« 移動運用その230/東京都府中市府中郷土の森バーベキュー場(2019年8月15日) | トップページ | 令和元年度富士総合火力夜間予行演習見学(2019年8月22日) »

移動運用その231/千葉県成田市ゆめ牧場オートキャンプ場(2019年8月17~18日)

8月17~18日の週末に成田市にある「ゆめ牧場オートキャンプ場」で移動運用を実施した。
IMGP9914aa
オートキャンプ場ではあるが、車なしでも利用は可能。
「JR東日本国内ツアー」のパッケージ企画『思いっきり夏休み 手ぶらでお気軽!成田ゆめ牧場 テント宿泊体験』を利用する。
テント、バーべキュー食材などは全てレンタル・パッケージされているので持参する必要がない。
先日、ソロキャンプ兼移動運用のテストをして、いよいよ実践段階に移行しようと考えていたが、たまたま知人がこのツアーを見つけたので便乗することに。よって今回は先日のソロキャンプ用テントは持参せず。
知人含め、有志3人で申し込む。
参加者全員本格的キャンプの経験なし。また無線の移動運用を実施するのは自分だけ(他2名は無線の趣味はなく、目的は専らゆめ牧場観光)というグループ構成。
まあ、これも一興。
キャンプ経験の豊富な人と行くと、結局その人に任せっきりになってしまうので身にならない。
それに最初から本格的キャンプ用品を揃えるとなると相当な出費になる。また車がないと装備を運ぶ術もない。
諸々鑑みればこのツアーはこれからキャンプを学びたいビキナー層にはありがたい。

●成田ゆめ牧場とオートキャンプ場について
成田ゆめ牧場は千葉県成田市に9万坪の敷地面積を持つ牧場。明治20年、搾乳専業牧場「秋葉牧場」として設立。1987年に観光牧場化した。
成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場は、敷地面積が16万5000㎡と広大で家族連れに人気があるキャンプ場。
特徴は、電源サイトに加え広大な4つの車が入れる広大なフリーサイトがあること。9時チェックインの翌日17時チェックアウトと長い滞在時間が取れる。
場内の施設は、サウナ、コインシャワー、温水洗浄便座付トイレなどが完備。中央にある管理棟では、キャンプ用品のレンタルや販売、さらに牧場で作られた牛乳、ヨーグルト、日曜の朝には焼きたてのパンが売られている。
「手ぶらでテント宿泊セット」などがあり、キャンプ用品がない人や初心者、グループなどでも利用出来る。
キャンプ場に宿泊すると、隣接する「成田ゆめ牧場」への特別優待料金などがあり、滞在期間中は何度でも牧場の入退場が出来る。
利用料は区画ごとではなく、人と車の数に応じて課金され、テントの個数や大きさ、張り方にも制約もない。
公式サイト「利用ルール」の禁止項目は以下の通り(抜粋)。
・チェックイン前のサイト内進入、場所取り
・直火
・オーディオ、楽器等音の出る機器類の一切の使用、及び騒音に順ずる行為
・サイト内での花火(手持ち花火のみ所定の場所のみ可)
・車道での遊び(ボール遊び、ラジコン、キックボードなど)
  ※お車の通行は十分ご注意ください。
・その他、他者への迷惑となる行為

アマチュア無線に関しては特に記述なし。
音の出るオーディオ機器等の注意に関しては、騒音を出さないという基本的マナーであるから、無線に限ったことではない。
イヤフォーン必須でポータブル機電池運用、フォーンでのCQ連呼せず、CWメイン。アンテナはポケットDP&GAWANTレベルのQRP1w以下の移動運用であれば特に問い合わせする必要もないと判断。
実際これで二日間運用したが、まったく問題はなかった。
但し、大きな八木アンテナや発電機等を使用する場合は「その他、他者への迷惑となる行為」に抵触する可能性も無きに有らずなので予め問い合わせしたほうがベターかもしれない。
いずれにしろ、運用は各自自己責任で。


●キャンプツアー1日目
この日は快晴。台風一過で南からの暑い空気が流れ込んで、関東地方は35C前後の猛暑。
午前7時20分。JR新宿駅で他の参加者と集合。東京駅に向かう。
午前8時11分発東京発総武線快速成田空港行きグリーン車で成田へ。
千葉駅までは、車窓はずっと建て込んだ京葉湾岸市街地だったが、千葉から成田までは急に田園地帯に。
IMGP9903aa
09時24分、成田着。
09時41分、成田発成田線銚子行き乗り換え
09時54分、滑河駅着。
IMG_20190818_161135aa
10時00分、駅前より「ゆめ牧場」送迎バスに乗って牧場へ。土曜日だったので満員。
IMGP9911aa
成田線沿線の長閑な田園地帯を走る。
IMGP9913aa
10分ほどで牧場到着。
IMGP9915aa
成田市といっても中心地からかなり北寄り。利根川沿いの茨城県境に近い。空港からも離れており、航空機の姿も思ったより遠い。
到着後、駐車場を渡って徒歩でキャンプ場管理棟に向かいチェックイン。
IMGP9917ab
テント等レンタル品を受け取り、リアカーでテントエリアへ。
結構な物資量なので大変。
選択した場所は受付から離れたフリーエリア。比較的静かで木陰もある。
夏空が広がり、キャンプ日和で場内は盛況だ。
IMGP9948aa
IMGP9950aa
早速、テント組み立て。
3人用なので結構大きい。説明書を見ながら慎重にセッティングしていく。
途中、蟷螂がやってきた。いかにも「夏休み」という光景。
IMGP9919aa
先日一人用テントを組み立てた経験が多少役に立ったのか、何とか午前11時半過ぎ位に最後まで組みあがる。
IMGP9931aa
このキャンプ場では、スタッフに頼めばテント設営もやっていただけるようだ。

●17日の移動運用状況
テント完成後、他の参加者は「ゆめ牧場」に観光。
自分は一人テント前に残り、アマ無線の移動運用を開始する。
IMGP9933aa
IMGP9935aa
ポケットダイポールを三脚とアンテナポールに上げ、FT817の後部アンテナ端子にはGAWANTを装着。
午後12時40分過ぎよりON AIR。
当然イヤフォーン装着運用。
人工ノイズレベルも低く、電波環境はよろしい。
幸運にもEsが開けており、6mでは早速鹿児島県日置市、北海道大空町移動局とQRP1wで繋がる。
またGAWANT使用の21、18MHzで6、8エリア、更に6mで15時半頃、JD1ともお繋ぎ頂く。
17時前までに50MHz5局(SSB2、CW3)、21MHz2局(CW2)、18MHz3局(CW3)、144MHz1局(SSB)トータル11局。エリアは1,2,6、8。
すべて0.5~1w。
コンディションに恵まれたのが幸い。
この辺りは標高35m位しかなく、QRP1w程度で地表波では殆ど飛んでくれない。
この日もGWでお繋ぎ頂いたのは144MHzSSBで神栖市移動、50MHzCWで神奈川県中郡移動の2局だけ。
FT817シリーズによるQRPコンテストも実施されていたが、まったく聴こえず。
430FMハンディーではずっとメインチャンネルを聞いていたが、1局もCQが入らない。
Esが出ていなかったら、退屈な移動運用になっていたかも。
35C近い中、日向でずっと無線していたので暑さに耐え切れず、水場で顔を洗って体温を冷やす。
ここの水は地下水なのか非常に冷たくて心地よい。
それにしてもキャンプにタープが必須な理由がよく解る。
真夏に日陰を作らないと、耐え難いことになる。
16時過ぎにFM放送入感状況チェック。
IMGP9952aa
こちらも地上高がないため、あまり受信出来ない(巻末表参照)。
地元の成田市CFMすらこのVX-3とロッドアンテナでは受信不可。更に受信不具合も。SRF-M100を持ってくるべきだったか。
17時過ぎに知人達が牧場から戻る。
連絡用に特小トランシーバーを渡していた。携帯はキャリアによっては繋がらない場合もあるのでこういったキャンプ場では今尚重宝する。しかしケンウッドの特小はもうかなり老朽化しているのでそろそろ買い換えなければ。

●キャンプ場の夜
早速バーベキューに。
食材は管理棟で受け取る。
火起しはキャンプの基本。団扇がなかったので苦労する。仕方なく「JARL NEWS」と「ラジオ番組表」を団扇代わりにしたのでぼろぼろになってしまった。
IMGP9968aa
IMGP9970aa
夕焼けにポケットダイポールのシルエットが映える。
IMGP9962aa
自分達の周りのオートキャンパーは本格的な人たちばかり。小さい子供を連れたファミリーが多く賑やか。
そもそも車なしでオートキャンプ場に来ている人は殆ど居ない。これが普通のソロキャンプ場であったらそんな気後れ感はなかったかも知れないが。
夕食を終えて、シャワーを浴び、再びFT-817の電源を入れる。
21時からはKCJコンテストが始まるはず。
しかし、6mの地表波では誰の信号も聴こえず。僅かに都内OM局のCQが受信出来たがこの弱さではQSOの見込みなし。
144MHz帯ではSSBで芝山町移動局が聴こえていたが御呼びしても気が付かれず。
結局夜間は無線を諦めて、暫し星空を見上げる。
IMGP9981aa
十分に暗い夜空だが目が慣れないため、天の川は確認出来ず。
暫くすると満月が昇ってきた。
IMGP9988aa
キャンプ場の夜景と満月が如何にも「夏の夜」という雰囲気を醸し出す。
IMGP9990aa
IMGP9994aa
管理棟周辺はキャンパーの密度も高く、花火とかやっていて賑やか。
しかし、このフリーエリアは街灯もなく、ランタンと薪の明かりだけ。こちらのほうが趣がある。
22時前には就寝。
自ら建てたテントで一泊するのはもしかすると生まれて初めてか?
とにかくこの日は暑かったので、なかなか寝付けない。エアコンに慣れた身にはキツイ。
周りの音も結構気になる。ペットの犬も鳴いていた。
ただ、キャンプは「不便も楽しむ場」。
暫くすると冷気も漂ってきて多少は凌ぎやすくなってくる。
と、いつの間にか寝付くことが出来た。


●キャンプツアー2日目
朝、午前6時前に目が覚める。
IMGP9999aa
爽やかな夏の朝。キャンパーの朝は早く、もう周りは動き回っていた。
IMGP0009aa
朝日が直接、テント正面から射して来るので、迷彩シートを入口部分に設置する。
これで暑さが凌げるようになった。
IMGP0011aa
朝食もツアーにパッケージされており、午前8時に管理棟で受け取る。
牧場特製の牛乳、ヨーグルト、クロワッサン、メロンパン、スクランブルエッグ、ウインナー、コーンスープ。
乳製品は濃厚。
IMGP0013aa

●18日の移動運用状況
朝から早々に移動運用再開。
6時50分頃に6mSSBで利根川対岸の稲敷郡河内町移動局とQSO。
朝食時の8時前後から昨日同様Esが開けてきた。
6mで北海道と数局0.5Wで交信。
しかし、9時過ぎにFT817のバッテリーが切れてしまう。
予備は持ってこなかった。当初は平地のロケーションを鑑みて、予備電源まで使う運用にはなるまいと考えていたが、ここまでコンディションがよく、GAWANTも健闘するとは予想外。
まだ2日目の朝の段階で移動運用を終わらせるのは勿体無い。
そこで管理棟の売店に行ってみると、幸いにも単三アルカリ電池を扱っていた。量販店価格より割高だったが致し方なし。
使用分を購入し、午前10時前より移動運用復帰。
18MHzから50MHzを行ったり来たり。
主にKCJコンテスト中心に正午までにこの日延べ23局と交信(すべてお呼び掛け)。
18MHz2局(CW2)、21MHz8局(CW8)、28MHz4局(CW4)、50MHz9局(SSB4、CW5)。
エリアは1、2,3、4、6、7、8、0
それにしてもGAWANTはよく飛ぶ。0.5~1Wでもこれだけ交信出来るとは。
問題だったのはFT817のCW端子の接触不良。以前から調子が悪く、その都度端子部分を触って復帰させていたが、今回はだんだん酷くなって、交信中に信号が止まってしまい相手局にご迷惑をお掛けしてしまった。
さすがに近日中に修理に出さねばなるまい。
さて、正午を廻ってもコンディションは良好だったが、無線機の不調と、「ゆめ牧場キャンパー入場優待券」を使わぬままチェックアウトは勿体無く、名残惜しいものの午後12時過ぎで今回の移動運用は一旦終了。
成田市移動二日間合わせて延べ34局と交信頂いた。内KCJコンテストでの交信は15局。
TNX QSO.


●「ゆめ牧場」見学
13時頃、キャンプ場に隣接する「ゆめ牧場」に徒歩で向かう。
IMGP0015aa
それにしても、この暑さ。
ただ歩いているだけでも体力消耗。寝不足も含め、結構しんどい。

牧場内にある2フィートゲージトロッコ列車「まきば線」が興味深い。
IMGP0034aa
IMGP0017
IMGP0018
IMGP0019aa
IMGP0021aa
IMGP0028aa
IMGP0030aa
IMGP0032aa
軌道がローカル鉄道風でよい味を出している。
トロッコ蒸気機関車が動体保存されているようで指定された日に走っているところを見ることが出来る。
ふだんはディーゼル機関車が観光客を乗せている。
IMGP0042aa
IMGP0046aa
他の施設は、いわいる観光牧場定番のヤギの餌やり、乗馬、モルモットふれあい、乳搾り、アヒルのレース等。
観光客相手に動物もこの暑さで大変であろう。
IMGP0048aa
14時、一旦キャンプサイトに戻り、撤収作業。
大型テント収納も初めての割には何とか巧くいく。
レンタル品一式を管理棟に返却し、キャンプ場より撤収。
15時50分の送迎バスで滑川駅へ戻り、成田駅16時52分乗り継ぎ、総武線快速で18時09分東京着で一同解散。無事に今回のツアー終了。
猛暑ながら天候とコンディションに恵まれたのは幸い。
もし、Esが発生せず、HF帯もNGであったなら、地表波のみ2日間で5局しか交信出来なかった計算になる。
標高35m前後のQRP運用は電離層の状況次第で大きく変わる。
いずれにせよ、キャンプを併用する移動運用の実践としては、よい経験となった。
但し今回は、あくまで複数人によるツアーの便乗キャンプだったので、純粋なソロキャンプ移動運用としては、また改めて挑戦してみたい。

交信データ
移動地/千葉県成田市ゆめ牧場オートキャンプ場(標高37m)
交信日時/2019年8月17~18日
運用時間/1243JST~1650JST(17日)・0649JST~1158JST(18日)
周波数/18・21・28・50・144MHz/SSB・CW
天候/快晴

無線機/FT817・VX-3
アンテナ/ポケットダイポール・GAWANT・ヘリカル

出力/0.5~1
延べ交信局数/34
18MHz5(CW5)、21MHz10(CW10)、28MHz4(CW4)、50MHz14(SSB6、CW8)、144MHz1(SSB1)
交信相手所在地/北海道8(札幌市、根室市、紋別郡白滝村、紋別郡雄武町、足寄郡陸別町、網走郡大空町、石狩地方×2)、山形県3(上山市、他×2)、茨城県2(神栖市、稲敷郡河内町)、東京都2(八王子市高尾山、小笠原村)、神奈川県1(中郡二宮町)、新潟県3(新潟市東区、他2)、愛知県1、三重県2(三重郡朝日町、多気郡大台町)、兵庫県1、広島県1、福岡県3(那珂川市×3)、熊本県1、長崎県×3、鹿児島県1(日置市)、他未確認2


千葉県成田市ゆめ牧場オートキャンプ場(標高37m)におけるFM放送受信リスト

受信日/2019年8月17日1600JST~・受信機/VX-3 アンテナ/ロッドアンテナ

(注/NHKFMは受信可能な距離から推定)

周波数(MHz) 局名 信号強度(5段階)
備考
76.4 レディオ・ベリー(宇都宮)
4
 
76.7 FM鹿島(鹿島市)
2
 (推定)
78.0 BAY-FM(千葉市)
3
 
78.6 FM FUJI(三つ峠)
4
 
79.5 NACK5(浦和市)
5

 
80.0 東京FM(東京タワー)
4
 
80.3 NHK宇都宮
3
 
80.7 NHK千葉
5
 
81.3 J-WAVE(スカイツリー)
4
 
82.5 NHK東京
4
 
83.2 NHK水戸
5
 
84.7 横浜FM(大山)
4
 
86.6 東京FM(桧原)
4
 
88.1 IBS守谷補完FM
2
 
89.7 INTER-FM(スカイツリー)
4
 
90.3 TBS補完(スカイツリー)
4
 
91.6 文化放送補完(スカイツリー)
4
 
93.0 ニッポン放送(スカイツリー)
4
 
       (93.0MHz以上はRX不調で確認出来ず)
       
        
   
 
   
 
   
  

 

|

« 移動運用その230/東京都府中市府中郷土の森バーベキュー場(2019年8月15日) | トップページ | 令和元年度富士総合火力夜間予行演習見学(2019年8月22日) »

移動運用」カテゴリの記事

イベント・訪問記」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。