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埼玉県川越市西武鉄道安比奈線探訪と移動運用その2(2017年5月22日)

3.川越山城霊園駐車場横雑木林(池辺の森)から八瀬大橋
線路に平行な歩道を行くと前方に雑木林が見えてくる。
安比奈線は川越山城霊園駐車場辺りから鬱蒼とした森(通称「池辺の森」)の中に消える。
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左側が雑木林。
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雑木林方面から振り返った側。
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この辺りは有名なスポット。
こちらは10年前の2007年2月に撮影した雑木林付近の風景↓。
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まだ落ち葉でいっぱいで樹木も茂っていなかった季節だったので明るい。
線路は森を抜けると比較的交通量の多い車道と交差する。
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車道を渡った先に池部用水橋梁がある。
この周辺は2009年上期、川越市が主な舞台となったNHK連続テレビ小説『つばさ』ロケ地にもなって、当時は遊歩道として開放されていたらしく、撮影時使用されたトロッコも展示されていたようだ。
線路も改修され、10年前と比べると枕木や柵が新調されている。
以下は2007年2月の状況↓。
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今はここすら「立ち入り禁止」の札が立っている。
NHK連続テレビ小説『つばさ』は川越市に新設されるコミュニティーFMを舞台とした物語であったが、やや荒唐無稽なストーリーで期待した割には残念な出来であった。
10年前訪れた時は、この先に半世紀以上放置された何月を語るかのような木立の根に覆われたレールを見ることが出来た。
これも2007年当時の写真↓。
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今も所々、小道が交差する場所で線路跡を覗うことが出来るが、この辺りも現在線路内は「立入り禁止」の看板と柵が設けられてしまっている。
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4.八瀬大橋から安比奈駅へ
やがて安比奈線は県道114号線八瀬大橋で寸断されるポイントに至る。
廃線が正式に決まる前は安比奈駅跡に車両基地を建設する計画だったようだが、果たしてこの交差地点を如何にして乗り越えるつもりだったのだろうか?
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問題の県道高架を少し北上して潜る。
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この先、安比奈駅までは「立入り禁止」看板や柵は見当たらない。
但しこの季節は草で覆われてしまい、どこが線路なのか判らず。
今回うっかり見落とし、県道沿いを無駄に通り過ぎてしまった。
一旦戻って、線路を発見。
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振り返って県道の高架部分を見る。
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安比奈駅跡に向かって進む。
やや、西に傾いた日差しに新緑が映える。
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草むらを抜けると線路が露呈した場所に出る。
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ここから安比奈駅に至る領域はモトクロス場があったり、ホームレスが寝泊りしたり、産廃不法投棄があったりとあまり落ち着ける場所ではない。
八瀬大橋の先は雰囲気まで一変する。
水道橋を潜ると西武建材安比奈工場が覗える。
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今でも砂利採取していると聞く。
16時50分、安比奈駅があった辺りにまで至る。
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南大塚駅から3時間半ほどかかった。駅の遺構らしきものもあるが、もはや草や蔦が生い茂って線路を確認することは不可能。
10年前の2月時点では様々な鉄道施設跡が転がっていたが、今は確認する術もない。
下の写真が2007年2月当時の状況↓。
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前回は入間川が望める場所まで歩いたが、今回は手前で断念。
入間川対岸の建物が遠くに覗える。
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南大塚駅から大凡3.2Km。時刻も17時を廻った。
暑く、喉が渇いた上に、この辺りの荒廃ぶりと場末の雰囲気は長く居たいと思わせない。すぐにUターンする。
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5.帰路
河岸段丘のある葛川橋梁交差点辺りに戻って、自販機でドリンク補給していた18時頃、430FMメインに再びCQが入感。
今度は比企郡ときがわ町堂平山移動局だ。
平日でも結構移動局が居らっしゃるものだ。
安比奈線と交差する道路脇に移り、何回かお呼びして18時17分にRS59/51でお繋ぎいただいた。
陽も傾き、西には秩父山地のシルエット。特段目立つのは武甲山だろうか?IMGP3182a
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安比奈線周辺の一般道を辿りつつ、南大塚駅へ向かう。
祠があったり、猫を目撃したりと・・。
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しかし国道16号線が近いせいなのか、狭い路地をスピードを落とさずに走っていく車もあり、少々危ない。
これだったらよほど廃線跡を歩いたほうが安全に思えた。
帰路、国道16号線を渡る歩道橋上で、別の堂平山移動局のCQを受信。
何回かお呼びするがQRMで繋がらず。
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時間も18時40分を過ぎていたので交信は諦め、駅に戻る。
18時55分。南大塚駅到着。
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終日好天で爽快な探訪であった。
しかし、10年前と比べて「立入り禁止」の看板が増えて不自由感は増した。
渡るのに危険な橋梁部分は以前から立入り禁止の札は立っていたが、事実上「遊歩道」化していた部分まで新設の「立入り禁止」の札が立っていた。
正式に「廃線」と決定した以降に立てたのかは判らない。
ただ、現在も周辺住民が敷地内で普通にガーデニングしているし、柵も隙間が多く、轍も出来ているので今尚廃線上を歩く探訪者も少なからず居る事は想像に難くない。
但しその際の散策は自己責任で。マムシが出現する場所もあるらしい。

いずれにしろ、いつ線路や架設電柱が撤去されてもおかしくない安比奈線。
現状の風景がこの先、ずっと残る可能性は少ない。
果たして西武鉄道が、この安比奈線跡をどう処理するのかが気になる。
川越の観光案内にも載っている安比奈線跡。
トロッコ列車なり、遊歩道として活用すれば十分に観光資源になりそうなのだが。
ただ、創業者一族が経営から去った以降の西武鉄道は、資産を切り売りするだけで積極的なプロジェクトを展開するような会社には見えない。
箱根も小田急系列はお金をかけてロマンスカーやロープウェーなども更新して積極的に投資しているように見えるけれども、西武系は影が薄く、観光インフラも旧態依然。
駒ケ岳ロープウェーも刷新する気配はなく、山頂駅は廃墟のようだった。
だから、この安比奈線跡も野放図に不動産屋に売却して無粋なマンション建売が乱立し、地元環境を悪化させないか心配。
そうならないことを望みたい。

交信データ
移動地/埼玉県川越市西武鉄道安比奈線沿い
交信日時/2017年5月22日
交信時間/1817JST
周波数/430MHz帯FM

天候/晴れ
無線機/スタンダードVX-3 
アンテナ/付属ヘ リカル
出力/1W
交信局数/1
430MHz1局(FM)
交信相手所在地/
埼玉県1(比企郡ときがわ町堂平山)

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