岩手県遠野市移動と「SL銀河」乗車記その2(2018年6月23~24日)
●志戸平温泉郷の宿でFM受信
遠征2日目、24日は午前4時半頃に起床。
朝焼けに空が映える。昨晩は曇っていたが、この日は天気がよさそう。
「SL銀河」も予定とおり運行されるに違いない。
宿泊したホテルの部屋は今回も地上8階だったのでラジオは比較的よく受信出来るはず。
FM放送の受信状況をチェックしてみた。(巻末表参照)
沢沿いの山間にある温泉郷だったので前回ほど受信環境はよくなかったのだが、岩手放送のFM補完中継局のいくつかを受信出来た。
なぜか一ノ関市方面の局が多数受信出来る。志戸平温泉は花巻市の西側、奥羽山脈沿いに高くなっている。ここから一ノ関は距離的にかなり遠いのだが北上盆地を挟んだ両端で伝播条件がよいのだろうか?
●再び遠野へ
午前8時50分にチェックアウト。
午前9時10分発のシャトルバスで新花巻駅に向かう。
発車して5分くらい経った頃、乗客の携帯が一斉に鳴り出す。
まさか緊急地震速報?
嫌な予感が。
チェックしてみると花巻市の防災訓練エリアメールだった。
昨年9月の二の舞かと思い、吃驚した。
午前9時40分過ぎに新花巻駅着。
1009JST発釜石行き普通列車で「SL銀河」乗車駅の遠野に向かう。
今回の遠征では新花巻ー遠野を2往復することになる。
1102JSTに遠野駅着。
しばらく時間があったので遠野市立博物館に立ち寄ったり、街を撮影したり、お土産を買ったりする。
マンホール等は遠野市仕様。
昨日、訪れられなかった鍋倉公園の展望台での移動運用も考えたのだが、体力的時間的に断念。
結局、二日目は無線する余裕は生まれなかった。エネルギーを「SL銀河」乗車と撮影に集中することに。
●「SL銀河」搭乗
1240JSTに「SL銀河」が遠野駅に入ってきた。
構内連絡橋の上から撮影。
なぜか「撮り鉄」風のマニアの姿も無く、落ち着いて撮影することができた。
「SL銀河」はここで1時間以上停車する。
機関車を切り離して整備するシーンも見ることが出来た。
SLは真っ黒なので近くで撮影すると露出オーバーになるので意外と難しい。
機関車を切り離しても「SL銀河」はディーゼル自走出来るそうだ。
客車は4両編成。側面にはそれぞれ星座をイメージしたデザインが施されている。
車内も「銀河鉄道」テイストに装飾され、旅情を醸し出す。プラネタリウムも設置され、予約順に観覧出来る。
またオリジナルグッズ等も販売するデッキもあって工夫された造り。
車内限定品グッズかどうかは定かで得ないが、とり合えず「大人買い」してみる。
1354JST、「SL銀河」は遠野を出発。ホームには送迎の横断幕。
運行開始から5年目ということで、沿線で見学や撮影する人も疎ら。
それでも生まれて始めてのSL乗車であったから自然と高揚し、ディーゼルカーで同じ場所を走っている時とは風景も別物に思えるから不思議。
途中、乗務員が「SL銀河乗車証」をお客さんに配っていたのでありがたく頂く。これは区間毎、年度毎にデザインが変更になるようだ。
裏はスタンプスペースになっている。
また、乗車券に押される改札スタンプもSL銀河仕様だ。
1420JST、宮守駅着。7分ほど停車。乗客はホームに出て機関車撮影に勤しむ。
1507JST、新花巻駅着。
1時間10分程のSLの旅であった。
1519JST発、東京行き「やまびこ52号」に乗り継ぎ、慌しく都内へと戻る。
1824JST、東京着。
新幹線から降りると遠野の閑散とした風景とは対照的な東京駅構内の雑踏に息が詰まる。日本の人口偏重を肌で感じた。
今回は同行者数名との温泉泊と「SL銀河」リベンジ乗車が主な目的であったので、無線に割く時間がほとんどなく、50MHzSSB1局の交信で終わる。
またBCLも昨年の遠征で粗方同地域で受信出来る局をコンプリートしていたので新たな収穫は補完FM位と少なかった。
周波数(MHz) | 局名 | 信号強度(5段階) | |
76.1 | FM岩手(盛岡) | 4 |
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76.7 | 岩手放送補完(山田) | 2 |
|
77.1 |
FM仙台(仙台) | 1 |
(推定) |
78.7 | FM one(花巻市) | 5 |
|
79.5 | FMあすも(一関) | 2 |
(推定) |
81.6 | NHK室根 | ||
82.5 | NHK仙台 | 2 |
(推定) |
83.1 | NHK盛岡 | 3 |
|
83.8 | NHK一ノ関 | 2 |
|
84.8 |
NHK一ノ関川崎 | 2 |
|
85.5 |
岩手放送補完(一ノ関) | 1 |
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86.4 |
岩手放送補完(一ノ関室根) | 3 |
|
90.6 | 岩手放送補完(盛岡) | 5 |
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