2016年3月
「アニ×ウォーク」スタンプラリーと東京都杉並区荻窪「タウンセブン」屋上移動(2016年3月21日)
春分の日連休最終日。この日も穏やかに晴れ渡った。
地元自治体、杉並区の「中央線あるあるプロジェクト実行委員会」が主催するローカルなスタンプラリーが、この日、最終日だったのでハンディー機VX-3を持参し、サイクリングも兼ねて回ってみることにした。
このスタンプラリーは『アニ×ウオーク』と称されて声優が主人公のアニメ作品とコラボしたイベントの一環として企画されたようだ。
詳しくは公式サイトを参照。
ルールは杉並区内のJR中央線各駅に設けられた9箇所のポイントを巡るというもの。
駅などにポスターが貼られていたので、気にはなっていた。
14時過ぎに自宅を自転車で出発。所用のついでだったので、カメラは所持せず。
まず、阿佐ヶ谷西友のサービスカウンターで最初のスタンプを台紙に押す。
ここのスタンプは杉並区のマスコットキャラクター「すぎまる」とコミュニティーバスのマスコットがデザインされていたので、持参したQSLカードにも記念に捺印してみた。
JR中央線ガード下にある「阿佐ヶ谷アニメストリート」店舗で二つ目のスタンプを記す。
カード下を高円寺まで下って、西友と劇場「座・高円寺」でそれぞれスタンプ。
イベント最終日ということではあったが、阿佐ヶ谷西友で親子連れ一組を見かけた以外、特に参加者はおらず。
コラボのアニメがかなりマニアックなので、この作品のファンはスタンプラリーが始まった初期段階で捌けてしまったのだろう。
実際、自分も未見。このスタンプラリーで初めて知った作品だ。
因みに西友にスタンプが置かれているのはアニメの題材となっている「声優」とかけているのだろう。
さて、高円寺を出ててから溯って線路沿いを西に向かい、荻窪駅へ。
ここで西友と併設されているタウンセブン屋上へ上がり、VX-3で移動運用。
時刻は15時過ぎ。屋上は親子連れでいっぱい。
普段の休日の2割増し位で混雑している。
いつものテラスで430FMをワッチ。
連休の午後とあって移動運用局が結構QRVしている。殆どがのんびりとした交信なのでなかなか順番が回ってこない。
あまり期待せず、CQを出してみると意外にも呼ばれる。
15時20分過ぎから16時10分の約50分間で8局と交信。
殆どが地元杉並区や近隣の練馬区、世田谷区、板橋区の固定局からお呼び掛けいただいたが、埼玉の桶川市からも呼んでいただけた。
休日、多くの局長さんが無線機の前にいる時間帯であった事も幸いしたのだろう。
自宅からでも普通に交信できるエリアであったが、敢えて近場から1Wハンディーで移動するのも一興。
陽の暮れる前にスタンプラリーを済ませたかったので、16時10分過ぎにタウンセブン屋上から降りる。
荻窪駅で交信分のQSLカードに「駅のスタンプ」を捺印後、荻窪エリア2箇所のスタンプを済ませ、西荻窪に向かう。
途中、青梅街道沿いの「杉並アニメーションミュージアム」でスタンプ。
杉並区はアニメスタジオも多く、地元産業促進の一環として、今回のような企画を積極的に主催しているのだろう。
西荻窪駅周辺で2箇所、スタンプを済まし、一応コンプリート完成。
スタンプラリーが目的だったので、応募はせず。
夕闇迫る中、住宅街を縫うように自宅へ向かう。
時々、430メインに電波が入るが、住宅街の中なので交信に至るほどの強さに信号は上がってこない。
それにしても建て込んでいる。大きな災害時にはどうなってしまうのか。公園緑地も少なく、田畑は皆無。避難する場所などどこにもない。
自転車で廻り、改めて自分の住む街の危険度を認識する。
それはさておき、このスタンプラリーは毎年、コラボ対象を変えながら実施しているようだ。
来年も機会があれば参加してみたい。
交信データ
移動地/東京都杉並区荻窪「タウンセブン」屋上
交信日時/2016年3月21日
交信時間/1523~1609JST
周波数/430MHz帯FM
天候/晴れ
無線機/スタンダードVX-3
アンテナ/付属ヘ リカル
出力/1W
交信局数/8
430MHz8局(FM)
交信相手所在地/東京都7(杉並区高井戸東、杉並区下井草、杉並区今川、板橋区、世田谷区、練馬区、三鷹市)、埼玉県1(桶川市)、
移動運用その158/埼玉県飯能市あさひ山展望公園移動(2016年3月20日)
春分の日を挟んだ3連休の中日に移動運用。
今回も未踏地を選ぶ。
場所は埼玉県飯能市にある、あさひ山展望公園。
西武池袋線飯能駅から南にバスで5分ほどの美杉台ニュータウンの中に作られた標高200m程の展望台。
ネットなどで調べると、完成は2011年で比較的新しい展望台らしい。
視界も東のほうに大きく開けており、展望広場もスペースがありそうだ。
この造成については入江三宅設計事務所(IMA)のブログ「あさひ山展望公園物語」と「続・あさひ山展望公園物語(完結編)」に詳しく記されている。
元々は天然の「朝日山」という名称だったが、ニュータウン造成で切り崩すか、展望公園として残すか議論された中、入間川を挟んで対峙する天覧山・多峯主山と龍涯山・朝日山―四つの山を廻るハイキングルートの一環として展望公園化を選択したという。
また、ブログによるとこの設計所は東京都多摩市多摩センター近隣の鶴牧東公園にある人工の山「鶴牧山」も手がけたという。
ここも以前、移動運用に訪れたことがあった。残土で作った人工の山だそうだが印象深い形状をしていたのを思い出す。
さて、移動当日。
天気予報では概ね晴れ。しかし北からの風が強そう。
アンテナ設置がうまくいくか気になる。
家を出発したのは10時過ぎ。もう少し早めに出ても良かったのだが、この日は15時から「大都市コンテスト」があるのでやや遅めに時間帯をずらす。
西武新宿線鷺宮駅より10時53分発拝島行き急行に乗り込む。
所沢で11時24分発池袋線飯能行きに乗り換える。
ハイカー往路のピークは過ぎているので比較的空いていた。
屋外運用のため、真冬並みに着込んできたが電車内は日差しで暑いほど。すでに季節は3月後半ということを考慮すべきだったか。
飯能には11時48分に到着。
南口バスターミナルへ。
飯能駅の南口に出たのは初めてだったかもしれない。
駅前広場にはコンビニ「サンクス」があった。先日訪れた高麗川駅よりは便利。
駅バスターミナルには「子どもと女性にやさしいまち、はんのう」というポスターがたくさん掲げられている。
これも、いわいる「萌絵」。
先日、白銀平展望台に訪れた際に乗った「痛バス」含め、「萌絵」は公共の場でも普遍化しつつある表れだろうか。観光アイテムとして定着した感がある。
それはさておき、バス停にて「美杉台ニュータウン行」(飯20)に乗り込む。時間はちょうど正午。
休日でも1時間に5本は出ているので非常に便利。
バスは入間川に架かる橋を渡り、どんどん高度を上げていく。車窓の風景は多摩ニュータウンそっくりである。近代的な造成団地の中を走っていく。
飯能駅北側の天覧山に向かう寂れた旧市街とは対照的。
飯能駅から7分ほどで終点「美杉台ニュータウン」に着く。料金は180円。
ここには西武バスの車庫もある。
道を渡れば目の前があさひ山展望公園だ。
形状はまるで古墳のよう。
緩やかな階段を登っていけば5分ほどで頂上広場に至る。
予想とうりの広さで視界を遮るものがなく開放感がある。木製のベンチが並び、真ん中には日時計も設置されている。
方角別に眺望先の名称が刻まれているのも面白い。
残念ながらこの日は靄っており、スカイツリーも富士山も筑波山も覗えないが近場のランドマークは確認出来る。
東には飯能市街地。時計回りに加治丘陵が緩やかに伸びている。
この辺りではランドマーク的存在である駿河台大学の校舎の背後に先日、赴いた桜山展望台も確認出来た。
さらに南に視線を移すと、奥多摩の山々。若干霞んではいるが大岳山から川苔山、更には武甲山も。
手前にはキューピータマゴ工場。
入間川対岸の天覧山や多峯主山は樹木に遮られて確認出来ず。
造成半ばのニュータウンなので周辺は更地も目立つ。今後建て込んでしまうとこの眺望が維持されるか解らないが、今のところは天覧山よりも視界が広い。
12時半過ぎから東側に面したベンチに三脚を立ててDPアンテナを上げる。
とにかく風があるので転倒しないよう、三脚にリュックを重石代わりとしてぶら提げる。
12時40分過ぎから運用開始。
期待したほど、電波は飛んでいないのかなかなかCQに応答はない。
もっぱら移動局を呼ぶ。
12時台は3局、13時台は4局、14時台も3局と交信局は増えない。2エリアからの移動局も聞こえていたがこちらの信号は届いていない様子。
15時から「大都市コンテスト」が始まったが、QRVしているのは2、3局がぽつぽつと聞こえるのみ。
結局、16時45分頃までの約4時間で50MHz9局(SSB6、CW3)、144MHz6局(SSB3、CW2、FM1)、430MHz6局(FM)のトータル延べ21局。
この内、コンテストでの交信は7局。
地域別では埼玉県8(さいたま市西区、中央区、入間郡越生町×2、入間市×2、越谷市、戸田市)、東京都5(八王子市小仏城山他×4、不明1)、茨城県3(多野郡、土浦市、石岡市)、千葉県1(市川市アイリンクタウン展望台)、栃木県1、神奈川県2(相模原市緑区、不明1)、静岡県1。
50MHzCWでなんとか2エリア1局と交信できたのが唯一の遠距離交信。
こちらのCQで繋がったのは430FMハンディーの2局。それもごく近隣の固定局とモービル移動。
やはりこのあたりでの0.5~1WQRP移動では都区内局交信には至らない。
先日の桜山展望台、白銀平展望台でも同様であった。
近隣の天覧山と比べ、標高は同じ位なのだが、都心方向を加治丘陵に遮られる面積が多い分、あさひ山展望公園は不利なのかもしれない。
一方、特定小電力無線では久しぶりに2局と交信出来た。
ずっと3CHをモニターしていたのでCQを出されている局をキャッチ出来たのだ。
1418JSTに桜山展望台からQRVしている「さいたまAK120」局とメリット3/4で交信。
更に1456JSTに筑波山中腹移動の「いばらぎSO47」局とM3/5で交信。
「さいたまAK120」局さんは恐らく先日桜山展望台でアイボールしていただいた方ではないかと思われる。
やはり10mwでの交信は醍醐味がある。
ところで、同じあさひ山展望公園の一角でトランシーバーを持ったライセンスフリーと思われる無線グループが移動運用していた。
430、144FMや特定小電力無線にはワッチしている限りにおいて、何も入ってこなかったのでCBと簡易デジタルメインだったのだろうか?
一方、FM放送もワッチしてみたが、CFMはわずかにFM入間とFM西東京が確認出来たのみ。
東京FMの青梅と檜原中継局の電波が無駄に強力。東京タワーからの電波も強いのでなんだか勿体無い。
16時を廻ったあたりで雲が増えてくる。
この日は常に北よりの風が吹いており、陽が陰ると途端に寒くなる。
電車内では暑いほどだったが、やはり冬着で正解だった。
午後を廻るに連れて来訪者が増え、家族連れや子供グループがボール遊びに興じ始め、賑やかになってくる。更には犬の散歩も増えてくる。
時折、雲雀が上空高く囀っているのが聞こえた。
17時前に撤収開始。
階段の下に公園標識と注意事項が記された看板があったので撮影しておく。
帰りのバスも5分ほどで遣ってきた。乗り込んだのは自分ひとりだけ。
飯能駅に着いた頃には、すっかり空は黄昏色。
17時43分発池袋行き急行に乗り込む。「キティーちゃん」仕様である。ピューロランドは小田急、京王線が最寄り駅なのだが西武鉄道でも拘りはないらしい。
途中、所沢駅乗換えで構内の飲食店で夕食。
ずっと屋外にいたので750円中華ラーメンで体を温める。
西武新宿線鷺宮経由で帰宅。
運賃/鷺ノ宮、飯能間432円×2(西武鉄道)
飯能駅南口、美杉台ニュータウン間180円×2(西武バス)
交信データ
移動地/埼玉県飯能市あさひ山展望公園(標高200m)
交信日時/2016年3月20日
交信時間/1243~1645JST
周波数/5 0MHzSSB/CW・430MHz帯FM・特定小電力無線422MHz帯
天候/晴れ時々曇り
無線機/FT817 スタンダードVX-3 ユニデンSLT001
アンテナ/ミズホポケットダイポール 付属ヘ リカル
出力/0.5~1W(特定小電力無線/10mW)
交信局数/23(特小含む)
50MHz9局(SSB6、CW3)、144MHz6局(SSB3、CW2、FM1)、430MHz6局(FM)、特定小電力2局(FM)
交信相手所在地/埼玉県9(さいたま市西区、中央区、入間郡越生町×2、入間市×3、越谷市、戸田市)、東京都5(八王子市小仏城山他×4、不明1)、茨城県4(多野郡、土浦市、石岡市、つくば市)、千葉県1(市川市アイリンクタウン展望台)、栃木県1、神奈川県2(相模原市緑区、不明1)、静岡県1。
移動運用その157/東京都江戸川区タワーホール船堀移動(2016年3月6日)
3月6日土曜日。天候はいまひとつで雨の予報も。
但し午前中は日差しもあったので本日も未踏地移動運用を敢行。
場所は先日、強風のためエレベーター運行中止で昇れなかったタワーホール船堀を選択。
ここには地上高115mの展望台がある。
展望エレベーター運行時間は午前9時~午後9時30分。入場は無料。
JR阿佐ヶ谷駅から中央線鈍行で市ヶ谷へ。最寄り駅船堀までは都営地下鉄新宿線に乗り換えるのだが間違えて有楽町線に乗ってしまう。非常に乗換えが紛らわしい。
一旦、市ヶ谷駅に戻って新宿線ホームに向かう。改札口も複雑でスイカでの清算も面倒。
結局、船堀駅に着いたのは14時01分。
移動運用には遅い時間帯になってしまった。先日ここを訪れた時は快晴だったが、今日はどんよりと曇っている。見上げるタワーは妙に不安定な印象。
三つの鉄骨で支えているが強度は大丈夫なのだろうか?
タワーホール船堀は映画館やコンサートホールが入っている複合施設。1999年に完成した。
本日は幸い展望エレベーターも運行しているようだ。
通常エレベーターで一旦7階へ。そこから展望エレベーターに乗り継ぐ必要がある。
団体用と個人用フロアが分かれている旨の案内板があったような。
エレベーターはなぜが案内嬢付き。人件費もかかると思うのだが保安要員も兼ねているのだろうか?
このエレベーター内には高度と速度が表示される。
あっという間に展望室へ。
フロアは予想したよりも狭く、おちついて腰掛ける場所もない。折りたたみ椅子が数脚用意されているだけ。トイレもないから用を足すときには一旦7階まで降りなければならない。
注意事項欄には一般的な写真撮影時の三脚禁止等が記されている。
眺望は360度利く。この日は曇っていたのであまり視程もなく、直近のスカイツリーすら霞んでいた。都心のビル群もおぼろげなシルエットに沈む。
直下には都営新宿線の船堀駅駅舎。
駅南側正面にTOKIビル。ここにはFM江戸川の送信所があったはず。
西側には荒川が南北に大きく視界を占める。その脇に江戸川競艇施設。レース中のボートも覗えた。
手前のビル屋上に何やら猫のキャラクターのような絵も見える。ここは「カラオケ本舗まねきねこ」の施設らしい。
東側には遠く幕張と東京ディズニーシーの施設が望めた。
この上空は羽田空港へのアプローチコースになっているのか、旅客機が何機も高度を低くしながら南下していく。
14時10分過ぎから移動運用開始。南西側の荒川が見える都心沿いの角。
先日のマリエン川崎に比べても余裕あるスペースはなく、無線機を置ける場所もない。比較的来場者も多かったのでFT817を首から提げてローディングホイップを伸ばしてでの運用。かなり窮屈だ。
ガードマンやエレベーター嬢が何回か巡回していたがFT817で運用していても何も言われなかったので移動運用自体は問題はないと思われる。
しかしフロアが狭いため、ハンディー機での運用で精一杯な印象。
430FMは比較的賑やかだったが、50、144MHzSSB/CWは時間帯も遅く、殆どオンエア局がいない。CQを出しても空振りばかり。
運用を開始して30分たっても1局とも交信出来ない状況。
やっと14時50分に筑波山移動の局と430FMで繋がる。
結局、17時過ぎまでに交信出来たのは8局。144MHzSSB1局の他はすべてVX-3ハンディー機ヘリカルアンテナで430FMでの交信。
地域別では東京都2(江戸川区、日野市)、千葉県4(松戸市、船橋市、浦安市、流山市)、茨城県1(つくば市)、埼玉県1(ふじみ野市)。
こちらからのCQ応答局は3。
やはり天候もいまひとつで時間的に出遅れ、移動局も退けてしまったため、あまり交信数は稼げず。
それでも27年ぶりの交信やこのブログを読んでいただけている局長さんとも繋がって恐縮の至り。
移動運用後、FMラジオもチェック。
スカイツリーに近かったので相互変調でNGかと思いきや、意外に湾岸地域を中心に9局のCFMが受信出来た。
17時15分頃、展望ロビーを撤収。
エレベーター乗り継ぎフロア7階にはタワーホール船堀の模型が展示してあった。
施設を出ると、生暖かい風と雨が舞っている。
一雨ごとに春が近づく。
交信データ
移動地/東京都江戸川区船堀タワー(地上高115m)
交信日時/2016年3月6日
交信時間/1450~1713JST
周波数/50MHzSSB/CW・430MHz帯FM・特定小電力無線422MHz帯
天候/曇り時々雨
無線機/FT817 スタンダードVX-3 ユニデンSLT001
アンテナ/ローディングホイップ 付属ヘリカル
出力/0.5~1W(特定小電力無線/10mW)
交信局数/8(延べ局数9)
144MHz1(SSB)、430MHz8(FM)
交信相手所在地/東京都2(江戸川区、日野市)、千葉県4(松戸市、船橋市、浦安市、流山市)、茨城県1(つくば市)、埼玉県1(ふじみ野市)。
周波数(MHz) | 局名 | 信号強度(5段階) |
76.7 | 市原FM | |
78.9 | かつしかFM(葛飾区) | |
79.2 | レインボータウンFM(江東区) | |
83.0 | 市川FM(市川市) | |
83.4 | 上総FM(木更津) | |
83.6 | FMうらら(浦安市) | |
84.0 | 中央FM(東京都中央区) | |
84.3 | FM江戸川(江戸川区) | |
86.8 | FM越谷(越谷市) | |
移動運用その156/東京都大田区池上会館屋上庭園移動(2016年2月28日)
2月最後の日曜日。引き続き天気も良かったので本日も未踏地への移動運用。
場所は大田区の池上会館屋上庭園。ここもまたライセンスフリー無線等サイトで紹介されているロケーション。
JR山手線五反田駅から東急池上線経由で赴く。もしかすると池上線乗車は初めてかもしれない。
母方の実家が世田谷区九品仏だったので東急東横線、目蒲線、田園都市線は随分とお世話になったが、池上線だけは記憶にない。
池上線は短い編成で大田区内を南下する。雰囲気的には世田谷線に近い印象。住宅街の中を走る。結構混んでいた。
14時45分頃、池上駅到着。
近くに梅園があるらしく、人が多い。
このあたりは観光スポットらしく大田区の観光ガイドパンフ数種が店舗前に置かれていた。
池上本門寺まで約徒歩7分。その近くに池上会館がある。
エレベーターで屋上庭園へ。
ここは0830~1900まで開放されている。
なぜか犬の散歩の人がいる。よく見ると隣の本門寺敷地と屋上が繋がっていた。お寺のほうが小高い丘になっているのだ。
階段を登って屋上へ。あまり広くはないがベンチもある。
円形の屋上庭園が印象的。
開けているのは東から南にかけて。
川崎の高層マンションや遠く横浜ランドマークタワーも覗える。
多摩川に架かる大師橋の塔も見えた。
だが、都心方向は樹木に遮られて視界がない。
本門寺の五重塔も印象的。
15時頃から430/144FMハンディーで運用開始。
約40分間に430FM3局、144FM1局と交信。
横浜市港北区、大田区多摩川河川敷の移動局と町田市、青梅市の固定局。
千葉市美浜区の移動局とは途中でコンタクト出来なくなって交信不成立。
特小でもCQを出してみたが、例によってコンタクトなし。
到着した時には陽も翳ってしまい、北風も強く、寒くて1時間もいられず16時には撤収。
交信データ
移動地/東京都大田区池上会館屋上庭園
交信日時/2016年2月28日
交信時間/1510~1547JST
周波数/430/144MHz帯FM
天候/晴れ
無線機/スタンダードVX-3
アンテナ/付属ヘリカル
出力/1W
交信局数/4
交信相手所在地/東京都3(大田区多摩川河川敷、町田市、青梅市)、神奈川県1(横浜市港北区)
移動運用その155/埼玉県日高市白銀平展望台移動(2016年2月27日)
すでに延べ150箇所以上の移動運用を重ねてきたが首都圏周辺にはまだまだ多くの未踏移動運用ロケーションが点在する。
本格的な登山を要する場所は別としても、ハイキング感覚で到達可能なポイントは数知れない。それらを探すのも移動運用の楽しみ。
この週末は、その未踏地候補のひとつを訪ねてみることにした。
場所は日高市白銀平展望台。先日移動した入間市桜山展望台で交信した局の移動ポイント。
調べてみると八高線高麗川駅からバス経由でアプローチ出来そうだ。またライセンスフリー無線や夜景スポットとしてもピックアップされている。
2月27日土曜日。天候も申し分ない。
朝0813JST最寄阿佐ヶ谷駅より三鷹行き各駅停車に乗り込む。
三鷹で快速を待っていると河口湖行きのホリデー快速がやってきたので写真を撮る。
以前、このホリデー快速に乗車した機会があったが、その時はトラブルか何かで特急型ではなく普通のE233系だった記憶が残る。
今回は行き先が違うのでこのあとすぐ遣ってきた0833JST発「ホリデー快速おくたま5号」に乗り込む。
0858JSTに拝島着。
ここで奥多摩行きと武蔵五日市行きに切り離し。その状況も記念に撮っておく。同快速には何回も乗り合わせているが、この作業を直で見たのは初めて。
拝島で0903JST発八高線川越行きに乗り換える。比較的乗り継ぎはスムーズ。
車窓からは富士山も覗えた。
また奥多摩の特徴ある大岳山の山容もはっきり解る。少し雪もあるようだ。
東飯能駅で西武池袋線の車両と併走する。
0935JST、高麗川駅着。
ここで降りたのは初めてか?
駅前広場にはアーチ状の鉄骨オブジェ。
しかし、駅前にはコンビニなどはなく食料調達は出来ない。
白銀平へはここから国際興業バス「埼玉医大行き」[医大31]のバスで「北平沢」まで行く。そこから徒歩約35分。
土日は9時台が1本。10時台が2本しかない。
次のバスは10時ちょうど。大凡30分弱待つ。
燦々と太陽が降り注ぎ、バス停周辺は暖かかったのは幸い。
10時少し過ぎに「医大行き」のバスが遣って来る。
なんと「痛車」ならぬ「痛バス」であった。
『ヤマノススメ』という山ガール漫画(?)のPRラッピングバスらしい。
車体には天覧山展望台をバックに女の子が描かれている。車内広告もすべてこの作品のイラストや原寸大と思われる漫画原稿のコピーで掲示エリアが占められている。
昨今は一般公共エリアでもこの種の絵が抵抗なく受け入れられるようになったということか。時代も変わった。
バスは県道30号線を北上。高麗川を渡って駅から10分ほどで北平沢バス停着。
「痛バス」ともここでお別れ。
駅前にはなかったコンビニがこのバス停近くにはあった。
ここで昼食用のサンドウィッチを購入。
道を渡って、対向車線側のバス停で帰りのバス時刻表をメモ。16~17時台は1本しかないので帰路は時間を計算して行動する必要がある。
北平沢バス停から国道沿いに少し北上して東側の車道に左折。
畑沿いを緩やかに左カーブしているこの車道を進むとT字路に突き当たるので右折。すぐ天神社の鳥居が見えるのでそこをまた右折。新設道路の工事現場を通り過ぎると少し坂道をのぼる感じで東進。
左側が高麗川カントリークラブだ。
周辺は梅畑もあり、もう結構咲いていた。
暫く行くと白銀平展望台への案内看板が見えてくるので左の道を上がっていく。
ずっと舗装道路なのでハイキングという雰囲気はなし。照明はなさそうなので暗くなる前に下山する必要がありそうだ。
左手にゴルフコース。時折、右手に時折祠や鳥居が現れる。
たくさんのバス停留標識が立っている場所を見つける。よくみると粗大ごみ投棄禁止のために並べてあるのであった。
富士山と呼称される丘への分岐点を過ぎれば程なく、白銀平に到達する。
トイレのある駐車スポットを通り過ぎて階段を登れば、白い展望台が見えてくる。
時刻は10時10分。
バス停から1時間もかかってしまった。もっともコンビニに寄ったりバスの時刻を調べていたりしたから、それを省けば40分位だろうか。
展望台には数人のハイカーがちらほらという感じ。
眺望はほぼ360度。
東側は高麗川流域の集落、市街地が広がる。バスで通過した高麗川の橋も確認出来る。
一番目立つのは太平洋セメントの工場だろうか?
南のほうは飯能、入間や所沢の市街地が覗える。
都心は霞んではっきりとは見えない。更に時計回りに視線を移すと加治丘陵と狭山丘陵越しに西武ドームの頭が顔を出している。
更に西側に目を移すと日和田山、高指山、物見山の連なりが。
先日、あの尾根沿いを縦走したのを思い出す。あの時は無線機のマイクを忘れてしまった苦い記憶が。
総じて白銀平からの眺望は日和田山から見下ろした風景と重なる。
さて、この展望台自体はあまり広くないのでここにアンテナを上げるのは避けたほうが賢明。
展望台を降りた芝のベンチにアンテナを設置することにする。
訪れる人も稀でここなら無難だろう。
移動運用は11時40分頃から。
結局、8時台に家を出たのに運用をはじめるまでに3時間半以上かかった。距離の割には時間を要した。
比較的近距離のときがわ町堂平山、飯盛峠、越生町黒山展望台移動の局と繋がる。
だが思ったほど電波は飛ばない。
先日の川崎市川崎区川崎マリエン展望台での垂直ホイップ運用のほうがレスポンスがよい。
14時50分頃までの約3時間で東京1(稲城市)、埼玉4(比企郡ときがわ町堂平山、飯盛峠、越生町黒山展望台、さいたま市緑区)、神奈川3(相模原市緑区城山、横浜市磯子区、厚木市)、栃木2(小山市、日光市)、群馬1(太田市)、千葉1(長生郡長南町)のトータル12局。
こちらからのCQ応答局は5局。
都内局はわずか1局。先日の桜山展望台移動でも都内は3局。都区内局に至ってはいずれもゼロ。この周辺からQRPPでポケットダイポール程度では都内までほとんど届いていないのかも。
運用場所は日差しがいっぱいで心地よかったが、昼過ぎからやや風が出て寒くなる。やはりまだ屋外での運用は防寒が必須。
展望台へは時たま人が登ってくる程度。恐らく車で遣って来るのだろう。自転車を引いてきた人も見かけたが、徒歩らしきハイカーの気配はない。
終始閑散としていた。
14時過ぎには風も強くなってきて、三脚ごとアンテナが倒れかけ慌てて支える。体も冷えてきたので15時前にはポケットダイポールを降した。
人影のなくなった展望台に移り、FMハンディー機でCQを出してみるが応答なし。
15時を回ると移動局も少なくなり、呼ぶ相手もいない。
特定小電力トランシーバー3chでCQを出してみるが、相変わらず静か。各チャンネルをサーチしてもまったく移動局はいない。
こうなると予めネットで告知しておかないと交信に恵まれないのかもしれない。ライセンスフリー無線は簡易デジタルとCBがメインになった模様。残念ながら特小以外のライセンスフリートランシーバーは所持していない。
続いてFMDX。
ロッドアンテナで受信すると相互変調で使い物にならず。やむなくイヤフォーンアンテナでモニター。
県域局では栃木方面が良好。レディオベリー足利中継局も。
コミュニティーFMは鴻巣、入間、越谷、浦和、中央、世田谷、立川等が受信出来た。
不思議なのは都内ではあまり状況がよくない84.0MHzの中央FMが埼玉辺りだと妙に良好なこと。筑波山でも同様だった記憶がある。
16時10分下山開始。
控えてきたバスの時刻表を見ると16時台は38分一本のみ。これを逃すと次は17時43分。1時間以上も待たなくてはならない。
16時38分のバスに乗るためにはあと28分しかない。
往路は40分位かかった。間に合うか?
小走りで坂を降りる。
なんとか16時32分にはバス停に戻ることが出来た。
ところが県道は渋滞しており、結局バスは定刻どおりに到着せず。
暫く街道沿いの民家の梅を眺める。畑が広がり長閑な雰囲気だ。陽も西の山々に落ちかけている。
やっと16時50分にバスが遣ってきた。ほぼ満員。
高麗川駅に着いたのが17時ちょうど。
17時発の八高線立川行きが発車したばかり。次は30分後。
とにかく待つしかない。
同じホームに折り返しの川越行や高崎行きが入ってくる。
17時30分発の八王子行きに乗り込み、拝島で1800発中央線直通快速東京行きに乗り換えて阿佐ヶ谷に着いたのは1845分頃。
帰路は2時間半強。
因みに電車賃は片道IC利用で972円。バスが180円。
交信データ
移動地/埼玉県日高市白銀平展望台(標高195M)
交信日時/2016年2月27日
交信時間/1142~1448JST
周波数/50MHzSSB/CW・144MHzSSB/CW/FM・430MHz帯FM・特定小電力無線422MHz帯
無線機/FT817 スタンダードVX-3 ユニデンSLT001
アンテナ/ローディングホイップ 付属ヘリカル
出力/0.5~1W(特定小電力無線/10mW)
交信局数/12
50MHz9(SSB6、CW3)、144MHz1(SSB1)、430MHz3(FM2、SSB1)
交信相手所在地/東京1(稲城市)、埼玉4(比企郡ときがわ町堂平山、飯盛峠、越生町黒山展望台、さいたま市緑区)、神奈川3(相模原市緑区城山、横浜市磯子区、厚木市)、栃木2(小山市、日光市)、群馬1(太田市)、千葉1(長生郡長南町)
周波数(MHz) | 局名 | 信号強度(5段階) | |
76.7 | 鴻巣FM | ||
77.7 | FM入間(入間市) | ||
83.4 | FM世田谷(世田谷区) | ||
84.0 | 中央FM(東京都中央区) | ||
84.4 | FM立川 | ||
86.8 | 越谷FM | ||
87.3 | シティーFM埼玉 |
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