« 移動運用その176/東京都港区潮留「カレッタ潮留」46階展望ロビー(2017年2月12日) | トップページ | 移動運用その178/東京都青梅市雷電山山頂移動(2017年3月12日) »

移動運用その177/東京都新宿区東京オペラシティー18階移動(2017年2月19日)

冬晴れが続く19日の日曜日。
この日は移動運用でお馴染み西新宿高層ビル街で、これまで未踏の場所を開拓すべく動いてみた。
基本的に現時点でパブリックスペースに展望ロビーのある200mクラスの高層ビルは以下のとおり。
新宿住友ビル51階(地上高210m/52階)
新宿野村ビル50階(地上高209m/53階)
東京都第一庁舎45階北塔、南塔(地上高243m/48階)

新宿NSビルにはスペースは狭いながら展望できるスペースが29階に残されている。
新宿センタービル53階の展望ロビーは昨年廃止された。

但し、これ以外の西新宿超高層ビルでも上層階に無料展望可能なパブリックスペースがあるとの話を聞く。
ただそれが移動運用に耐えうる場所かは実際行ってみないと解らない。
その候補が東京オペラシティービル(地上高222m/54階)と新宿パークタワー(地上高235m/52階)。
西新宿高層ビル群の中では比較的後発の建築。1990年代以降の超高層ビルにはあまり無料展望ロビーのスペースを作らなくなったのが一般的。
最上層階は大抵高級レストランフロアになっている。
この二つのビルも公式には無料展望ロビーは設置されていない。そのため一度も訪れたことがなかったのでこの機会に足を運んでみた。
両方のビルともJR新宿駅から離れているので、京王新線の初台からアプローチ。初台駅を降り、エスカレーターで上がるとすぐに新国立劇場入り口だ。その劇場に隣接して建っているのが東京オペラシティービル。西新宿高層ビル群で3番目に高い。
IMGP1502
IMGP1503
暫くビル直下まで歩く。エスカレーターで2階へ。
1,2階ホールには様々なオブジェが飾られている。

IMGP1505
IMGP1550a

IMGP1506
2階から展望レストランフロアに登れるエレベーターがある。
最上階54階へ。
エレベーターを降りてレストランフロアを半周。
基本窓側はすべて店舗かトイレ。最上階はテラスのようになっている場所から53階の店舗を見下ろせる吹き抜けスペースがある。
IMGP1509
IMGP1510
しかし窓からずっと離れており、外を間近に眺望出来るようなパブリックスペースはない。
これでは無線どころか夜景撮影すら不可能だ。どうりで夜景サイトにも紹介されていない訳だ。
ここは諦めるしかない。
再びエレベーターへ。下に降下する最中、エレベーターの18階表示部分に「カフェテリア、フードコート」と記されているのが目に入る。
ここは一般にも開放されているのかなと思い、取りあえずこの階で降りてみる。
後で知ったことなのだが、ここはテナント従業員用の食堂で一般の人も利用出来る飲食店が入居している公共フロアとのこと。
但し、フードコート営業時間は限られているようで、訪れた日曜16時過ぎは閑散としていた。
IMGP1548a
幸い、外を見渡せるパブリックスペースがあったので試しにここで移動運用することにした。
ここからは南西方面が眺望出来、横浜、世田谷方面から中野、杉並方面まで見渡せる。
視程もよく、丁度正面に富士山と沈む太陽を眺めることが出来た。
IMGP1511
IMGP1512
IMGP1513
IMGP1516a
IMGP1516b
IMGP1517a
IMGP1521a
IMGP1525
IMGP1528
IMGP1530
IMGP1531
IMGP1532
IMGP1535
IMGP1537
IMGP1539
IMGP1541
IMGP1545a
16時半頃からVX-3ハンディーとFT817で運用開始。VX-3では430FM、FT817では垂直ホイップで50MHzにQRP ONAIR.
40分ほどで430FM3局、50MHzCW1局と交信。
殆ど人も訪れることがない時間帯だったので気は楽であったが、地上高222m、54階の高層ビルに来たのにも拘わらず、18階からの移動運用に留まったのは些か残念。
日が富士山の向こうに沈んだのを拝んだ後、17時20分過ぎにオペラシティービルを撤収。
今度は徒歩で、もうひとつの目的地、新宿パークタワーに向かう。
時間にして6~7分か。
新宿パークタワー麓にやってくるも何だかビル全体が暗い。人影も薄く、スマホ片手に「ポケモンGO」を遣っている若者二人位しか見かけず。
もしやと正面入り口を見ると「全館休館」のお知らせが。
IMGP1555a
先週のお台場テレコムセンターに続いて、何ともタイミングが悪い。
このシーズンはビルのメンテナンスが集中するのだろうか。
仕方なく、いつもの住友ビル展望ロビーへと向かう。多少時間があったので帰りに運用しようと立ち寄ることに。
ロビーに着き、FT817で50MHzSSBをワッチしていた18時20分頃、急に足元がグラグラ揺れ始めた。受信中のアマチュア局も「揺れている」と会話していたので地震と解る。かなり長くて眩暈がしそうな揺れ。

すぐにVX-3をラジオに切り替えると千葉東方沖が震源の地震とのこと。最大震度は4。
超高層ビルの展望ロビーで比較的体感の大きい地震に遭遇したのは初めてだったので少々驚く。
ここでは20分ほど430FMでONAIR。2局程交信。
VX-3の電池も切れかけたので19時過ぎに撤収。その時、ふと展望ロビー入り口に見慣れないパネルをみつける。
なんとそこには3月末いっぱいで「展望ロビー撤廃のお知らせ」が記されていた。
IMGP1558a
これは一大事である。
昨年の新宿センタービルに続き、住友ビルまでもが展望ロビーを廃止するとは。
無線や夜景撮影を趣味とする者にとって貴重な移動、撮影ポイントがまた消滅することになる。
あと、西新宿で残るは新宿野村ビルと都庁舎のみ。
だが都庁舎の展望フロアは無線に寛容ではなく、基本的に移動運用は出来ない。
とすると200m級の西新宿超高層ビルで移動運用可能なポイントは新宿野村ビル一箇所だけとなってしまう。
しかし、ここも安泰とはいえない。
新しい超高層ビルには殆ど無料展望ロビーは設置されず、既存の超高層ビルも撤廃の流れが著しい。
有料の展望施設はスカイツリーや六本木ヒルズ、ランドマークタワーなどがあるが、気楽に移動運用は出来ないし、そもそも無線禁止の所もある。
かつてこの住友ビルには「住友三角ビル商店街」があって地下や高層階フロアは結構賑わっていた。
展望ロビーもドリンクコーナーがあり、ベンチも備えられていた。
それが都庁舎や湾岸に新たな商業施設が出来た1990年代頃から寂れ始める。
麓にあった様々なオブジェも消え、地下の商店街もなくなる。展望ロビーもいつのまにかドリンクコーナー、ベンチ共撤廃され、100分の1のビル模型も表示板が故障のまま放置されていた。
そして遂に展望ロビーそのものが消滅とは。
今、新宿住友ビルはかなり大規模なリニューアル工事を地下と地上部分で進めているようだ。
しかし、高層フロアはどうするのだろう。
展望ロビーもリニューアルではなく撤廃と案内されているので、もしかすると展望レストランごとなくなって事務所化するのかも知れぬ。
事実、かつて無料展望ロビーがあったNSビルや新宿センタービルもレストランフロアごと事務所や会議室にリニューアルされてしまった。
今後はもう高層階部分は自由に出入り出来る時代ではなくなるのだろうか?
移動運用や夜景撮影を趣味とする者にとっては受難の時代となるのかも知れない。
西新宿は自宅からも近く、気軽にハンディー機で地上高200mからQSOすることが可能だった。
だが、これからはそうもいかなくなる。
なんとも堅苦しい時代になってきたものだ。

交信データ
移動地/東京都新宿区東京オペラシティー18階/新宿住友ビル51階展望ロビー
交信日時/2016年2月19日
交信時間/1635~1859JST
周波数/50MHzCW・430MHzFM

天候/晴れ
無線機/スタンダードVX-3・FT817 
アンテナ/付属垂直ヘリカル・ローディングホイップ
出力/0.5~1W
延べ交信局数/6
430MHz5(FM5)、50MHz1(CW)

交信相手所在地/東京都5(杉並区、足立区、練馬区、武蔵野市、青梅市雷電山)、埼玉県1(所沢市)

|

« 移動運用その176/東京都港区潮留「カレッタ潮留」46階展望ロビー(2017年2月12日) | トップページ | 移動運用その178/東京都青梅市雷電山山頂移動(2017年3月12日) »

移動運用」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。