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コメット新型9バンドアンテナUHV-9を常置場所に設置(2020年6月4日)

約25年ぶりに常置場所に新たなアンテナを設置。
機種はコメットアンテナ製のUHV-9。
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50MHz 帯・144MHz 帯・430MHz 帯を基本にHF 帯3.5~28MHzバンド(24MHz帯除く)のコイルを追加することにより、最大 9 バンドで使用出来る固定、移動兼用のバーチカルアンテナ。
メーカーサイトによる仕様は以下の通り。


●UHV-9

3.5/7/14/18/21/28/50/144/430MHz マルチバンド 移動用/固定用
●周波数・利得

3.5MHz~28MHz:短縮 (1/4λ)
50MHz:2.15dBi (1/4λ)
144MHz:2.15dBi (1/2λ)
430MHz:5.5dBi (5/8λ 2段)
※アースが必要

V.SWR
インピーダンス1.5以下50Ω

耐入力

120W(SSB)

全長・質量

2.6m(3.5MHz対応時)
900g(全バンド対応時)


今年の3月に発売された新しい製品。
おそらくアイコムIC-705との併用を意識して商品化されたものと思われる。


現在、常置場所に上がっているアマチュア無線用アンテナは2本。
メインはクリエイトデザインのログペリアンテナCLP5130-1。
写真は1991年3月、完成当時の姿。
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50~1300MHzまで帯域があり、これ一本でV・UHF帯のアマチュア無線とFM放送遠距離受信を賄える。
かなり重量もあり、しっかりした屋根馬にローテーターも乗せたため、なかなか一人では建てられるものではなく、結局当時は業者さんに依頼した。
そのせいか1991年に建てて以来29年経つが、今でも問題なく使える。
現在でもなくてはならないメインアンテナだ。
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アマ無線用としてはもうひとつ、DPアンテナの一種である7MHz帯用ツエップ型ワイヤーアンテナが水平V字型に架かっている。
これも20年以上そのままだが特に劣化もなくCWのQRP運用ならまだまだ使える。
他に5エレのFM八木アンテナがベランダにあるがこちらは受信専用。1987年頃建てたものだからもう33年経っている。
結局、1987年にアマ無線開局してから常置場所に上げていたアンテナは開局当初のHB9CVを含めて3本だけ。
写真は1988年11月、家の物干し台に設置されていたHB9CV.
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近年は移動運用に重心が移ったので、あまり常置場所での設備更新の必要性はなくなっていた。
しかし最近GAWANTアンテナを導入して以来、移動運用で18~28MHz帯にも出られるようになり、常置場所でもたまにこのGAWANTを窓際に出して7MHzに加えてHF帯にQRV出来るようになったため、常置場所専用のHFアンテナも欲しくなってきた。
とはいえ、幅を取る大きなHFアンテナを上げるスペースはどこにもない。
小型のバーチカルANTやVダイポールも気になったが購入に至るモチベーションには達しなかった。
しかし、このUHV-9は予算、スペース的にも合致。
IC-705導入というタイミングもあり、久々に常置場所でのアンテナ増設に至った。
2004年以来、メインリグとして使ってきた八重洲FT-817はアンテナ端子が二つあってHFとV/UHFアンテナをストレスなく2系統使い分けることが出来たが、今月納品予定のIC-705はアンテナ端子がひとつしかない。
もっとも同軸切り替え器を導入すればよいのだが、更なる手間と費用負担が増える。
IC-705は常置場所でもメインで使っていきたいので一本のアンテナで賄う事が出来るUHV-9はその点でも購入の動機付けになった。


●UHV-9設置記
先月末、ネット経由にて購入したUHV-9が到着。価格は本体1万5千円弱。
このアンテナはラジアルがないと使えないので、CQオームから出ている「ラジアルセット」や、同軸、アンテナ基台等も同時購入。
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早速UHV-9を開封。
各バンドの短縮コイルや補助エレメント、固定用の六角レンチ2種類が入っている。
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設置場所は最近使っていない物干し台の柵。既存のアンテナからも比較的離れている。
早速設置に取り掛かるがアンテナ基台のボルトの長さが足りない。
やむなく物干し台の細い突起部分に取り付け。いずれはもっとしっかりした場所に設置する前提で作業続行。
ラジアルセットの接続金具をコネクターと基台の間に入れる。5本出ているラジアル線を放射状に展開。
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このアンテナは最大9バンドを任意で組み合わせて設置することが出来るようで、取り扱い説明書にはそれぞれの組み合わせ例が記されている。
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だから順番に読んでいくのではなく、自分が望む組み合わせのページだけを選べばよい。
とりあえず全てのバンドに出れるページを参考に組み立てていく。
アンテナ基部に全方向折り曲げ機構というのがあって、基台に設置したまま各エレメントを取り付け調整出来るようになっている。
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補助エレメント取り付けには付属している六角レンチでロックナットを緩めるのだが、老眼が進んだ目にはこれが小さくて扱い難い。うっかり外して落としてしまうともうどこにいったか解らなくなる恐れもあり慎重に作業する。
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常置場所でのアンテナ設営など久々だったので勘が鈍っていて部屋まで届くはずの同軸ケーブルが短すぎたりで思い通りに作業が進まず、改めて無線ショップに足を運んで備品を購入したりで時間を食う。
半日掛けてやっと設営完了。
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思ったよりコンパクト。
しかしトップヘビーで強風で折れないか心配だ。
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同軸ケーブルを部屋に引き込み、FT817とアンテナの間にSWR計を接続してマッチングを計る。
21MHzから上の430MHzまでは未調整でも概ねVSWRは下がるが18MHzより下は「HSWR」が出て実用に耐えられない。
補助エレメントを調整してみるがそれほど大きな差はない。
このアンテナのHF帯は小型化優先で全長をローディングコイルで短縮しているため使用可能帯域幅が狭い。
数ミリ幅で帯域が変わってしまうので調整が難しい。
またアンテナ設置場所やラジアルの配置や雨でも変動するらしく、あまり神経質になるときりがなくなる。
アンテナアナライザーがあれば調整しやすいのだろうが、めったにアンテナなど建てないのに何万円もする機器に投資するのはとても見合わない。
それにこの補助エレメントは容易にカット出来ないほどの硬さ。ニッパーやペンチでは困難。
他の方のレビューを読むと電動のこぎりでカットしたとのこと。
そんな道具は持ち合わせておらず、エレメントカットでの調整は諦める。
そこで移動運用のために購入していたが荷物になるため最近出番のなかったコメットのアンテナカップラーCAT-10を使ってみる。
するとこれがかなり効果あり。
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3.5MHz帯を除いてほぼ全バンドマッチングが取れて実用に耐えうるVSWRに納まってくれた。
早速設置した当日と翌日に7MHzCWで1,2,3,7、9各エリアと5WQRPで交信、21MHzCWでも1局QSO出来た。
従来の7MHzDPアンテナやGAWANTと比べても遜色ない印象。
ただ、3.5MHz帯だけはカップラーを使ってもマッチングが取れず、RST599で入感していた川崎市宮前区移動局を呼んでも気付かれず。
本体の調整がまだ必要かも。
取り合えずこれで最低限常置場所でのHFアンテナ環境は整った。
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しかし、アンテナカップラーを介してバンド切り替え毎にチューニングし直さなければならない煩雑さは否めない。
あとこのアンテナを徒歩移動運用に用いるのはやや難あり。
ラジアルやカップラーという荷物が増える上に、調整しているだけで陽が暮れてしまいそう。
徒歩移動だと最低限の機材しか持ち運べず、手間のかかる作業に時間は割けない。
移動に使えるといっても基本は車載前提のアンテナと思われる。
ラジアル等を必要としないDPやGAWANTが如何に徒歩移動において優れものアンテナであるかを思い知る。
IC-705にはいずれオプションで専用のオートアンテナチューナーも出るようだから期待したい。

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