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カーボン製直接給電型釣り竿アンテナ導入テスト(2022年9月9日)

POTA移動運用始めてから1年半程度経った。
徒歩移動運用QRP5w以下でGAWANTクラスのアンテナだとアクティベーションのために10局以上交信というハードルはなかなか厳しいものがある。
平日、標高がない公園からQRVする場合は尚更だ。
V,UHF帯はRH-770ポイップアンテナだと近隣にしか飛ばず、交信出来るのは稀。移動局も見つからずお呼び掛けの機会も少ない。
HF40m辺りは平日でも賑やかだがGAWANT7アンテナでは相当コンディションがFBで耳の良い局に拾ってもらうしか交信の手立てがない。
CQを出しても応答はほぼ期待できない。
そこで抜本的にアンテナ改善を考えた。
選択したのは、最近注目を浴びている直接給電型釣り竿アンテナである。
IMGP2157aa
導電性のあるカーボンロッド釣り竿に直接給電する方式。
軽くて耐久性があり、伸縮出来るので徒歩移動運用でも使える。
この方式のアンテナを啓蒙したOMのサフィックスを取って「WWRアンテナ」とも呼称されるそうだ。
早速、直接給電型釣り竿アンテナを活用するOM諸氏の製作記事動画を参考に機材を集めた。

 

〇新たに導入した機材、製作素材
●オートアンテナチューナー
AH-705 IC-705用オートアンテナチューナー IC-705専用 
●直接給電カーボン釣り竿アンテナ
オルルド釣具 ノベルド スーパーロング 収納袋付き 全長:9m 仕舞:76cm 
●基台
キャプテンスタッグ CAPTAIN STAG 
UD10 [ポール&パラソル三脚スタンド ペグ付] 
●他製作アイテム
サンケーキコム 目玉クリップ 極大 MD-00 10個入  
BOMEI PACK 銅箔テープ 両面導電性 金属テープ 導電性 粘着テープ (25mmx25m)
アースケーブル (5m) 片側Y型圧着端子(AH-705とアンテナ接続用) 

 

AH-705はIC-705専用オートアンテナチューナー。
3万円前後するが、もともといずれは導入したいと思っていた品。これを機会に購入。
釣り竿アンテナ本体は長さ9mのカーボン製。6千円前後。
釣り竿アンテナを支える基台は既存のカメラ用三脚でもよかったのだが、雲台が邪魔で設置に手間取りそうなので細工する必要のない2000円程度のパラソル三脚スタンドを購入。
他、アンテナチューナーから釣り竿に給電するための目玉クリップ、ケーブル、釣り竿基部に貼る銅箔テープ等。
これらは100均やホームセンターでも売っている。

 

〇制作
まず、釣り竿の取っ手部分(一番下の段)はカーボン製ではなく導通していないという事なので、ここに両面導電性銅箔テープ(アルミテープでも可)を縦に2列貼っていく。上の端で折り返して2段目との導電を図るそうだ。
銅箔テープ部分を目玉クリップで挟み、ケーブルでオートアンテナチューナーに繋げばよい。
この辺りはOM諸氏の制作記事動画で予習したので意外と簡単に出来た(巻末参照)。

 

〇テスト運用
試験的に自宅の物干し台で組み立てて、運用してみた。
IMGP2152aa
釣り竿を延ばす前にパラソル三脚スタンドの中央の穴に設置。径も余裕があって問題ない。
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竿は細い先端部から順番に延ばしていく。
カーボンロッドはささくれている場合もあるので軍手を使ったほうが無難なようだ。
9mは流石に長い。
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しかし竿の自重が425gしかないため、非常に安定していて、風が強く吹かなければペグも必要ない。
AH-705のアンテナ端子に接続された目玉クリップを竿の基部に貼った銅箔テープの部分に挟み込む。
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AH-705とIC-705とはマニュアル通りにコントローラー部にφ3.5mmミニプラグ(三極)付きケーブル、アンテナ端子には同軸を繋げる。
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AH-705のアース端子に数mのカウンターポイズを接続すればこれで準備完了。
IC-705のファンクションスイッチを選択し、チューナーボタンを押すと自動的にチューニングが始まり、瞬時にアンテナとのマッチングが出来る。
各バンド試してみたが、うまくSWRが1.5以下に収まって何とか使えそうだ。
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早速7MHz帯CWモードQRP5WでQRVしてみる。
平日の夕方17時前なので果たしてどうか?
CQを出すと数分後、静岡市葵区の固定局から呼ばれる。
直接給電釣り竿アンテナ初交信だ。RST599/599で繋がる。
その後、3エリアと7エリアの局にお声掛け。すぐにピックアップして頂けた。
7エリア局はPOTA JA-1077移動局だった。
これはある程度戦力になりそうだ。
少なくともGAWANT7よりは飛んでいることは確かだし、3.5MHzでもマッチングが取れるのでQRV出来るバンドも増える。
ただ、当然ながらAH-705、竿、スタンド等移動時の荷物は増える。
専用リュックには当然収まらず、少なくとももう一つバッグが必要となる。
またケーブル類も増えて設置、撤収時の手間も加わるし、全長9mの竿は周囲から目立ってしまう。
とはいえ、この直接給電釣り竿アンテナは飛躍的な移動運用交信レベルアップが図れそうなのは間違いない。
効率の良いこちらからもサービス可能なPOTA移動運用も期待できる。
今後いろいろな場所で臨機応変に実践してみようと思う。

以下、参考にさせていただいた各OM諸氏の動画です。
TNX。
●アパマンハムの挑戦 ベランダ釣り竿アンテナ設置①(総長のテキトーライフSocho LIFE in the Moment)

 



●カーボン釣り竿アンテナ 移動運用で初めて使ってみたら、、こうなった。(総長のテキトーライフSocho LIFE in the Moment)

 



●遂にATU導入! AH-705 瞬速オートチューン Win Win Rod カーボンロッド直接給電アンテナ 河川敷 プチ移動運用 2022/03/28 アマチュア無線 VLOG 86(JA1BJT)

 



●カーボン釣竿直接給電アンテナでアパマンハムは海外DXの夢を見るか!?② 準備、加工、移動運用編(アマチュア無線でこんにちわっふる!JK3OTH きょうとGS150)

 

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