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移動運用その246/相模原市緑区城山鷹射場(2020年7月11日)

梅雨空が続く11日土曜日。
昼過ぎまでは辛うじて雨が降らない予報だったので思い切って移動運用に赴く。
IC-705はまだ免許が下りないので、従来通りのFT817とVX-3を持参。
場所は自分にとって処女地である相模原市緑区津久井湖城山公園にある標高375mの城山。
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相模原、高尾地区には「城山」と名の付く場所が複数あって戸惑う。
「城山移動」というと城山湖周辺と思い込んでしまうが、この津久井湖畔にも城山はある。
実は自分もこの城山を知らず、最近SOTAで調べて気がついた。
この津久井湖畔の城山はガイドパンフによると、かつて戦国時代には小田原北条氏に仕える内藤氏が城主であった津久井城と呼ばれる山城があった。
1590年の豊臣秀吉による小田原攻めに伴い落城。
今は山頂に石碑があるのみ。
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公園内にある山ということで、府中市の浅間山程度かなと思い込んでしまい、登山ストックも持たず出発。
ところがそんな楽な場所ではなかったのだ。
アクセスは橋本駅北口から1番乗り場「三ヶ木」行きバスに乗って約25分の「津久井湖観光センター」下車。
停留所の目の前に登山口がある。
昼はバスの便数も多いのでアクセスはよい。
途中、城山ダムからの濁流を見て梅雨を憂う。
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最寄バス停に着いたのは09時45分。
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少々雨がぱらつく。予想よりやや天候は悪い。
登山口の道標を見ると、山頂まで1.5Km。
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これは予想外。本格的なハイキングコースではないか。
十数分で登れるような場所ではないことに現地で気がつく。
更に30度近い蒸し暑さだ。いやな予感がする。
所々昨年の台風被害なのか幾つかのコースは通行止めになっている。
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道端には毒々しい色のキノコ。茶色い蝶がたくさん舞っている。
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登り始めるとやはりきつい。
かつて逗子市の二子山へ真夏日に登った時の苦い体験が蘇る。
生い茂ったジャングルのごとき樹木の中はサウナのよう。日差しはないものの、湿度は相当なもの。体温が逃げていかない。
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冷たいタオルも持参してこなかったので少し歩いただけでも喘ぐ状態。
蚊が群がってくるのでスキンガードで防御。
急坂や鎖場もあってコースも楽ではない。
夏場の低山は標高1000mを超える登山よりもきつい。
これは失敗した。この季節にこのタイプのハイキングはNGだ。体力が覚束ない。
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登り始めてから約1時間、小網登山道をジグザグに這い上がり、巻き道を通って「NO.15」というポイントに辿り着く。
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西に向かえば山頂なのだが暑くて耐えられず、とにかく目的地の「鷹射場」へと向かう。
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途中、朽ちた大杉の脇を通過。
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鎖場を経て「鷹射場」に着いたのは11時。
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この天気では誰も居らず。
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登り口から1時間15分。もうへとへとでそのままレジャーシートを敷いて暫く横になる。
アリがたくさん這い上がってくるので落ち着けない。
水場もないので持参したボトルの紅茶に頼るのみ。
木が生い茂ってあまり眺望がないが、それでも北東の方角に相模原市街越しに都心のビル群も窺える。
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所々青空も覗くが黒い雲も。
30分後、汗が引いたところでやっと移動運用の準備。
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午前11時45分から6mでオンエア。
ちょうどEsが出ており8エリアと数局お繋ぎ頂く。1Wでも地上波よりEs伝播のほうがピックアップして頂ける率が高い。
他、都内、横浜方面の記念局とQSO.CWで少しCQを出して近隣局と交信中、雷が鳴り出す。
雨も降り出した。
降雨を凌げる東屋などない。
これはもう限界と12時半過ぎにアンテナを撤収。1時間も出来なかった。
木陰で雨宿り状態。
やはり梅雨最中の移動は無理して行くものではない。
「コロナ禍」で移動のベストシーズンが失われてしまった分、無理が祟る。
雨宿りの間、下山をどうするかガイドパンフの地図を見ながら考える。
もう同じ道をピストンするのはうんざり。
この先東に下ったところの登山口にもバス停がある。
しかしスマホで時刻表を調べてみると14~15時台の橋本駅方面は一本もない。次は16時台。
往路に使った「三ヶ木」行き系統と比べると便数が極端に少ない。
今から急いで降りても13時台のバスには間に合いそうもなし。
だがもう、距離のある「津久井湖観光センター」方面には降りる気力はなく、最短のこのルートを選択。
雷雨も短時間で止んだので13時20分頃に下山を開始する。
しかしこのルートも急斜面。楽な女坂を選んだがロープに捕まらないと滑り落ちそうだ。
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腕に力がかかって痛い。
あまり人が通らないルートらしく、蜘蛛の巣もある。
道も狭く、獣道のようでうっかりすると迷いそう。
予想したより険しく長い・・。その上この蒸し暑さ。
下りにも拘らずしんどい。
17分位かけてやっと「NO.09」という小倉登山道のT字路に出る。
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斜度は緩やかになったが、今度はジャングルのような密林。
曇っているので暗く、空気はサウナ状態。
喘ぎながら歩けど歩けど一向に登山口に着かない。地図上では20分とあるがもっと長く感じる。
やっと明るくなった場所に出たと思ったら、その先が密林トンネル!
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恐ろしい!この真っ暗な中を歩くのか?
本当にこの先に出口があるのか不安に駆られつつも行くしかない。
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やがて道は沢と合流して木道となる。
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そして下山し始めてから30分後の13時50分、やっと登山口に辿り着く。
ジャングルからの脱出劇はなんとか成功した。その間誰とも会わず。
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こんな日にこんなところをハイキングする人などまずは居ない。
登山口に沢の水を引き込んだ水場があったので、一心不乱にその冷たい水で顔を洗う。
火照った体温を冷やせたのでFB。
暫く休んでバス停へと向かう。
ここは相模湖インターチェンジ近郊の圏央道と津久井広域道路や一般道が複雑に交差する所。
車はたくさん走っているが歩行者は皆無。
歩道橋を渡って県道510号線沿いにある城山登山口バス停に到着したのは14時10分。
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解ってはいたが次の橋本駅行きバスは16時01分。
流石に2時間近く待っている訳には行かない。
スマホのMAPで他のバス停を調べてみるが詳細な位置がなかなか表示されない。
勘でもっと便のあるバス路線街道沿いまで歩こうと考えたが、もうその気力なし。
と、ここで逆方向のバスならあと数分で来ることに気がついたので、それに乗り、どこかで乗り換えようと考えた。
ところが乗車後、運転手に聞くとこの先、橋本行きのバスに乗り換える停留所はなく、このまま乗っても16時台まで待つしかないと。
やむなく途中のバス停で下車。
結局バスに乗った分、徒歩で折り返すという徒労に陥る羽目に。
周りは津久井の田舎。ボトルのドリンクは底を尽いたのにどこまで行ってもコンビニはおろか、自販機すらない。
すれ違う歩行者も居らず街道沿いを重い荷物を背負い、渇きに喘ぎながらとぼとぼ歩く以外に選択肢はなかった。
その上、マスクをしたままなので苦しくて仕方ない。
時間潰しに430ハンディーをワッチするも山間の低地なので殆ど何も聞えず。
幸い雨は止んだまま。これだったら山頂に15時過ぎまで粘って移動運用を続行していたほうがマシだったと後悔するがすでに遅し。
バスを降りて歩き始めてから1時間後の15時20分、宮原というバス停近くでやっと自販機をみつけ水分補給。
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もう歩きたくなかったのでここで83.9MHzFMさがみ「どすこい手島」のトークをBGMにしつつ、16時03分の橋本行きバスを待つ。
車は頻繁に行き交うも、歩行者は誰も居ない。この辺りの移動手段はほぼ全世帯自家用車なのだろう。
いずれにしろこれほど無意味に体力と時間を無駄にした移動運用経験は稀。
もう少しバス停の時間を計算して行動すべきであった。
QSO TNX。


●交信データ
移動地/神奈川県相模原市緑区城山鷹射場(海抜375m)SOTA JA/KN022
交信日/2020年7月11日
交信時間/1145~1312JST
周波数/50・430MHz/SSB・CW・FM 
天候/曇り時々雨
無線機/ヤエスFT817・スタンダードVX-3
アンテナ/ミズホポケットダイポール
PAN-62・付属垂直ヘリカルSRH805S・GAWANT
出力/0.5~1W
延べ交信局数/10(相手のCQ呼び出し局/6・自局のCQ応答局/4)

50MHz8(SSB3、CW5)、430MHz2(FM2)
交信相手所在地/北海道2(北海道中川郡本別町、茅部郡森町)、東京都5(練馬区、八王子市×2、武蔵野市、町田市)、神奈川県2(横浜市神奈川区、平塚市)、埼玉県1(さいたま市見沼区)

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