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2018年3月

移動運用その196/神奈川県足柄下郡箱根町金時山山頂移動後編(2018年3月25日)

(前編から続き)
山頂到着時刻は12時56分。
登山口から約2時間半。平均所要時間より40分も遅かった。
サイトなどで紹介されている金時山山頂の風景画像そのままに雄大な富士山が目の前に。
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南に目を向ければ桃源台、芦ノ湖、中央火口丘、外輪山が一望だ。
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猪の鼻に喩えられた山頂は巨岩が散らばり、スペースは広くない。
そこに山小屋ふたつと環境配慮型のトイレが設置されている。
お昼時なので山頂スペースはハイカーでいっぱい。
時間はすでに13時を廻っている。とにかく、まずは移動運用できるポイントを探さねば。
山頂からやや南西に下った岩場に平坦な部分があったので、そこにレジャーシートを敷いてアンテナを上げる。
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展望台からは巨岩の陰になるのでここなら眺望の邪魔にはならない。
都心方面からは逆の斜面になるが目の前に「第3新東京市」たる桃源台や中央火口丘陵や芦ノ湖、外輪山が眺望できるので風景を楽しむことを優先した。
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アンテナを設置し終わったのは13時20分を廻っていた。
6mで最初にお繋ぎいただいたのは湘南国際村移動局。
500mWでRS53で届く。
更に13時40分頃、いつもお世話になっている局長さんがあきる野市移動でCWモードRST599で入感していたのでお呼びがけ。
なんとかRST519~539で届いたようだ。こちらのアンテナが風でふらふらしてQSBを伴っていたとのレポート。
14時頃からCQを出してみるがなかなか応答がない。
それでも約30分間でSSBで横須賀市固定局、CWで2エリアからそれぞれ1局ずつお呼びがけがけ頂けた。
お相手局のレポートによると箱根移動局にしては信号が弱いとのこと。
やはりDPで1W未満だと標高1212mからしても稼ぐのは難しいか。
50MHz、144MHz共にSSB、CWでは聞こえてくる局も疎ら。
結局14時半までに50MHzでは4局のみの交信で終わる。
とにかく時間がない。
あの雪解けぬかるみ登山道を下山することを考えると余裕を持ったスケジュールで行動しなければ危険。
少なくとも15時過ぎには下山を考えないとまずい。
DPアンテナは早々に片付けて、山頂の小屋付近に戻るともう14時50分になっていた。
あれほど居た登山客も数人に。
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急いでFM受信状況を調べる。
スカイツリー、東京タワー他在京県域局は強力で、他に湘南方面の各CFMと伊豆、小田原方面のNHK,K-MIXの中継局と静岡本局を受信。
しかし静岡方面のCFMは入念にチェック出来ないまま時間切れ。
大室山や三国峠での受信成果に比べると物足りない。やはり時間がないのだ。
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帰り際にVX-3ハンディーを使い、430FMでCQを出す。
横浜市旭区と藤沢市固定局から応答頂く。
結局、今回の金時山移動での交信局数は登山途中も含め、全8局。
山頂滞在は2時間半。コンビニで買ったおにぎりも食べる時間もなかった。
15時半、バイオトイレを借りて下山開始。山小屋もシャッターを閉め、店員も下山した後。
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ハイカーの姿もなく、一人往路を降りていく。
ぬかるみを慎重に一歩一歩足を進める。
雪解け水は治まって、往路時程ではなくなったのが幸い。
天気は快晴のまま気温も高く、風も殆どなかったので、足元さえ気をつければ大丈夫な感覚。
途中、登ってくるハイカー一組と普段着カップルとすれ違う。
もう山小屋は閉まっているし、これから山頂へ行って降りる頃には暗くなり掛けてしまうのだが大丈夫なのだろうか?
特にハイキング仕様ではない格好で登っていたカップルは心配だ。
下山開始から約1時間で巨岩のところまで戻ってきた。
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難所は取り合えずクリアした。ここで暫く休憩。
日が傾いた仙石原周辺は往路とはまた違う趣き。
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東へと伸びる尾根沿いには笹原を貫く登山道が覗える。
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神山方面に目を凝らすと、ロープーウェイの大涌谷駅とゴンドラのシルエットが分かる。
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休憩中、ハイカーの姿を見ることはなかった。
ハイキングコース入り口に戻ったのは丁度17時。
ローソン第3新東京市北店前までは17時10分。
下山所要時間は1時間40分。平均と比べ20分遅い。
一度も尻餅を突くことなく下山できたのは幸い。思うにぬかるみよりも細かい砂利状の登山道のほうが滑りやすい。
暫し金時登山口バス停のベンチで休憩。
金時山山頂方面は夕日で赤く染まってきた。
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ローソンの道路向かいにトイレと足洗い場がある。
靴とズボンの裾は泥だらけだったので、出来る限りそこで落とした。
徒歩で仙石バス停へ。
17時台も頻繁にダイヤが組まれているので10分も待たずにバスが来る。
小田原行きバスに乗って箱根湯本を目指す。しかし今回は前回箱根を訪れた時、乗れなかった箱根登山鉄道に乗車するため宮ノ下で下車。
奇しくも宮ノ下から先は大渋滞で箱根湯本までは1時間以上かかるとアナウンスされ、何人かの観光客も降りていった。
バス停からしばらく坂を上ると登山鉄道の駅。
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これに乗るのは大学時代の合宿以来38年ぶりだろうか?
車両も駅の設備もすべて更新されている。昔の面影はない。
車窓の外はすっかり暮れてしまった。
車内は混んでいて湯本までずっと立ちっぱなし。やはり外国人観光客が目立つ。国籍も人種も多種多様。
いくつかのスイッチバックを経て箱根湯本駅に着いたのは18時30分頃。
帰りのロマンスカーは21時15分。
まだ時間があるのでスマホで湯本周辺の温泉を探す。やはり箱根に来たからには温泉に入らないまま帰るのは無粋。
幸い、駅から歩いて3分の湯本富士屋ホテルの大浴場が入浴のみでも利用可能だったので入館。
エレベーターで2階に上がるとフロントがある。
入浴料は1800円。京王高尾山の極楽湯1000円と比べるとかなり高めだが、立地条件や箱根というステイタスを考えると致し方ないか。
大型のリュックを収納できるロッカーはないから注意。ただ、バスタオルとフェイスタオルは無料で使える。
自分にとってはハードな金時山登山だったから、このお湯は大変な癒しになる。
露天風呂で夜空を見上げればハーフムーンが浮かんでいた。
温泉を出ると時刻は20時を廻っていた。それでも帰りの電車までは1時間近くもある。
しかし20時を過ぎると多くの店は閉まっており、賑やかだった駅前も閑散に。
『エヴァ屋』も18時には閉まっていた。
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歩道橋上で昼間チェックし忘れたラジオ日本小田原中継局をモニターするが、夜間になって伝播状況が変わってまともに聞こえない。不覚。
考えてみれば、朝から何も食べていない。
これ以上周辺を徘徊しても意味がないので、お土産を駅構内で買った後、改札を通り、ホームのベンチで山頂で食べ損ねたコンビニおにぎりでチャージ。
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19時前に1番線ホームにロマンカーGSE70000系が入線。
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就役してから1週間ほどしか経っていないので人気があり、写真を撮る人も多い。
取れた席は1号車(後方)の4列目右側。この座席だとあまり前方部分は見えないが展望席の雰囲気は味わえる。
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21時15分に「はこね70号」は新宿に向けて出発。
夜の展望席も一興だ。
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湯本を出た時には空席もあった展望席だが本厚木を出る頃には全席埋まる。
家族連れ、カップル、鉄道ファンと様々。
途中睡魔に襲われるが、展望席で寝てしまっては意味がないのでしっかりと起きていた。
22時46分、新宿到着。
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帰り際、特急券売り場でGSE就航記念スペシャルボックスを限定販売していたので記念に購入。
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箱根湯本まで持参したスタンプラリー台帳はこちら。
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無事に何とか金時山遠征移動運用を終える。
もっとも今回は結果的に新型ロマンスカー展望席乗車と『新世紀エヴァンゲリオン』の「聖地巡礼」も兼ねてしまったので、移動運用に重心は掛けられなかった。
公共交通機関に限ると日帰りでは十分な移動運用時間は取れないロケーションであることを再確認。
もっと早い時刻の電車で出発すれば多少の余裕が出来ると思うが。
ただ無線は別として、天候はベストで眺望も楽しめたので今回の金時山遠征は大変FBな移動ハイクであった。
交信いただけた局長さん。ありがとうございました。
遠征交通費は、特急券含めて5820円かかった。しかし特急券を除けば3840円。途中宮ノ下で登山鉄道に乗り換えたほうが安くなったのは意外。
結局フリーパスよりは安く上がった。


●金時山遠征交通費

新宿ー箱根湯本電車運賃<小田急ロマンスカー+箱根登山鉄道>(往路)  
運賃1190円+特急券890円=2080円

箱根湯本ー仙石バス運賃<箱根登山バス>(往路)                             750円

新宿ー箱根湯本電車運賃<小田急ロマンスカー>(復路)        
運賃1190円+特急券1090円=2280円

仙石ー宮下バス運賃<箱根登山バス>(復路)                               440円

宮ノ下ー箱根湯本<箱根登山鉄道>(復路)                                270円

トータル                                               
5820円(特急券除く3840円)

●交信データ
移動地/神奈川県足柄下郡箱根町金時山山頂(標高1212m)
交信日時/2018年3月25日
交信時間/1205~1524JST
周波数/50MHzSSB/CW・430MHz帯FM

天候/快晴
無線機/FT817 スタンダードVX-3 
アンテナ/ミズホポケットダイポール 付属ヘリカル
出力/0.5~1W
延べ交信局数/8
50MHz4(SSB2、CW2)、430MHz4(FM)
交信相手所在地/神奈川県5(横浜市旭区、藤沢市、横須賀市、横須賀市湘南国際村、足柄下郡箱根町三国山)、東京都2(江東区ゲートブリッジ、あきる野市)、静岡県1(富士市)


神奈川県足柄下郡箱根町金時山でのFM局受信リスト

受信日/2018年3月25日1515JST・受信機/スタンダードVX-3・アンテナ/イヤフォーンアンテナ

周波数(MHz) 局名 信号強度(5段階)
備考
76.3 FMなぎさステーション(伊東市)
4
(推定)
76.5 インターFM(横浜)
5
 
76.7 コーストFM(沼津)
2
(推定)
77.1 放送大学
5
 
78.0 BAY-FM(千葉)
 
78.3 FMナパサ(平塚)
4
 
78.5 ブルー湘南(横須賀)
4
 
78.6 FM富士(三つ峠)
2
 
78.9 湘南ビーチFM(葉山)
4
 
79.2 K-MIX(静岡)
5
 
79.6 FM熱海湯河原(熱海)?
2
(推定)ナック5の可能性も
80.0 東京FM(東京タワー)
5
80.5 K-MIX(下田)
5
 
80.7 NHK千葉
5
 
81.3 J-WAVE(スカイツリー)
 
81.9 NHK横浜(円海山)
5
 
82.5 NHK東京
5
 
82.8 鎌倉FM(鎌倉)
4
 
83.5 NHK小田原
5
 
84.2 NHK熱海
3
 
84.7 FM横浜(大山)
5
 
85.3 NHK(伊豆長岡)
4
 
85.9 K-MIX(島田) 
4
 
86.6 K-MIX(伊豆長岡)
5
 
88.3 J-WAVE(六本木)
4
 
88.8 NHK静岡
5
 
89.7 インターFM(東京)
5
 
90.5 TBS補完(スカイツリー)
5
 
91.6 文化放送補完(スカイツリー)
5
 
93.0 ニッポン放送補完(スカイツリー)
5
 
 (93.0MHz以上は時間切れのためモニター出来ず)
 
 
 
 

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移動運用その196/神奈川県足柄下郡箱根町金時山山頂移動前編(2018年3月25日)

穏やかに晴れ渡った3月25日。
この日は以前から移動地候補に上げていた神奈川県足柄下郡箱根町の金時山に赴いた。
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金時山は箱根外輪山北西部に位置する標高1,212mの寄生火山。
箱根がまだ巨大な成層火山でカルデラ陥没する前に山腹から噴火して形成された。
湘南方面から富士山を望むとその手前にぽつんと目立つピークがある。
これが金時山だ。
下の写真は2016年1月に湘南平から見た金時山シルエット。
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江戸時代に足柄辺りに「金太郎伝説」ができ、この頃から金時山と呼ばれるようになったという。
また、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で主人公碇シンジがNERV作戦部長葛城ミサトと共に第三新東京市(桃源台、せんごく仙石原付近)を見下ろすシーンのポイントが丁度金時山になる。
箱根観光協会でもこのアニメの「聖地巡礼」には力を入れおり、エヴァンゲリオン箱根補完計画地図やスタンプラリーを実施して、金時山もイベントコースに取り入れられている。
下図は観光協会が無料配布した「エヴァンゲリオン箱根補完計画地図」の一部。
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また移動運用場所としても神奈川県足柄市、足柄下郡箱根町、静岡県駿東郡小山町の境が交わる独立峰であるので興味深いポイント。
金時山ハイキングに関してはこのサイト(https://yamahack.com/1650)がシンプルでわかりやすい。
ただ、公共交通機関を使っての東京都内から日帰り移動運用は時間的にハード。以前、同じ箱根町の駒ケ岳移動の時は泊りがけだったが、宿泊を含めると費用、日数も掛かりなかなか赴くチャンスに恵まれなかった。
しかし今回、たまたま新しい小田急ロマンスカー70000系の25日夜の上り列車後部展望指定席が予約出来たので、急遽そのついでに金時山まで遠征しようと計画した。
但し押さえていたのは帰路のロマンスカー座席予約だけで、往路のことは何も考えていなかったので当日朝は少しバタバタした。
新宿駅に着いたのは朝7時10分過ぎ。箱根登山を考えるとちょっと遅すぎ。
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さすがに普通の通勤型電車のロングシートに座ったまま箱根まで行くのは難儀だし、時間もかかる。
そこで往路もロマンスカーを利用することに。
しかし、直近の7時20分発「はこね51号」は満席。
仕方なく、次の8時発「はこね3号」の指定席を券売機で購入。
乗車券のほうは取り合えず保留に。
なぜなら「箱根フリーパス」という周遊券があって、これを使えば、小田急系列の登山鉄道、バス、ケーブルカー、ロープーウェイが大人一人二日間5140円で乗り降り自由になるからだ。但しロマンスカーの特急料金は含まれない。
単純計算してみると、今回の遠征では
新宿ー箱根湯本電車運賃(特急券除く) 1190円×2=2380円
箱根湯本ー仙石バス運賃  750円×2=1500円
トータル   3880円

となると周遊券を買ったら1260円の損になる。
先日の江ノ島遠征で周遊券を使いきれずに僅かに赤字となってしまったので今回は慎重に考えた。
現地では予定通りに行かないこともあり、余分な交通費がかかってしまうこともあるが、さすがに日帰りで1200円以上交通費負担が増える可能性は低いと考え、改めて通常の新宿ー箱根湯本運賃1190円の切符を買う。
「はこね3号」は展望席のない車種。別に展望席に座る訳ではないのにテンションは落ちる。ワクワク感がない。
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定刻どおりに出発したロマンスカー。
座席はほぼ満席。やはり外国人観光客が目立つ。
車窓からは春分の日に降った雪がまだ残っている丹沢の山々や富士山が見える。
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快晴で申し分ない天候。
が、乗車後のアナウンスで、自分の乗った後ろ2両は小田原止まりであることを知る。乗車券を見ると確かにそうなっている。まったく気がつかず。恐らく箱根湯本行きの座席は購入時点で満席になっていたのだろう。
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午前9時6分、小田原着。
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9時13分小田原発箱根湯本行きの箱根登山鉄道に乗り換え。
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9時31分箱根湯本着。
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小田急では新ロマンスカー就航記念スタンプラリーを実施中でこの箱根湯本にもスタンプ台があるので台帳に捺印。
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駅を降り、バスターミナルへ。箱根登山バスの3番バス停から出ている桃源台行きに乗る。
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便が多い路線なので待つ必要はさほどない。
0945発の便に乗り込む。料金は後払い。乗り降りは両方とも前のドアから。
ワインディングロードをどんどん上がっていく。金時山登山の最寄バス停は仙石。約30分程度で到着。
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料金は750円。
バスはこの交差点を左折してしまうが、登山口はそのまま箱根裏街道を直進したところにある。
殆どが寂れてはいるが思ったよりも店舗や住宅、別荘が立ち並んでいる比較的開けた場所。
徒歩10分ほどで「金時登山口」バス停に至る。
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こちらのバス停が登山口最寄なのだが、便数が少ない。
歩いてもたいした距離ではないので、登山者は皆仙石で下車するようだ。
目の前にローソン。コンビニを見つけるとなぜか安心できる。
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帰りのバス運賃小銭がなかったのでほっとした。ここでお札を崩せる。
店名を見ると「第三新東京市北店」。
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『新世紀エヴァンゲリオン』とタイアップしているコンビニ。
噂では聞いていたがここだったのか。
店内もそれ仕様でエヴァ関連グッズも売っていた。
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昼食用のおにぎりを買って、いざ登山開始。
登山道入り口はコンビニのすぐ西隣。
石碑や案内掲示板があるのですぐ分かる。
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登山口は今回登る矢倉沢口の他に神社口、乙女口がこの街道先にある。
時刻は10時31分。登山には遅すぎるが止むを得ない。
暫くは別荘地が立ち並ぶアスファルトの道を歩く。
まだ道端には雪が残っている。
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歩き始めは体が慣れずしんどいのはいつものこと。
金時山ハイキングコース入り口に着いたのは10時40分。
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ここから本格的な山登りだ。案内板によると山頂まで距離2.3Km。所要時間は110分。
標高差549m。
今回は三脚とアンテナポールを持ってきているのでリュックの重さは約8Kg。
これを背負っての、この距離、標高差はかなりきつい。
とにかく一歩一歩進むしかない。登山用ストックを持参したので、昨年仏果山に登ったときよりは楽かもしれないが。
最初は樹林帯を進む。杉の植林地帯は少ないので奥多摩や奥武蔵の登山道のような陰湿な薄暗さはない。
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所々の残雪でぬかるみが気になる。
少しずつ傾斜もきつくなり、小休止を取りつつよじ登る。
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登山者は殆どいない。時折、下山者とすれ違う。この時間帯でもう下山なのか?少々焦る。
残雪とぬかるみが段々とひどくなってくる。雪解け水が小川のように登山道を流れている場所も。靴の中にも水が染込んで来た。
まるで独ソ戦の春先の泥沼のようだ。足が滑る。
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上りでこれだから下山時が不安になる。
登山口から登り始めて約42分。11時13分に矢倉沢峠に到達。
尾根道の合流点に営業していない小屋がある。
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ここから先は急に視界が開けて笹野が広がる尾根道に。
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その遥か先に金時山の頂上らしきピークが覗える。
暗い樹木帯から一転して明るくなったので気分も楽になった。
登山者の姿も増えてきた。
しかし足元のぬかるみは一層酷くなり小川の中を歩いている感じ。
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ふと振り向くと仙石原から桃源台にかけての平地と箱根のカルデラ火口丘の神山や大涌谷の噴煙が一望に。
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これは素晴らしい風景だ。
雄大なパノラマを目にすると一気に疲労も解け、足が前に進むようになる。
11時25分。笹原が切れて巨岩が転がる開けた場所に至る。
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ここでまた小休止。
登山道は更に傾斜を増し、狭くなる一方で上り下りとも登山者は増え、すれ違うにも難儀する。中には普段着、スニーカーで登っているカップルも。
山頂はまだまだ先。
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11時56分。登り始めてから約1時間半。金時神社方面の登山道との合流地点に到達。
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何人もの登山者が小休止中。
下山ルートをどちらにするか迷うハイカーも。
自分は初めての金時山登山なので他のルートはまったく分からず。いずれにしろどのルートも春分の日に降った雪の解け水で難儀しているようだ。
標識にはあと20分で山頂到達と記されているが果たして自分のペースだとどの位かかるか見当も付かぬ。
更に上は岩がごつごつした急斜面が続く。ロープが張られている所も。
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途中430FMのハンディーで2局ほどCQに応答して交信。
箱根三国山移動と都内江東区ゲートブリッジ移動局。QSO TNX。
そして、やっと目の前の視界が開ける場所まで這い上がると、そこは金時山山頂。
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時刻は12時56分。
(後編に続く)

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国土地理院5メートルメッシュ標高データとKASHIMIR 3Dで移動運用地を探す

先日、『武蔵野と水辺』というサイトで興味深い画像を見つけた。
KASHIMIR 3Dという高機能地形アプリで作られた関東平野の地形図。
さまざまな地形データを基に立体表示したりその断面図や俯瞰図などを作成出来るというフリーウェア。
よく無線サイトでも見通し距離図解で利用されているのを目にする。
この地形図は国土地理院の5メートルメッシュ標高データを元にKASHMIR 3Dによって立体視覚化されたもの。現在のところ最も精細な標高データらしい。
そこで自分もKASHIMIR 3Dの「スーパー地形セット」を試しにダウンロードし、同様の武蔵野地形図を保存してみた。
まず全体像。
関東平野
これを見て直感的に浮かんだのは多摩川の流れた遍歴である。
『武蔵野と水辺』によると、かつて多摩川は、現在のように南東に下っていたのではなく、北東方向に流れていたのだという。
今の不老川、入間川辺り。そして荒川と合流していたと。
地形図をよく見ると、確かにその辺りに大河が流れた痕跡が見受けられる。
更には柳瀬川、黒目川辺りにも同じような痕跡が。
青梅辺りを要とした巨大な扇状地を形造ったのが多摩川であると。
関東平野26a
昔の多摩川は武蔵野の地を何度も大氾濫させて流れを変え、東京湾に注ぎ込んでいた。
ある意味、武蔵野はつい数世紀前までこの多摩川による氾濫平原だった。
「武蔵野はかつてはススキの野」と言われたのも頷ける。
樹木は大木に育つ前に多摩川の氾濫であっという間に流されてしまったのだろう。
今、住宅が立ち並ぶ東京都下の市街地は、かつては果てしなく続く湿地帯だったのだ。
また、多摩湖のある狭山丘陵の形も典型的な「中洲」の形をしている。
地形図の左側上流から流れてきた多摩川は狭山丘陵を流線型状に削り、今の柳瀬川に沿った流れ方をしていたのだ。
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まるで火星探査機が撮影した太古の火星氾濫平原と中洲画像を彷彿とさせ、興味深い。
以下はその衛星画像。
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時は流れ、立川断層の隆起によって、地殻変動が起き、流れが北東から南東に変わって、現在の位置に落ち着いたとのこと。
実にダイナミックな多摩川の歴史。
これまで多摩川の流域変動は概念的に朧げにしか解らなかったが、この地形図を見て一発で理解できたのは驚きだ。
それも想像していたよりも遥かにスケールが巨大だ。
入間川、柳瀬川周辺にあのような巨大河川痕があることなど、これまでの地図ではまったく気がつかなかった。
人工物や樹木をカットした5メートルメッシュ標高データを活用したKASHIMIR 3Dで関東平野を俯瞰すると地学的好奇心に灯りが点る。
更に細かく見ていくとまだまだ興味深いところが見つかる。
府中市にある標高79mの浅間山は移動運用でも有名な高台ポイント。
昔の多摩川に削られた丘の残った部分と聞いてはいたが、この地形図で一目瞭然。
関東平野29a
その北の弧を描く断崖はその頃の多摩川が南へと流れを変えていく過程で武蔵野台地を削り取ってできた、河岸段丘の連なり。
今、ここは国分寺崖線と呼ばれている。
更に時を経て多摩川が南に下って流れ出した時に形成された河岸段丘が立川崖線。
まるでシルクロードの幻の湖、ロプノル湖に流れ込んでいたタリム川の遍歴を探るかのごとき。
このような大河の壮大なる揺らぎがかつて武蔵野で起こっていたのだ。

さて、ふと、地形図の北西に目を向けると立川あたりに浅間山と同じような「独立峰」を見つける。
関東平野05多摩川流域b
昭和記念公園a
はて?こんなところにピークなどあったろうか?
よくよく調べてみるとここは昭和記念公園。その中の「こもれびの丘展望台」であった。標高119m。
周りより20m程、高くなっている。
こんなところにも古多摩川に削り取られた「丘」が残っていたのである。
昭和記念公園
ということは、移動運用場所としても悪くないポイントのはず。
古代から現代まで多摩川が削り取った丘陵の端は、見晴らしがよく、戦国時代の城跡になっていたりで当然電波の飛びもよくなるから、アマチュア無線に限って言えば、移動運用の良いロケーションとなる。
思いつくだけでも以下の移動運用地が上げられる。

●大田区多摩川台公園
この公園は武蔵野台地の南端部にあって、多摩川の削った国分寺崖線の南端に位置するために多摩川との高低差は大きく、多摩川方面への眺望が利くため電波の飛びもよい。また、ここにある古墳群も高台という地形故に造成されたかもしれない。
関東平野25多摩川台a

●川崎市多摩区生田緑地枡形山
比較的最近、多摩川が削った河岸段丘上にある標高84mの高台。
武蔵野台地が一望出来、軍事的要衝として中世の頃より城が造られていた。
人口密集地を見下ろすロケーションなので当然、移動運用場所としてもベスト。
関東平野08生田緑地a

●西多摩郡瑞穂町瑞穂ビューパーク展望台と六道山展望台
古多摩川がまだ武蔵野台地を北寄りに流れていた時、「中洲」として残された狭山丘陵上の高台にある展望台。
関東平野18横田基地北a

●あきる野市大澄山
あきる野市の東端。標高は192m。御岳山から連なる奥多摩の山脈東端。多摩川西岸に位置する草花丘陵から都心部が見下ろせる位置にあり電波の伸びは良いため、よく移動運用局が出ている。
関東平野12大澄山a


●狭山市稲荷山公園
古多摩川が入間川沿いに流れていた頃に作られた河岸段丘の上にある公園。
北方に眺望が利き、奥武蔵の山々が一望出来る。
関東平野14入間基地入間川a
他にも稲城市城山公園、日野市新坂西橋、八王子市滝山公園などが上げられる。
超精密地形図を使って知られざる未知の移動運用ポイントを探るのも一興かもしれない。

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移動運用その195/東京都練馬区区庁舎20階展望台移動(2018年3月21日)

春分の日の祝日。
東京はあいにくの悪天候。
お昼前後には雪も散らつき、うっすらと積もる程に。気温も2度程度の寒さ。
この日は元々移動運用する予定はなかったのだが、所用の帰りに西武池袋線練馬駅で乗り換えをする際、近くに練馬区役所があることを思い出し、急遽短時間だけ20階展望ロビーからオンエアすることにした。
ここもアマ無線、ライセンスフリー無線でよく移動局に利用されているポイント。
当局もすでに何回か運用している馴染み深いところ。
17時少し前、展望ロビー到着。
雨模様だったので視程も悪く、西新宿のビル群すら見えない。
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展望ロビーの至る所に練馬区マスコットが貼られている。
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この日は18時まで「大都市コンテスト」が開かれていたので1時間ほど参加。
VX-3の430FMで5局の局長さんとコンテストナンバーを交換して頂いた。
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18時半まで滞在し、全6局と交信。
各局様ありがとうございました。
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ここでのコミュニティーFM受信状況をチェックしたことがなかったので、VX-3を使ってモニタリング。
最近は補完FM等、強力な局が増えて、都内周辺だと受信機が飽和状態になってまともな受信リストが作れない。
展望ロビー四方を廻って可能な限り、聴こえるCFMをピックアップしてみた。
この日はウイークデーなのでローカル番組も多く、比較的確認しやすかったため推定を含め、全12局のCFMを受信出来た。


交信データ
移動地/東京都練馬区練馬区役所20階展望ロビー
交信日時/2018年3月21日
交信時間/1702~1831JST
周波数/430MHzFM

天候/雨
無線機/スタンダードVX-3 
アンテナ/付属ヘリカル
出力/1W
延べ交信局数/6
430MHz6(FM6)

交信相手所在地/東京都3(板橋区×2、練馬区)、神奈川県2(横浜市緑区、川崎市幸区)、千葉県1

東京都練馬区練馬区役所庁舎20階展望ロビーおけるFM放送受信リスト(コミュニティーFMのみ)

受信日/2018年3月21日1750JST~・受信機/VX-3・アンテナ/イヤフォーン

周波数(MHz) 局名 信号強度(5段階)
76.7 すまいるFM(朝霞市)?
4
77.7 FMいるま
3
78.2 武蔵野FM(武蔵野市)
4
79.1 FM川崎(川崎市)?
4
83.4 FM世田谷(世田谷区)
5
83.8 調布FM(調布市)
3
84.0 中央FM(中央区)?
5
84.2 FM西東京(西東京市)
3
84.3 FM江戸川?
4
85.6 FM川口(川口市)
3~4
87.3 FM浦和?
4
87.6 渋谷のラジオ(渋谷区)
2~4

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移動運用その194/神奈川県川崎市多摩区枡形山展望台移動(2018年3月18日)

天気も良いため、土曜日に引き続き18日も移動運用。
場所は川崎市多摩区枡形山展望台。
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多摩川南岸の河岸段丘上に位置する生田緑地内の展望台。標高は84m。
鎌倉時代初期に稲毛三郎重成が居城としていたと伝えられた古城の跡である。
標高はそれほどでもないが都心部を見下ろせる絶好のロケーションなので、アマチュア無線、ライセンスフリー無線の移動地としてはお馴染みなポイント。
当局にとっては2003年8月2013年9月に次いで今回が3回目の訪問。
最初はフィールドデーコンテストで85局と交信。前回はマイクを忘れたために14局の交信に留まった。
それから約4年半ぶりの訪問。
とはいえ、生田緑地には枡形山から徒歩数分の飯室山にも展望台があって、最近はもっぱらそちらで移動運用するので場所的に新鮮味は薄い。
小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩で約15分で生田緑地入り口に。
いつもの飯室山へは手前で右折するので、若干遠く感じる。
枡形山展望台に着いたのは13時10分過ぎ。気温は昨日よりも暖かかったが薄雲が覆い、日差しは殆どない。
周りの風景も設備も、4年半前と殆ど変わらない。
ただ、このシーズンに訪れたのは初めてなので、広場に植えられた桜の木の蕾が膨らんでいる光景は新鮮。1週間後位には花見で賑わうのだろう。
展望台からの風景も都心部のパノラマを遮るものがなく、よいロケーションを保っている。
都心方面全景↓。
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川崎武蔵小杉方面↓。
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都心スカイツリー方面↓。
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手前登戸方面↓。
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左遠方に西東京タワー↓。
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読売ランド方面↓。
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飯室山よりも視界がずっと広く、標高もこちらが4mプラス展望台の高さが加算されるので条件は枡形山のほうがFBだ。
ただし、展望デッキは狭く、通路レベルなので基本立ちっ放しの運用となる。
訪れる人も多いのであまり落ち着けない。
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ポケットダイポールをデッキの柵から垂らし、FT817を首から提げ、右手にマイク、左手に電鍵を握って、更にハンディーVX-3と特定小電力無線トランシーバーをモニターしつつ、メモ帳に交信記録を記すという窮屈なスタイル。
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時々腰を落とさないと処理出来なくなる。
16時15分位までに延べ21局とお相手いただいた。
ロケーション的に都内、都下の局と多くQSO出来た。
特定小電力無線でも世田谷区のキャロットタワー移動局「せたがやRX109」とL3CHで交信。直接見渡し距離だったのでメリット5.
16時半過ぎに枡形山を撤収。
帰りは飯室山経由で下山。
飯室山展望デッキに差し掛かると、様子が変。
柵が張られ、立ち入り禁止に。
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貼紙には倒壊の恐れありとなっており、新たな建材が持ち込まれ、改修の真っ最中であった。
どうやら相当老朽化していたようだ。
工期は3月29日までとある。
この情報は知らなかったので、今回、枡形山のほうに移動したのは正解であった。
飯室山展望デッキは落ち着ける屋根付き移動運用ポイントとして重宝しているのでリニューアル後、また訪れてみたい。

帰り際、公園出口付近にある横穴遺跡を撮る。
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生田緑地周辺は有史以前から様々な遺構、遺跡が多く、興味深い。

交信データ
移動地/神奈川県川崎市多摩区枡形山展望台
交信日時/2018年3月18日
交信時間/1322~1614JST
周波数/50MHzSSB/CW・430MHz帯FM・特定小電力無線422MHz帯
天候/曇り時々晴れ
無線機/FT817 スタンダードVX-3 ユニデンSLT001
アンテナ/ミズホポケットダイポール 付属ヘリカル
出力/0.5~1W(特定小電力無線/10mW)
延べ交信局数/21(特小含む)

50MHz12(SSB5、CW6、AM1)430MHz8(FM)、特定小電力無線422MHz帯1
交信相手所在地/東京都15(江戸川区、目黒区、世田谷区、練馬区、町田市、清瀬市、府中市、八王子市×4、武蔵村山市、多摩市、三鷹市、稲城市)、神奈川県1(川崎市多摩区)、千葉県1(鴨川市)、埼玉県2(朝霞市、秩父郡小鹿野町双子山)、群馬県1(太田市)、未確認1

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移動運用その193/神奈川県藤沢市江ノ島移動(2018年3月17日)

17日、東京にも染井吉野の開花宣言がされて、屋外移動運用も赴きやすい気候となった。
この日の移動地は神奈川県藤沢市の江ノ島。
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江ノ島は神奈川県藤沢市にある湘南海岸から相模湾へと突き出た陸繋島。
鎌倉と並ぶ、湘南地方の代表的な観光地だ。
過去に一度、訪れたことがあるが無線目的では処女地。
島内には「シーキャンドル」という高さ約60メートルの展望灯台がある。
2002年に旧灯台に代わって建てられた比較的新しい建築物。
地上41.7m(海抜101.5m)には屋外展望フロアがあって、移動運用でも利用されている記事を目にする。
また地上付近でもDPアンテナ位は上げられそうな場所も見受けられたので、以前から移動運用候補にはリストアップしていた。
この日は晴れていたものの、気温は低く、最高気温も12度程度の予想。
アクセスは新宿から小田急線を利用するのが最もコストパフォーマンスがよい。
片瀬江ノ島まで直接アプローチ出来る。
チケットは割引周遊券「江ノ島・鎌倉フリーパス」を購入。1日有効で大人1470円。
小田急線(発駅~藤沢まで)の往復と小田急線(藤沢~片瀬江ノ島)と江ノ電が乗り降り自由。
単純に新宿ー片瀬江ノ島往復だと1254円だが、江ノ電乗り継ぎすれば、かなりの割引。
新宿1021JST発快速急行「片瀬江ノ島」行に乗り込む。
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天気はよく、時折車窓から富士山が覗く。
片瀬江ノ島には11時32分着。所要時間1時間11分。通勤型のロングシートでは旅情もないし疲れる。
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結構たくさんの観光客が降りる。もっとも江ノ電に乗換え出来る藤沢駅のほうが降車客は多かった。前回、観光で赴いたときもそのルートだったが今回は出来るだけ江ノ島に近い片瀬江ノ島駅を利用。
ここで降りたのは初めてか?
竜宮城風の駅舎が目立つ。この駅舎は2020年の東京オリンピックまでに建て替えるとか。デザインは現駅舎を踏襲するという。
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橋を渡って江ノ島へ向かう。
右手に伊豆、箱根、丹沢に続く連山が見渡せる。
まだ富士山は見えていたが、若干雲に覆われてきた。
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江ノ島は全島、江島神社の施設が大半を占めて、その参道伝いにお土産屋、料理屋が並ぶ。
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「エスカー」という有料上りエスカレーターもある。
地形は周囲4km、標高60mあって意外と起伏に富んでおり、少なくとも眺望のよい場所に行くにはいくつもの階段を上らねばならない。
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正午過ぎ、江ノ島で最も標高が高く、眺望も利く亀ヶ岡広場に着く。
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ポケットダイポールを上げられそうな場所を探すが、広場の半分位が耐震の貯水場を建設中で立ち入れず。
観光客も多く、この辺りでの移動運用は諦める。
江島神社奥津宮方面に進み、「竜恋の鐘」がある辺りの龍野ヶ丘自然の森(恋人の丘)へ向かう。
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こちらは比較的観光客も少なく、鬱蒼とした森になっているので移動運用もやり易い。
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曾禰荒助(そねあらすけ)の碑の裏手にひっそりと北東に眺望のある場所があったので樹木にDPアンテナを引っ掛けて移動運用を開始する。
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場所選定に時間がかかってしいまい、結局QRV出来たのは13時10分を廻っていた。
最初に6mでお繋ぎいただいたのは保土ヶ谷区移動局。こちらの電波はRS31.やはり標高60m程度での0.5Wではあまり飛ばない。
大月市や西白河郡移動局も受信できるがお呼びしても他局の信号に負け、交信に至らず。都内局も殆ど聞こえない。
CQを出しても空振りばかり。
それでも約1時間半で144、50MHzのSSBで足柄下郡や箱根町上二子山、平塚市、三浦市移動局と何とかお繋ぎいただいた。
上空には観光客の弁当を狙って鳶が遊弋。湘南ではお馴染みの光景だ。
たまに観光客がパンフを片手に碑の裏までやってくる。どうやら「エノシマトレジャー」というイベントが開催中で、そのポイントの一つが近くに置かれていたせいだ。
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15時にはアンテナを降ろしこの場から撤収。
近くの「龍恋の鐘」に立ち寄ってみる。
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時折鐘の音が鳴っていたのはこれか。
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フェンス沿いに南方面の伊豆大島が見渡せる。
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そのフェンスには鍵がいっぱい。
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この辺りはデートスポットらしいので長居は無用。早々に立ち去って展望灯台へと折り返す。
参道沿いには人懐こいネコも多い。
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亀ヶ岡広場付近まで戻り、サムエル・コッキング苑へ。
展望灯台「シーキャンドル」へはサムエル・コッキング苑入場料と昇塔料合わせて500円が必要。
「江ノ島・鎌倉フリーパス」を見せれば30円割引となる。
エレベーター待ちの行列が10分ほど。
やっと屋外展望台に辿り着けたのは15時50分過ぎ。
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360度視界が広がる。
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太平洋側に雲がかかり、富士山も隠れてしまったが、陸側は雲ひとつなく視程も良好。
眼下の江ノ島に展望灯台の影が伸びる。
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海岸線に沿って茅ヶ崎、藤沢、鎌倉の市街。
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藤沢市街の向こうにランドマークタワーと都心のビル群がわずかに望める。
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北西に丹沢の山々。
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三浦半島も覗える。
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江ノ島と桟橋を結ぶ渡し舟が往来する。
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「シーキャンドル」は柔軟に造られているのか微妙に揺れているのが解る。
時たま鳶が、展望フロアの高度まで上がってくる。
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16時頃からVX-3で430FMにオンエア。
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最初の交信は伊豆市移動局。
約45分ほどCQを出して、お呼びした局も含めてこの展望灯台展望フロアで全9局とお繋ぎいただいた。
殆どが湘南、横浜方面であったが気分のよい移動運用であった。
交信を終えて、FMラジオ受信モニターに移る。
ロケーションが良過ぎたためが、混変調、相互変調がひどく、更に週末故にネット番組が多く、なかなか受信局を特定出来ない。
風も冷たくなってきたので十分なチェックまで至らず。
収穫だったのはSBS三島の補完FM(90.1MHz)位か。
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17時45分頃、寒さも限界になったので屋内展望フロアに降りる。
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17時50分頃、430メインに茅ヶ崎の局長さんがCQを出していたのでお声掛け。電池が切れる寸前だったのでショートQSO。
この交信が今回ラスト。
各局様ありがとうございました。
18時を廻ると空も暗くなって夜景も映えて来た。
七里が浜を走る車の明かりが印象的。
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ランドマークタワーの明かりも見える。
19時前に展望フロアから撤収。
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予定では江ノ電に乗って稲村ヶ崎辺りから江ノ島をバックに夕日の写真でも撮影しようかと考えていたが、富士山も雲に隠れてしまい、時間も遅くなってしまったので直接、片瀬江ノ島から往路を引き返すことに。
結局周遊券は展望灯台割引分を差し引いても186円の損になってしまった。
無線に特化すると、どうしても同じ場所に長時間留まることになるので目的地まで使い切る周遊券でないと無駄になってしまう。
19時を廻り、人気も少ない参道を降りていく。
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リーズナブルなチェーン店が見つからず、片瀬江ノ島駅直近の高級?ハンバーガー店で夕食。
この時間帯に旅情のない通勤型ロングシートの電車で帰るのも無粋。
特急券620円を追加して、20時20分発の特急ロマンスカー「えのしま10号」で帰ることに。
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急行と10分程度しか変わらないが、まあこれも一興。BGMはFM横浜。
21時26分、新宿着。
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因みにこの日は新型ロマンスカーGSEがデビュー。
残念ながら目撃できなかったが、小田急新宿駅はこの広告一色。
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この日かかった経費
「江ノ島・鎌倉フリーパス」1470円
特急券帰路片道 620円
展望灯台入場料 470円
コンビニパン 278円
夕食代 1544円
土産  648円
喫茶代 700円
最寄り駅ー新宿電車代 330円
トータル6060円

かなり無駄な出費が多すぎた。
必要最小限で設定すれば

小田急線新宿ー片瀬江ノ島往復 1254円
展望灯台入場料 500円
グミ代 100円
最寄り駅ー新宿電車代 330円
トータル 2184円

特急も使わず、土産も買わず、飲食費をグミだけにすれば江ノ島移動も2000円ちょっとで経費を抑えられる。
実際に終日飲食費グミだけで移動運用したことも多々あるので、ちょっと今回は贅沢しすぎた感。

交信データ
移動地/神奈川県藤沢市江ノ島
交信日時/2018年3月17日
交信時間/1314~1751JST
周波数/50MHz・144MHzSSB・430MHz帯FM

天候/晴れ
無線機/FT817 スタンダードVX-3 
アンテナ/ミズホポケットダイポール 付属ヘリカル
出力/0.5~1W
延べ交信局数/14
50MHz3(SSB3)、144MHz2(SSB2)、430MHz9(FM)
交信相手所在地/神奈川県13(横浜市保土ヶ谷区、金沢区、平塚市平塚漁港、相模原市南区×2、藤沢市、茅ヶ崎市、海老名市、三浦市、鎌倉市、高座郡寒川町、足柄下郡箱根町上二子山、足柄上郡中井町、)、静岡県1(伊豆市)

神奈川県藤沢市江ノ島展望灯台でのFM局受信リスト
受信日/2018年3月17日・受信機/SONYSRF-M100・VX-3・アンテナ/イヤフォーンアンテナ

周波数(MHz) 局名 信号強度(5段階)
備考
76.3 FMなぎさステーション(伊東市)
5
 (推定)
76.5 インターFM(横浜)
5
 (推定)
77.1 放送大学
5
77.7 FMやまと(大和市)
4
 
78.0 BAY-FM(千葉)
 
78.3 FMナパサ(平塚)
5
 トラフィック
78.5 ブルー湘南(横須賀)
4
 
78.9 湘南ビーチFM(葉山)
5
 
79.5 ナック5(浦和)
5
 
80.0 東京FM(東京タワー)
5
 
80.7 NHK千葉
5
81.3 J-WAVE(スカイツリー)
5
 
81.9 NHK横浜(円海山)
 
82.5 NHK東京
5
 
82.8 鎌倉FM(鎌倉)
5
 
83.1 レディオ湘南(藤沢市)
5
 
83.0 K-MIX(熱海)
5
 (推定)
83.7 (不明局)
5
 
83.9 (不明局)
4
 
84.7 FM横浜(大山)
5
 
86.0 NHK三つ峠 
4
 (推定)
86.6 K-MIX(伊豆長岡)
 (推定)
88.3 J-WAVE(港区)
5
 (推定)
88.8 NHK静岡
2
 
89.7 インターFM(東京)
5
 
90.1 SBS補完(三島)
2
 
90.5 TBS補完(スカイツリー)
5
 
91.6 文化放送補完(スカイツリー)
5
 
93.0 ニッポン放送補完(スカイツリー)
5
 
93.9 SBS補完(静岡)
2
 
94.1 CRT補完(宇都宮)
2
 (推定)
94.6 茨城放送補完(水戸)
4
 
 



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移動運用その192/東京都八王子市大塚山公園(2018年3月11日)

小春日和の晴天が期待される11日日曜日。
久しぶりにFT817を持って屋外フィールドでの移動運用に出かける。
今回は八王子市鑓水にある標高231m程の大塚山公園。
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自分にとっては移動運用処女地だ。
場所的には高幡不動尊、多摩動物公園、旧多摩テック、平山城址、長沼公園と続く日野の七生丘陵沿いの更に西に位置する。
近郊には東京工科大学がある。
鑓水という地名は竹筒を丘陵側面に突き刺すと豊富な湧き水が得られるという意味とか。大栗川源流でもある。
大塚山公園は移動地としてあまり耳にしない公園であるが、かつては八王子と神奈川を往来した「絹の道」の中継地で、鑓水峠と呼ばれ、景勝地としては昔から知られていたという。
明治初期、八王子の絹を横浜にいた外国人商人と売買するために荷を運んだ道が「絹の道」。
鑓水にはそれで富を得た豪商が住んでいたという。
ウィキペディア等によると公園内には、1875年に建てられた永泉寺の別院であった道了堂の跡地があり、1990年には大塚山公園として整備された。公園から絹の道を下ったところにある絹の道資料館も同時に整備・開館したという。
アクセスはJR八王子駅南口または京王線北野駅より京王バス・西武北野台行きで「北野台三丁目」バス停下車徒歩3分程。
それとJR八王子駅南口より京王バス・片倉台または八王子みなみ野駅行き「坂上」バス停下車して徒歩10分程という主に二つのバスルートがある。
公園から最も近いバス停は「北野台三丁目」だが、こちらは便も少なく実用的ではないので、JR八王子駅南口から八王子みなみ野駅行きを利用する。
こちらは1時間に3~4本あるから利便性は高い。
当日は朝から晴れ。風もなく移動運用には申し分ないコンディション。
準備などで出発が遅れてしまい、八王子駅に着いたのは11時45分頃。
八王子駅南口バス乗り場2番から11時55分発「八王子みなみ野駅」行きに乗り込む。
バスは高度を上げつつ、北野台団地の中を走る。
高度成長期に造成されたニュータウンを車窓から眺めるのは、多摩地域での移動運用地に向かうお馴染みの光景だ。
公園最寄バス停「坂上」に着いたのは12時20分頃。
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バス停から車道沿いに暫く西に歩くと八王子バイパスを跨ぐポイントに。
その手前、バイパスに平行に伸びる歩道へ左折すると、無線中継鉄塔2本が立っている小高い丘が望める。これが大塚山公園。
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歩道の柵に例の犬の散歩注意看板があったので一枚撮影。
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突き当たり直近階段を登れば「絹の道」に出る。
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バス停から徒歩でほぼ10分。道もわかりやすく迷うことはない。
振り返ると八王子市街が一望出来る。直近には東京工科大学の特徴ある校舎の屋根。
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これは、多摩動物公園すぐ裏のみはらし公園からも西の端に覗えた建物だ。それがすぐ目の前にある。
眺望は西から北に限られ、あまり広くない。
ピークの鉄塔は中継アンテナというより携帯の基地局のようだ。
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もう少し上がると公園ピークの道了堂跡地があるようだが、早く移動運用を始めたいのでこの「絹の道」脇にレジャーシートを敷き、アンテナを上げることにする。
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FT817とポケットダイポールで運用するのは、昨年11月4日の多摩市「パノラマの丘」以来、4ヶ月ぶり。
運用開始は12時50分過ぎ。当初は風もなく日差しが心地よかったが、13時半過ぎより雲が出て陽もなくなり、更には正面から冷たい北風がもろに吹き付けてきた。
天気予報では午後は好天続きのはずなのに局地的な天候変化だろうか。
50MHz、144MHz共に移動運用局も少なく、体も冷えてきたのでたまらずポケットダイポールを下ろし撤収。
「絹の道」の脇から道了堂の跡地に至る小道があったので登る。距離にして数分。
このピークには堂の礎石や地蔵、石碑があり、ベンチも備えられているが樹木が覆い、眺望は殆どない。東側が僅かに望める場所はあり、都心のビル群が確認出来た。
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三角点のある北側だけ樹木が伐採され、移動運用したポイントと同様の八王子市街が望める。
ここでVX-3で430FMにQRV。更にロッドアンテナを接続し、少しだけFMDX。
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最近開局した近郊の補完FMを狙ってみたが、受信出来たのは栃木放送だけ。
内容は地元サッカーチームのFC栃木戦実況中継。
栃木の県域FMレディオベリーも良好に受信出来たのでこのロケーションでは北方面の伝播が良い様だ。
一方、山梨放送と信越放送の補完FMは入感なし。
因みに自宅杉並ではログペリアンテナを使ってもこの3局は未だ受信出来ない。
距離的にさほど違いのない茨城放送水戸局の補完FMは強力に入感するのに何故だろう?
91.2MHzに音楽だけを流す局。地元ミニFMかどうかは定かでない。
92.2MHzではJFNネット番組を流す局。この周波数には信越放送補完FMが出ているが番組内容が違う。他にリストをみても該当局見つからず。単に東京FMの混変調かもしれない。
FMDXを終えて後片付け。
まだ季節的に移動運用シーズンには早かったのか6mは思ったほど移動局は出ておらず。430FMは比較的移動局も多かったが1Wハンディーではなかなか繋がらない。
あと日差しが翳って風が出たのが響いた。
結局、今回移動運用で交信いただいた局数は6。東京都下固定、移動各局と横浜磯子区、筑波山移動局。
QSOありがとうございました。
15時40分頃、現地撤収。
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東側の坂を下って未舗装の「絹の道」を行く。が、給水場の辺りで道を間違えていることに気が付く。こちらは北野台団地と逆方向でバス停のある場所に出られない。
スマホの地図アプリで現在位置を確認し、あわてて戻る。スマホは確かに便利だが過信は禁物。
電池が切れたらただの板だ。
ピークに戻って別の階段から下る。
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すぐ下に「北野台三丁目」バス停があった。
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だが1時間に1本程度しか便がなく、往路と同じ「坂上」バス停へ戻る。
歩いて5分位だから大した距離ではない。
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気がつくと天候は再び快晴。雲ひとつなく風も消えていた。
4分位遅延で到着した16時8分のJR八王子南口行きバスに乗り込んで帰路に。
大塚山公園は思ったほどアクセスは悪くなく、多摩丘陵エリア移動運用地としても遜色はないと感じた。
そういえば昨年、福生市横田基地に移動した際、430FMでお繋ぎ頂いた局が北野台移動であったことを思い出す。
ただ周辺に照明もなさそうなので、明るいうちに撤収するスケジュールで行動したほうがよさそうだ。  

東京都八王子市大塚山公園FM局受信リスト(コミュニティーFMのみ)

受信日/2018年3月11日・受信機/VX-3・アンテナ/ロッドアンテナ

周波数(MHz) 局名 信号強度(5段階)
77.5 FM八王子(八王子市)
5(ST)
77.7 FM入間(入間市)
5(ST)
78.2 武蔵野FM(武蔵野市)
4(ST)
79.0 多摩レイクサイドFM(東村山市)
4(ST)
83.9 FMさがみ(相模原市)
4(ST)
84.4 FM立川(立川市)
4(ST)
87.6 渋谷のラジオ(渋谷区)
2
90.5 TBS補完(スカイツリー)
5(ST)
91.2 不明局
4(ST)
91.6 文化放送補完(スカイツリー)
5(ST)
93.0 ニッポン放送補完(スカイツリー)
5(ST)
94.1 栃木放送補完(宇都宮)
4(ST)
94.6 茨城放送補完(水戸)
5(ST)


交信データ
移動地/東京都八王子市大塚山公園(標高231m)
交信日時/2018年3月11日
交信時間/1254~1435JST
周波数/50MHzSSB・CW/430MHzFM

天候/晴れのち曇り
無線機/ヤエスFT817・スタンダードVX-3 
アンテナ/ミズホポケットダイポールPAN-62・付属ヘリカル
出力/0.5~1W
延べ交信局数/
50MHz4(SSB3、CW1)、430MHz2(FM2)

交信相手所在地/神奈川県1(相模原市緑区)、東京都2(あきる野市金比羅山、国分寺市)、神奈川県1(横浜市磯子区)、茨城県1(つくば市筑波山つつじヶ丘駐車場)


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桃の節句と「ミクの日」カード発行移動運用その2(2018年3月9日)

この日はボーカロイド「初音ミクの日」。
ここ数年、ミクの日仕様のカードを作っているので平日ではあったが、敢えて都内に移動運用してみた。
場所は文京区シビックセンター。
ウィキペディアによると文京公会堂の跡地に1999年11月に完全竣工。地上28階・地下4階、高さ142m 。東京23区の区役所の中では最も高い建物。
25階に無料の展望ラウンジがあって主に西を中心に270度の眺望があり、関東の富士見百景にも選ばれている。
アマ無線やライセンスフリー無線の移動ポイントとしてもよく使われている場所だ。
ここに移動運用目的で上ったのは今回で2回目。
前回は2005年の9月だから12年半ぶりか。意外と赴いていない。
アプローチは地下鉄丸の内線後楽園駅。JR中央線経由だと御茶ノ水駅で乗り換えるのがベター。
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後楽園駅で降りると5番出口から直接シビックセンターにアプローチ出来る。
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前回は確か水道橋駅から歩いたので随分時間がかかった。
シビックセンターに着いたのは午前10時過ぎ。
文京にしろ練馬にしろ移動運用目的で庁舎の展望ロビーに登るのは休日だから、庁舎内は閑散としているのが常。
しかしこの日は平日。
打って変わって多くの人々が忙しく動き回っている。
そんな中でシースルーエレベーターで25階展望ロビーへ。
こちらは平日ゆえに逆に人がいない。
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記念撮影モニターなるものが設置されていた。
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記念スタンプも置かれていたので用紙に捺印。QSLカードを持参してこなかったのは残念。
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この日の都内は早朝から豪雨。
しかしこの時間帯になると雨も止んで、視界も少しずつ良くなってきた。とはいえ曇天で日差しもなくどんよりとした光景が広がるのであまり写真栄えしない。
北西方向にスカイツリー。北西方面に池袋サンシャイン60。西には新宿の高層ビル群が望める。
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眼下には地下鉄丸の内線の線路。
前回はFT817で運用した記憶があったが、今回は所用ついでの移動だったのでVX-3のみ。
10時半頃から430FMを聞いてみるが、殆どのチャンネルがモービル局で埋まっている。それもコールも言わずに連絡用で交信している様子。
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予想はしていたが平日昼間のFMモードはとても移動運用で電波を出す雰囲気ではない。
何とか空いている周波数を見つけCQを出してみるが、すぐに混信で使えなくなる。
結局、430FMは1局のみ交信した時点で諦め、144MHzFMにQSY。
こちらは比較的空いていて、なんとか移動運用のチャンネルを維持できた。
結局12時20分までに交信いただけたのは430FM1、144FM4、のトータル5局。
そんな中、当局の移動運用ブログを読んで参考にされている局長さんにお呼びいただいて、暫しラグジュー。収穫もあった。
本日QSOいただけた各局様ありがとうございました。
アクセスのよい移動ポイントであるので、改めて休日に移動運用に挑みたい。
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交信データ
移動地/東京都文京区文京シビックセンター25階展望ロビー
交信日時/2018年3月9日
交信時間/1031~1148JST
周波数/430・144MHz帯FM

天候/曇り時々雨
無線機/スタンダードVX-3 
アンテナ/付属ヘリカル
出力/1W
交信局数/5
430MHz1局(FM)・144MHz4局(FM)
交信相手所在地/
東京都3(足立区×2、足立区千住新橋モービル)、千葉県1(野田市)、埼玉県1(川越市)

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桃の節句と「ミクの日」カード発行移動運用その1(2018年3月4日)

桃の節句と「ミクの日」カード発行移動運用。
やっと気温も上がってきて、春の気配を感じるシーズンに。同時に花粉症の季節でもあるが、幸いこれまで症状は出ず、自分にとってこの時期の移動運用に憂鬱感はない。
今年も桃の節句と3月9日のボーカロイド「初音ミクの日」のイメージに合ったカードを製作。
2018ミクの日カードbb
4月~5月並みの気温となった3月3日と4日の週末に移動運用する。
残念ながら両日とも昼間動ける環境になく、やむなく夜に近場の高層ビルからの運用となった。
3日は朝方、常置場所から7MHzCWで雛コンテストに参加。
夜、19時過ぎからいつもの新宿野村ビル50F展望ロビーからVX-3、1Wで430FMにQRV。
約1時間半の運用で13局と交信。
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この時はこちらが開局したばかりの1987年頃にQSO頂いた時以来の方とも交信。
雛コンテスト中だったので珍しく何局かYLさんとも交信いただいた。

翌、4日は東京駅近郊の丸ビル35F展望ロビーから20時半過ぎにQRV.
ここでの無線運用は3回目だろうか。休日のこの時間帯は丸ビル全体が閑散としていて無線運用には好都合だ。
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東京タワーやレインボーブリッジが見渡せる南側が開けたロビーからVX-3、1WでQRV。
時間が遅かったにも拘らず、約1時間で6人の局長さんとお繋ぎ頂く。
ツイッターの告知を見て武蔵国分寺公園まで赴かれ、ビームアンテナでお声掛けしていただけた局長さんも。
両日ともに人の気配の薄い展望ロビーで夜景を見ながらまったりとした時間を過ごす事が出来た。
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各局様交信ありがとうございました。

交信データ(3日)
移動地/東京都新宿区新宿野村ビル50F展望ロビー
交信日時/2018年3月3日
交信時間/1918~2047JST
周波数/430MHz帯FM

天候/晴れ
無線機/スタンダードVX-3 
アンテナ/付属ヘリカル
出力/1W
交信局数/13
430MHz13局(FM)
交信相手所在地/
東京都8(渋谷区、杉並区、練馬区、中野区、町田市、三鷹市、東村山市、稲城市)、埼玉県2(所沢市、入間市、)、神奈川県1(川崎市多摩区、)、千葉県1(八千代市)、未確認1


交信データ(4日)
移動地/東京都千代田区丸ビル35階展望ロビー
交信日時/2018年3月4日
交信時間/2039~2139JST
周波数/430MHz帯FM

天候/晴れ
無線機/スタンダードVX-3 
アンテナ/付属ヘリカル
出力/1W
交信局数/6
430MHz6局(FM)
交信相手所在地/
東京都4(港区、立川市、国分寺市武蔵国分寺公園、稲城市)、千葉県1(市川市)、神奈川県1(横浜市神奈川区)

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