い時間のほうが訪れて頂く局長さんが多かった気がする。
余談だが、この会場には蚊が居る。
こんな近代的ホールに蚊など想像も付かぬが、実際、足に何箇所か刺されてしまった。
最初は信じられなかったが、SNSで同様に蚊の被害が呟かれていたので吃驚。
近くに運河があるせいだろうか?
ビッグサイトではありえない話。
兎にも角にも1日目は17時閉幕。
何とか乗り切る事が出来た。
 
●有明テニスの森公園移動(POTA JP-1802)
会場の近くにもPOTA登録公園が多く存在する。
有明テニスの森公園も有明GYM-EXから歩いて15分程なので帰り際に立ち寄って移動運用。
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ここは以前、ビッグサイトイベント帰りに2回ほど運用したことがあるが、いずれもアクティベートならず。
本日も1WのVX-3とRH-770運用。しかし、今回はハムフェア帰りのアクティベーターが多数湾岸各地のPOTA登録公園から運用しており、お呼び掛けで次々P2P成立。
また、ハムフェア宿泊の為、近郊のワシントンホテル高層階からオンエアされている方も居て、1時間10分程でアクティベート完了。
同じ公園よりオンエアされていた方ともアイボールし、19時前に国際展示場駅より撤収。
自宅に帰って明日会場で出すQSLカードを整理。
交信データ
移動地/東京都江東区有明テニスの森公園JCC#100108(POTA JA-1802)標高5.3m
交信日時/2024年8月24日
交信時間/1734~1849JST
周波数/430MHz
モード/FM
天候/晴れ
無線機/VX-3
アンテナ/RH-770
出力/1W
延べ交信局数/10
430MHz10(FM10)
交信相手エリア/
東京都/7(江東区×9、中央区1

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●8月25日ハムフェア2日目
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朝、10時に会場到着。お世話になっている元KDXC関山氏からの張り紙がスペースに貼ってあった。
昨日、関山氏のスペースにお邪魔できなかったので本日行かねば。
初日よりも若干人が少ないが、相変わらずの賑わい。この日も何とかコンスタントに頒布が進む。
430/144FMは引き続き飽和状態で、今日は会場内で6局しか交信出来ず。
昨日同様、お昼過ぎに店番を頼み、会場内を散策。
まず、関山氏の居る「BCLの雑談室」へ。
寄せ書きにコメントしたり、ブラジル人BCLとアイボールしたりと暫し歓談。
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更に「POTA日本有志の会」へ。
ブース前は人垣が出来るほどの人気。
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自分のスペースでも無料配布するため、イラスト団扇を数部お分けして貰う。
次に自衛隊が出展している防災コーナーへ。
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軍用有線、無線電話や無線車が展示されており、資料的に価値が高かったのでもっと詳しく見ればよかった。
イベントステージではハムの元NHK解説者とJARL会長、JH1CBX Masacoさんの対談をやっていたがゆっくり聴いている時間がなかったのが残念。
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ハムフェア2024特別記念局運用スペースも覗いてみる。
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今回HFのアンテナは会場屋上に設置出来なかったのでリモートでの運用だったとか。
一方、50MHz以上のアンテナは会場脇と思いきや、何と屋内に設置してあった。
どうやら許可が下りなかったという話だか、屋内で20W運用したら、それは飽和してしまうだろう。
聞くところによるとそのため6mや2m、430MHzではCQを出してもなかなか交信に至らなかったらしい。
記念局エリアを後にし、本日ブース内で交信した8J1Z(C-50)、とJS1YQD(C-13)スペースに立ち寄り、カードをダイレクトでお渡しする。
結局、2日目も充分に会場内を見て回れず、自分のスペースへ戻る。
電波新聞も今回は貰い忘れてしまった。
やはり個人で主宰するサークルとして出展すると基本頒布接客に専念せざるを得ないのは仕方ないか。
14時過ぎからは後片付けに入るグループも。
閉会が迫る頃、JARL常務理事の7K1BIB山内OMが立ち寄って下さり、今回のミニ小間に関して感想を述べたりする。
更に旧市川FM深夜番組担当パーソナリティーさんが訪問。2mで交信しカードもお渡しする。
15時半閉幕。
休む間もなく撤収作業に入る。
殆どのクラブ、サークルの搬出は自家用車と思われ、カートでどんどん駐車場のほうへ。または会場へ直接、車を乗り入れての撤収らしい。
自分の場合、往路は電車と徒歩で搬入したが、帰りの荷物は面倒なので従来の同人イベントと同じく、宅配を使おうと考えた。
ハムフェア会場内にも宅配コーナーはあるのだが、恐らくその目的は来場者が購入したジャンクや無線機を送るためで、サークル搬出用ではない筈。よって閉幕後も宅配コーナーが設置されているか不安であった。
幸い、15時半を過ぎても開いており無事宅配で搬出することが出来た。
同人イベントだと閉会後、宅配コーナーに行列が出来るのだが、ハムフェアでは誰も居なかったのが印象的。



●有明親水海浜公園移動運用(POTA JP-2068)
撤収後、会場を出て隣接するPOTA登録公園、有明親水海浜公園に寄る。
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東雲運河に接したゆりかもめ橋梁脇の日陰で16時半過ぎよりQRV.
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昨日に続いてPOTAアクティベーターが近隣公園に散開運用していたのでお呼び掛け。
またランドマークタワー等の移動局とも繋がり、少し時間を要したが18時10分過ぎにアクティベート。
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帰りはりんかい線国際展示場近くのファミレスで一人打ち上げで締める。
二日目も何とか無事に終える事が出来た。
交信データ
移動地/東京都江東区有明親水海浜公園JCC#100108(POTA JA-2068)標高5.5m
交信日時/2024年8月25日
交信時間/1636~1812JST
周波数/430MHz
モード/FM
天候/晴れ
無線機/VX-3
アンテナ/RH-770
出力/1W
延べ交信局数/10
430MHz10(FM10)
交信相手エリア/
東京都/7(江東区×6、中央区1
神奈川県/2(横浜市西区ランドマークタワー、川崎市高津区
千葉県/1

有明親水海浜公園20240825

 

●初のミニ小口スペース参加にての雑感
予想したよりも参加クラブが少なく、更に自分のような個人参加サークルが他になかったのは若干意外だった。
隣の「2文字コールアイボール会」OMも特にこのミニスペースを希望した訳ではないようなことを話していた。
従来のハムフェアではクラブブースを専らアイボールの場として活用している。
その為か、ある程度広いスペースが必須条件になってしまい、個人参加という概念は育たず、新しいサークル形態が生まれない要因なのかも。
更には同人誌即売会と比べ、まだ参加費が高いのも敬遠されている原因の一つかもしれない。
椅子、机レンタル料含めると、二日で2万円以上になる。
この辺りも要検討。
またスペース内が狭く、裏を行き来することが出来ないのは難。
もう少し、バックスペースを広げないと実用性に欠く。
いずれにせよ個人でハムフェアに出展したいという需要は少なくない筈。
もう少し、このスペースの存在を告知宣伝する機会を増やしてはどうだろうと思う。
改善していけば、ミニ小口スペース希望者を更に呼び込める可能性はあると思った。



●終りに
ハムフェア無事に全日程終了致しました。
収支も何とか黒字を維持。
仮に来年のハムフェアで、同じミニスペースが提供される場合には前向きに参加検討したいと考えます。

 

ハムフェア2024では重ね重ね「POTA日本有志の会」の皆様には多大なるご助力頂き、この場を借りて御礼申し上げます。
また「BCLの雑談室」の関山氏、店番をして頂いたI氏、差し入れを頂いた「A4マニアックス」代表岩田様、同人誌頒布情報を上げて頂いた「hamlife.jp」様、更には会場にて同人誌、グッズ購入いただいた各局にはこの場を借りて深く御礼申し上げます。

 

また来年もよろしくお願いいたします。

 

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ハムフェア2024頒布アイテムご案内

いよいよ明日から始まるハムフェア(有明GYM-EX/8月24~25日)に個人サークルとして初出展します。
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出展名/あびゅうきょ工房
スペース/C-09

配置

●頒布アイテムご案内

同人誌

●タイトル/『POTAキャンのススメ2』(初売り/2024年8月コミックマーケット104)
サイズ/A5

ページ/24P

頒布価格/600円
作品内容/
アマ無線のアワードプログラムの一つ「POTA」テーマとした漫画「POTA日和田山ハイク記」と無線に関するコラム等掲載
POTAキャン2表紙版下aaa POTAキャン2_05頁版下aa POTAキャン2_06頁版下aa POTAキャン2_07頁版下aa POTAキャン2_15頁版下aa POTAキャン2_18頁版下aa
またハムフェア参加グループ「POTA有志の会」で無料配布される団扇に今回の新刊表紙イラストが採用されています。
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●タイトル/『POTAキャンのススメ』(初売り/2023年夏コミ)
サイズ/A5

総ページ/16(フルカラー本)
頒布価格/800円

作品内容/

「聖少女電波旅団」団長、陽炎不知燈がアマチュア無線の新しいアワードプログラム「POTA」をキャンプで実践!
合わせて「POTA」簡単解説を掲載したフルカラーコミック読本。
POTAキャン表紙版下aaa POTAキャン04-05頁版下aaa POTAキャン08頁版下aaa POTAキャン09頁版下aaa
●タイトル/『「む」は無線の「む」』(初売り/2022年夏コミ)
総ページ/80
サイズ/A5(コミックス装丁)
頒布予定価格/1000円

●ストーリー
舞台は東京多摩地方。
フィールドで小電力移動運用を楽しむビギナーアマチュア無線クラブ「聖少女電波旅団」。

首都圏近郊の丘陵や公園に集って緩く無線に勤しむ何処にでも居そうな普通の少女。
しかし彼女たちは地球の超高層大気現象に伴う繊細な波動とシンクロすることが可能な特殊能力を持っていた。

そんな電波不思議少女による様々なフィールドでの特殊移動運用や謎の電波受信体験を描きます。
時空を超えた超常伝搬をキャッチし、遥か虚空からの「声」を追い求めるミステリアスウェーブストーリー。
各話サブタイトルは以下の通り

第1話「ようこそ!『聖少女電波旅団』へ」
第2話「夜光雲の黄昏」
第3話「人工オーロラの夜」

第4話「電信能の舞」
総ページ数72頁。
●サンプル画像
むは無線のむ表紙カバーと帯aa  

無線64頁版下aa 無線54_55頁版下aa 無線59頁版下aa 無線52頁版下aa 無線30_31頁版下aa 無線36頁版下aa

その他、無線、BCLに関する既刊同人誌頒布予定。

グッズ
●ステーションエンブレムコルクコースター
頒布価格/600円
JH1EAFのステーションエンブレムをあしらったデザイン。
アルコール変調やミニ電鍵消音用に。
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Jh1EAFコルクコースターPOP202408

公開運用企画
スペース内より144/430FM他で公開運用予定。
交信された方にはハムフェア仕様QSLカード発行予定。
当スペースに足を運んで頂ければダイレクトでお渡しします。
BURO経由でもOK.
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明日からの二日間、よろしくお願いいたします。


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移動運用その393/東京都江戸川区葛西臨海公園POTA JP-1227・葛西海浜公園POTA JP-1805(2024年8月17日)

8月24~25日に開催されるハムフェア。当局も「あびゅうきょ工房」としてC-09に出展予定。
スペース内から記念運用発行するハムフェア仕様のQSLが納品。
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その広報としての事前移動運用を17日土曜日に実施。
相変わらずの猛暑なので長距離歩行や登山を要する場所は避け、電車で直接アクセス出来て、未ACT公園を探した結果、京葉線駅最寄りの江戸川区葛西臨海公園(JP-1227)と近接する葛西海浜公園(JP-1805)に決める。

 

この辺りは荒川と旧江戸川の淡水が海に流れ込む汽水域で、かつては広大な干潟が存在し、漁業、行楽に賑わっていた場所。
しかし、地下水のくみ上げによる地盤沈下と戦後高度経済成長による工場排水、廃棄物不法投棄などで環境が悪化。
1970年代から自然保護のため葛西沖開発事業によって渚の復元や、公園緑地の整備に着手。
両公園は1989年に開園した。
葛西海浜公園には干潟の保全を目的としてU字型の導流堤が設置され東西二つの人工海浜を造成。
干潟はラムサール条約湿地に登録されている。

 

●葛西海浜公園(POTA JP-1805)
京葉線葛西臨海公園駅に着いたのは14時半過ぎ。
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台風一過の御盆休み最後の週末とあって、園内は比較的賑わっていた。
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遠く入道雲が夏らしい風景を演出する。
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中央園路から葛西渚橋を渡り、海浜公園へ。
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臨海公園のほうは24時間開園しているが、海浜公園は18時までなので先ずはこちらで運用。
16時まで海水浴も可能らしい。
西なぎさのバーベキュー広場辺りの灌木脇に陣を張る。
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樹木が少ない海浜公園の貴重な日陰。
WWRアンテナを上げると、遠目では海釣りの竿に見えてしまうのが難。
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ただ、一面広大な砂浜なので気兼ねなくスペースを使える。IMG_20240817_153823aa
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浜風を浴びながら15時半より7MHzCWモードでQRV.
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当初は1エリアばかりだったが少しづつコンディションが上がってきたのか、時間と共に他のエリアからも呼ばれるように。
16時50分までに延べ27局と交信。
17時過ぎからRH770で430FMにQSY.
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近隣局から更に3局応答頂き、トータル30局と交信。
17時20分過ぎから撤収作業中、公園スタッフから気さくに「きょうは何処まで交信出来ましたか?」と声を掛けられる。
此処での無線移動運用はお馴染みになっているのだろう。
好意的な対応で安心する。
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交信データ
移動地/江戸川区葛西海浜公園JCC#1100123(POTA JP-1805)標高2.1m  
交信日時/2024年8月17日
交信時間/1530~1726JST
周波数/7・430MHz
モード/CW・FM
天候/晴れ
無線機/IC-705・VX-3
アンテナ/WWR・RH-770
出力/1~5W
延べ交信局数/30
7MHz27(CW27)・430MHz3(FM3)
交信相手エリア/
1エリア/17(東京都江戸川区、江東区、板橋区他
2エリア/4
3エリア/6
4エリア/0
5エリア/0
6エリア/0
7エリア/0
8エリア/2
9エリア/0
0エリア/1
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●葛西臨海公園(POTA JP-1227)
18時前に橋を渡って葛西臨海公園側に移動。
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「汐風の広場」の草原で改めて移動運用再開。
此処からは海辺に向かって緩い斜面になっており、湾岸の風景が楽しめる。
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遠くに東京ゲートブリッジ。すぐ近くのヘリポートからヘリが離着陸し、夕日を背景に薄く富士山も望める。
ここではWWRアンテナは上げず、18時15分過ぎからRH770で144CWと430FMでQRV.
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約1時間で9局と交信。
しかし、ACTまであと1局が出来ない。
この標高だと近隣の固定局との交信が精一杯。19時過ぎてしまうとV.UHF帯では移動局も見つからない。
ツイッターで横須賀のハンター局から殆どメリットなしとの呟き。
430FMは一旦諦め、GAWANT7で7MHzCWの比較的強い局をお呼び掛けするも繋がらず。
更に144FMでCQ出してみるがノーメリット。
9局目が繋がってからもう1時間以上経過している。
周りはもう真っ暗。
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満月に近い月が上ってきた。
明日の予定も考えるとこれ以上長居も出来ず、流石にアクティベート出来ない危惧も過る。
20時20分過ぎから430CWでCQ.
そして20時30分、やっと応答の信号が!
ACTまでに結局約2時間15分を要した。その内の1時間15分が「あと1局」であった。
皮肉にもその5分後に430FMで近隣のみなとが丘ふ頭公園からの移動局が聴こえたのでお呼び掛けして締める。
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トータル11局でやっと撤収。
帰りの京葉線はディズニーランド帰りの客とバッティングしてしまう。
各局交信ありがとうございました。
交信データ
移動地/江戸川区葛西臨海公園JCC#1100123(POTA JP-1227)標高8.7m  
交信日時/2024年8月17日
交信時間/1819~2036JST
周波数/144・430MHz
モード/CW・FM
天候/晴れ
無線機/IC-705・VX-3
アンテナ/RH-770
出力/1~5W
延べ交信局数/11
144MHz5(CW5)・430MHz6(FM5、CW1)
交信相手エリア/
東京都/4(板橋区、江東区、江戸川区、品川区他
千葉県/1(市川市
未確認/6
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移動運用その392/東京都新宿区戸山公園大久保地区POTA JP-1245(2024年8月4日)

フィールドデーコンテスト二日目も所用で高田馬場に行かねばならず、遠出は断念。
待ち合わせ時間まで駅から徒歩5分程度の都立戸山公園(JP-1245)でPOTAアクティベーションを実施する。
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既に箱根山地区でACT済みであったが、大久保地区でのQRVは初。
VX-3とRH-770のみでコンテスト参加局を12時20分頃からお呼び掛け。
標高もない場所で1Wハンディーだとなかなか拾ってもらえないが、出ている局も多かったので根気よく呼び回り、13時5分過ぎに10局交信に達する。
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高田馬場での所用後、銀座方面でも用事があり、その片手間、中央区SONYプラザ3階で430FMをワッチしていると千代田区移動のACT局のCQ。何とか交信に至る。
各局交信ありがとうございました。

交信データ
移動地/東京都新宿区戸山公園大久保地区JCC#100104<POTA/JA-1245>(海抜27.9m)
交信日時/2024年8月4日
運用時間/
1225JST~1304JST
周波数/430MHz/FM
天候/晴

無線機/VX-3
アンテナ/RH-770

出力/1
延べ交信局数/10
430MHz10(FM10)
交信相手所在地/
東京都4
茨城県2
栃木県1
群馬県1

埼玉県1
神奈川県1
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移動運用その391/横浜市鶴見区県立三ッ池公園POTA JP-1317(2024年8月3日)

相変わらず猛暑が続く8月3日、この日の21時からはフィールドデーコンテストが始まる。
しかし原稿入稿まで時間を要したため例年のような泊りがけキャンプ等は断念。
初日はコンテスト参加せず、昼間日帰り圏内のPOTA未アクト公園へ移動運用を実施する。
場所は横浜市鶴見区県立三ッ池公園(POTA JP-1317)。
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江戸時代に整備された農業用水の溜め池が三つあってそれが公園名の由来らしい。
大戦中は防災緑地となり、1957年に県立公園として開園。
園内にはTVKやインターFM、RFラジオ日本が使用する三ツ池送信所タワーがある。

 

南武線西府駅近くにある印刷所に入稿後、川崎へ。京浜東北線に乗り換え、鶴見駅下車。
西口バスターミナルより「三ッ池公園」行きバスに乗り、「三ッ池公園入口」が今回のアクセスルート。
バス停から徒歩5分程度で公園正門入口に達する。
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園内地図を見ると「展望広場」という眺望の良さそうな場所があるので徒歩で向かう。
園内は起伏が多く、汗まみれになりつつアップダウンを経て15時半頃、展望広場へ。
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広場と言っても樹木に囲まれ、東側が少し開けているだけ。
正面には三ツ池タワーが一望出来る。
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誰も居ない机の端をお借りし、いつものラインアップでQRV.
この日は大気が安定し、ゲリラ豪雨の心配はない。
ただ、蚊が凄くて虫よけスプレーで排除する。
15時半過ぎより運用開始。
GAWANT7で7MHzCW呼び回りするも交信に至らず。
16時過ぎからRH-770で144MHzCWと430FMでCQ。
17時10分までに近隣からお呼び掛け頂き、アクティベート完了。
暑さでたまらず、公園トイレ横の水道で頭から水をかけてヒートダウン。
南口からエスケープして「鶴見高校前」バス停より鶴見駅へと戻る。
各局交信ありがとうございました。
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 駅自販機の初音ミクが涼しそう。
POTAアワードはP2Pが150QSOに達していた。
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各局TNX.


交信データ
移動地/横浜市鶴見区県立三ッ池公園JCC#110101(POTA JP-1317)標高23m  
交信日時/2024年8月3日
交信時間/1537~1709JST
周波数/144・430MHz
モード/CW・FM
天候/晴れ
無線機/IC-705・VX-3
アンテナ/RH-770・GAWANT7
出力/5W
延べ交信局数/11
144MHz5(CW4、FM1)、430MHz6(FM6)
交信相手エリア/
東京都/2(港区芝公園、あきる野市
埼玉県/1
神奈川県/4(横浜市緑区、川崎市幸区×2、宮前区
未確認/4

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