« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »

2019年12月

移動運用その238/新宿野村ビル50F展望ロビーからクリスマス運用(2019年12月25日)

毎年恒例のクリスマス仕様QSLカードを作り、昨年に引き続き新宿野村ビル50F展望ロビーから430FMで運用。
2019クリスマスQSL
近年、西新宿高層ビル街はリニューアル化が進み、1970年代末から慣れ親しんできた無料展望ロビーが尽く閉鎖、廃止に追い込まれている。
新宿NSビル、新宿センタービル、新宿住友ビルのあった展望スペースはすでに、ない。
残るは都庁舎の南北展望フロアと、この野村ビルのみ。
しかし、都庁舎フロアは無線運用に寛容ではなく、また外国人観光客等も多いため最近はまったく利用していない。
結局、この野村ビル50階フロアだけが、西新宿地区に唯一残された移動運用可能な超高層展望ロビーとなってしまった。
ただ、ここも10月末に訪れた際、改修工事が入っており、柵などが撤去。
状況からして野村ビルもいつ展望エリアが廃止されてもおかしくない様相を醸し出していた。
その後、改修工事の状況をネットで調べてみるものの何の情報も得られず、果たして展望ロビーが残っているかも解らない状態で現地に赴く。
19時過ぎ、エレベーターで50Fへ。ここまでは特に変化なし。
エレベータを降りて壁面を見るとこんな表示板が並んでいた。
IMGP1106aa
「展望スペースリニューアル」。
つまり10月末の工事は撤去ではなく、リニューアルだったのだ。
これは吃驚。
横並びの業界にしては意外な結果に驚く。
いずれにしろ、これで暫くはこの西新宿界隈からの移動運用場所は従来どおり維持されそうだ。
展望フロアには新しく動画でパノラマを映し出すディスプレイが設置されていた。
IMGP1108aa
IMGP1109aa
IMGP1110aa
IMGP1148aa
照明は以前より暗くなって、照明がガラスに反射しずらくする工夫も。
一方でガラスとフロアの間には木目調の緩衝エリアが設けられており、これは前よりも広がって、ガラス越しに眺望写真を撮るにはやや幅がありすぎる印象。
IMGP1133aa
IMGP1136aa
19時20分頃よりVX-3ハンディー430FMで運用開始。
IMG_20191225_212509
平日という理由もあるのか、到着した頃はクリスマスにも拘らず人も疎ら。
ところが20時近くになって急に人が増え始める。
どうやら隣接する飲食店団体予約客のようだ。催しも始まったので一旦フロアから離れる。
実質1時間ほどの運用で終える。
暫く夜景を眺め、帰り際、21時前に1局ほどお声掛けし、撤収。
結局、今回は平日ながら延べ7局と交信頂いた。
QSOありがとうございました。
IMGP1115aa
ここの展望フロアが生き残ったとはいえ、高級レストランが隣接する場所。今までどおり無線運用を維持するためにはマナーに細心の注意を払い、努めるのは言うまでもない。

交信データ
移動地/東京都新宿区新宿野村ビル50F展望ロビー(地上高約200m)
交信日時/2019年12月25日
交信時間/1922~2059JST
周波数/430MHz帯FM

天候/晴れ
無線機/スタンダードVX-3 
アンテナ/付属ヘ リカル
出力/1W
交信局数/7
430MHz7局(FM)
交信相手所在地/
東京都6(杉並区×3、小金井市、武蔵村山市、東大和市)、埼玉県1(さいたま市)

| | コメント (0)

アイコムIC-705「プレ視聴会」見学

来春3月下旬の発売が決まった待望のオールモードポータブル機、アイコムIC-705の「プレ視聴会」が秋葉原CICV研修センターで開催。
何とか午後に時間を作って会場に赴いた。
IC-705視聴会チラシ191222aa
受付でパンフレットとアンケート用紙をもらって入場。
IC-705チラシaaa
IC-705チラシbaa
室内にはコメット、第一電波工業アンテナメーカーやハム番組を持つコミュニティーFMスペース等と共にIC-705が3台置かれ、自由に触ることが出来た。
IMGP1047aa
IMG_20191222_132808aa
IC-705そのものの性能などはハムフェアー直後のブログに感想を述べたのでそちらを参照
発売日と共に12月16日に発表されたメーカー希望価格は税抜き124,800円。
想定より高いという声もあるが実売価格だと10万円ちょっとだろうか?
ハムフェアー時に語られた価格とそれ程大きな差はない。
いずれにしろ、FT-817以来、実質約20年ぶりの新しいHF+50/144/430オールモードポータブル機なので注目度が高い。
午前中の部では会場に入り切らないほどの人で埋まったとか。
大凡200人近くが訪れたらしい。
午後は比較的落ち着いて動ける人数に。
ハムフェアー以来、約3ヶ月ぶりに観るIC-705の現物はイメージより小さい。
IMG_20191222_132521aa
手元には現物大の写真が載ったチラシがあったにも拘らず、そう感じたのは如何にIC-705が画期的なコンパクト設計であることの証だ。
液晶タッチパネルタイプの無線機を扱ったことがないので、基本的な操作方法も解らぬままだが、FT-817と比べるとポータブル機としては多彩な操作性と斬新なルックスはギアとして圧倒的な魅力がある。
IMGP1058aa
左サイドにはBNCコネクターとアース端子。
IMGP1056aa
ハムフェアー展示時には見なかった底面に三脚ネジ穴と思われる部位を確認。
IMG_20191222_132614aa
これで屋外での設置方法の選択肢が増える。
またFM放送受信設定でリアルタイムスペクトラムスコープ&ウォーターフォール表示画面を見て、これはFM遠距離受信を視覚でチェック出来る画期的な機能であることに気がつく。
IMG_20191222_132504aa
IMGP1057aa
受信機としても面白そうだ。
所有しているFT-817やVX-3のFMラジオ選択度はワイドのみで多信号特性も悪く、混変調や相互変調で都内の強電界域での遠距離受信には耐えられない。
IC-705はSDRレシーバーなので、それ以前のラジオと受信性能を単純比較することは出来ないが、期待出来そうだ。
また移動、フィールド運用に最適なマルチバッグ LC-192(オプション)も展示。
IMG_20191222_132733aa
IMGP1045aa
IMG_20191222_132756aa
IMGP1043aa
標準装備なのかは不明だがハムフェアー展示時にはなかったアンテナを取り付ける金具も付いていた。
移動時に無線機をリュックに背負ったまま運用することは殆どない。
だから、使い方としては本体をバッグから出すことなく机やレジャーシートにそのまま設置し、即席運用棚として利用できないかと模索する。
だが、素材が柔らかいので安定させるのは難しそうだ。
樹木や三脚にバッグごと引っ掛けるとかすればなんとかいけそうか?
でも、あまり既成概念だけで考えないほうがよいかもしれない。
IC-705はマルチバッグに入れたまま、手元のスマホでBluetooth/無線LAN接続で遠隔操作するのが主流になるかも。


13時30分より「IC-705の魅力(午後の部)」セミナー開始。
メーカー担当者がプロジェクターを操作しながら解説。
IMGP1075aa
内容は以下に要約。
●アイコムとしては2003年発売のIC-703以来、約17年振りのポータブル機。
しかし当時は八重洲FT-817の後塵を拝してあまり売れず、不評だったと回想。
●今回は満を持してのIC-705。世界で年間1万台の生産目標を見込む。
●KX-3やFT-818に比べて操作性を重視。
●本体に標準装備されるのはマイク、DCコード、バッテリー。
●重さ1Kgに抑えるもアルミダイキャストで耐久性維持。
●ダイレクトサンプリングは24MHzまで。24MHz以上はダウンコンバージョン。理由は電流節減のため。
IMGP1076aa
●4、3インチディスプレイはIC-7300と同じ。
●BNCコネクター採用理由は軽量化の優先。M型は重くなる。
IMGP1084aa
IMGP1087aa
●発売日設定は3月末が決算日だから。
●メーカースタッフの多くがIC-705に関わり、現在も設計中。
●出来るだけD-STAR利用してほしい。JARLも推奨し、自分の娘がCWとD-STARに関心を寄せているので若い世代には受け入れやすい。
●3月までに予約すればプレゼント企画も?
IMGP1089aa

講演につづいておもな質疑応答
●質問/430MHz帯にプリアンプは入っているのか? 回答/感度スペック等まだ出ていない段階。これらはまだ設計中。
●質問/アース端子は仕様決定?ネジだとなくしそう。 回答/まだ設計段階。検討する。
●10w出せる電源電圧範囲は? 回答/出来るだけ低電圧でも動かしたい。
●販売キャンペーン企画案は? 回答/SOTA等にアピール検討。
他、諸々意見等。
●CWデコード機能がほしい。
●5アマ制度でもっと若い人にアマ無線参入しやすくして。
●ベルトで携帯しやすくしてほしい。
●リニアアンプ、チューナー要望。
●モバイルバッテリーからUSB充電機能欲しい。
●ハムログ入力機能とか、OSはAndroidよりiOSがよい等。


14時20分頃、セミナー終了。
参加者もIC-705には期待大で時間一杯まで質問や要望が続いた。
基本的にハムフェアーの時のプレゼンテーションと大きな差はなかったが、メーカー側もまだまだ設計途中らしく、意見をフィードバックして今後も変更がありそう。
夕方から所用があり、「IC-705&IC-9700で楽しむ D-STAR」は残念ながら視聴出来ずに退室。
アンケート用紙に記入し、受付で渡すとアイコムの2020年カレンダーを頂けた。
IMGP1095aa

発売日、価格も決定し期待が膨らむIC-705。

FT690MKⅡで開局して17年間。その後FT817を導入し15年間。
どちらも移動運用、固定機として兼用してきた。
自分のような基本的にメイン機1台を耐久年代限界まで使い倒すタイプだと無線機に対する購入欲は15年位に一回程度しか沸かないが、今回はその3回目の波が来たようだ。
自分にとってIC-705は購入タイミング、無線嗜好(QRP移動)、またモチベーション的にも合致する稀有な無線機だ。
3月下旬の発売日が楽しみである。

| | コメント (0)

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »