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移動運用その132/神奈川県足柄下郡箱根町駒ケ岳山頂移動(2015年2月14日)

13日から14日にかけて箱根に一泊する所用があった。
箱根にはカルデラの中央墳丘である駒ケ岳1327mがあって移動運用のスポットにもなっている。
アクセスもロープーウェイ1本だ。
そこでこの旅行に移動運用も組み入れた。FT817とミズホダイポールを持参。駒ケ岳にもアプローチする計画を立てる。
13日、13時40分新宿発小田急ロマンスカー「はこね29号」を予約する。最近は展望車が付いていない「ロマンスカー」があるようだがそれは避けたい。
なので車種は最新VSEの便にした。予約は出発1時間前位だったが幸い展望席(後部3列目)が取れた。
35年近く前、大学の夏合宿が毎年箱根の強羅であり、その時もよくロマンスカーを利用したが、展望室は初めて。
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定刻どおり新宿を発車。この日は昼前後に雲が出ていたが14時過ぎには晴れ渡った。
展望室から見る車窓は新鮮だ。一般普通電車でのろのろ進む状況とは別世界。
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また、昔ながらの車内販売も残っていたので柚子茶をオーダー。グラスで飲めるのがよい。
大学合宿のあった1980年前後は、確か日東紅茶が販売担当していた記憶がある。
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秦野を通過する際には、先日移動運用した権現山展望台がよく見えた。
「はこね29号」の停車駅は町田、本厚木、小田原、箱根湯本。
ロマンスカーの車掌もサービスに努め、乗客の希望に応じて写真撮影にも勤しんでいた。小田原に近づくにつれて富士山もチラチラ見えるようになる。
15時07分、箱根湯本駅到着。さすがに35年前と比べてリニューアルされていた。
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すぐにバスターミナルへ。
宿を予約した姥子までは伊豆箱根バス「湖尻、箱根園」行き(アルファベットJ系統)を利用する。
箱根の交通機関は「小田急系」の箱根登山バスと「西武系」の伊豆箱根バスがあるのだが共通のフリーパスはない。
ロマンスカーは当然「小田急系」だが、姥子方面のバスは「西武系」、また駒ケ岳ロープーウェイやその経由バスも「西武系」なのでフリーパスを買ってもペイしない。
姥子までは全て小田急系の箱根登山鉄道、ケーブルカー、箱根ロープーウェイを乗り継げば、行けない事もない。しかし料金も時間も倍近くする。
とにかく中途半端。
さて、目的のバス停1番に着くと張り紙が。
「駒ケ岳ロープーウェは強風のため運休です」
駒ケ岳に行くのは翌日。しかし天気は今日と余り変わらない予報。若干不安だ。ここに登れないと箱根に来た目的の半分が達成出来ない。
15時25分発、伊豆箱根バス「湖尻、箱根園」行きバスに乗り込む。西武系のバスは白くて「レオ」のマークがついている。だいたい1時間に2~3本は走っているようだ。
しかし乗客は少ない。
箱根観光客の大半は「小田急系」の箱根フリーパスを利用している感じ。バスの運転士が「このチケットでは乗れないよ」と何人かの観光客を断っていた。
バスはワインディングロードを宮下、早雲山、大涌谷経由で走る。殆ど山岳道路なのでヘアピンカーブが多く、目が回ってくる。
大凡37分で姥子に到着。料金は湯本駅から860円。
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結局、此処までの乗客は自分とその一行のみ。
辺りは雪に覆われ、寒い。上空は雲ひとつない真っ青な空に音もなく箱根ロープーウェイが動いている。
バス停から歩いて5分位の所に今晩予約した宿がある。結構観光雑誌にも広告が載っているホテルだ。
だが、バスで訪れる客は殆ど居なそう。大半は車か、でなければ小田急系のロープーウェーか。わざわざ奇特な西武系を使う自分が如何に天邪鬼であるかを再認識する次第。大抵移動運用してもバス停を下りれば自分だけという「伝統」を受け継いでいる。
16時半前にチェックインを済ませ、部屋へ。
窓からは雄大な富士山が覗える。陽が暮れないうちに露天風呂へ。
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ここからもシルエット富士が素晴らしい。
冬晴れに冴え渡って気持ちがよい。
箱根観光は高度成長期と比べ斜陽気味らしいが、今は外国人観光客に人気だ。この宿にも多くの中国人が宿泊していて中国語が飛び交っていた。
翌日、午前6時過ぎに起床。
窓からは「赤富士」が。
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朝焼けに映えて美しい。連日好天に恵まれて幸運だ。
午前7時過ぎには真っ青な空に富士山がくっきり見える。今日も好天が続きそうだ。
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早速、駒ケ岳ロープーウェーに電話して、運行状況を確かめる。幸い、本日は運行しているようだ。
もし、だめだったら大涌谷か大観山を候補に考えていたのでほっとする。
広告に出すような宿と富士のツーショットを写して午前10時、チェックアウト。
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再び、姥子バス停に向かい10時42分の「箱根園」行きに乗り込む。
暫くすると芦ノ湖が見えてくる。その湖岸をワインディングしながら走るのでまたまた目が回る。姥子から大凡20分で箱根園着。
料金は540円。
すぐに駒ケ岳ロープーウェー乗り場に向かう。
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箱根ロープーウェーと違い、大きさも形式もまるで違う。箱根ロープーウェーは近年リニューアルされ、綺麗で風にも強い。
一方、駒ケ岳ロープーウェーは大型だが型は古く、天候に左右されやすい。
施設、サービス共旧態依然というイメージが拭えない。
「小田急系」と比べ、「西武系」は箱根観光に余り積極性が感じられぬ。
山頂駅のトイレが工事中で使えないらしい。仮設トイレも設置しないのは何だか不案内だ。
かつてはスケートリンクやケーブルカーもあったらしいが、今は全て撤去されているという。
11時20分頃の便で山頂へと向かう。バレンタインデーの土曜日とあって、カップル観光客も多く、ほぼ満員。料金は往復で大人1080円。
上昇中、車窓からは大きく富士山が浮かび上がってくる。芦ノ湖も真っ青だ。
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予想したほど揺れず、恐怖も少ない。中間地点で下りゴンドラとすれ違う。
約7分間で山頂駅着。
この山頂駅がなんとも「廃墟」を連想させる。
保安運行部分はリニューアルしていると思われるが、外壁は老朽化して乗降階以外は立ち入り禁止。最上階にあるらしいレストランも閉鎖されて久しい。待合室には懐かしい石油ストーブがあるだけ。
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売店も観光施設も皆無。その上、トイレも工事中。
ロープーウェー山頂駅が廃墟のごとく目立つ光景はなんともシュールである。
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駒ケ岳山頂は箱根元宮の祠と無人の駒ケ岳無線中継所があるのみ。
山頂は雪で覆われ、まるで南極基地を彷彿とさせる。
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好天も幸いして360度パノラマが広がる。流石に1300m以上の標高を誇っているから眺望は申し分ない。
眼下には芦ノ湖が一望。
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外輪山の向こうには沼津市の街と駿河湾が広がっている。
東側に目を向けると伊豆半島。スコリア火山の大室山、更には利島や新島も覗える。
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西は遥かに南アルプスも望める。元箱根町もはっきり解る。海賊船が入港中。
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素晴らしいパノラマである。天気に関しては申し分なし。
眺望を堪能した後は移動運用場所を探すべく、取り合えず箱根元宮の祠へと向かう。
山頂付近はコンクリートの塊がごろごろ。何かの施設を解体した後だろうか?その塊と富士山を合わせて写真に撮ると面白い。
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山頂には徒歩で登ってきたと思われる登山者も居る。富士山を撮影するカメラマンも多い。この辺りで無線アンテナは建てづらい。
元宮を過ぎて山頂東側へ。昔、ケーブルカーの駅があった辺りか。あまり観光客も居ない。
結局、ここで移動運用することに。
眼下には小田原市。そして相模湾が一望出来る。
更には遠く三浦半島が視界に収まる。
そして微かに都心ビルやスカイツリーも。
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絶好のロケーションだ。
早速、三脚にポールを接続しダイポールアンテナを上げる。
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運用開始は12時半頃。
しかし、土曜日の昼下がりという割には、50MHz、144MHz、430MHzをワッチしてもあまり局が出ていない。
50MHzでCQを出すも暫くは応答なし。
やっと12時27分に横須賀市の局から応答が。三浦半島丸見えなのでRS59で交信。
そのあと矢継ぎ早に横須賀市固定、横須賀市移動から2局応答あり。
また奥多摩町山岳移動の局とも交信。
しかし、寒さが厳しく、風も出てきた。体感温度は氷点下だろう。
何といっても真冬の標高1327mだ。高尾山とは訳が違う。なにせ一面の銀世界だ。
25分で限界が来た。
更に危うくアンテナが風で倒れかける。やはり写真用三脚では風圧に耐えられない。ポールを1段縮ませてなんとかベンチに挟み込んで固定して凌ぐ。
11時25分。アンテナを撤収。
好ロケーションであったが寒さと風、それに出ている局が少なく、呼ぶ局も見つからず早々と引き上げざるを得なかった。
アンテナを収納後、早々とロープーウェイ駅舎へと戻る。
このまま降りるのは惜しいので430FMハンディーで駅舎近くから出て見た。
標高があるにも拘わらず、メインチャンネルを聞いても余りCQを出す局がいない。週末なのにやはり都心から離れてしまうとこんな状況なのだろうか。
とはいえ14時前までに平塚市固定局、御殿場市移動、静岡市固定局、箱根周辺走行中モービル局と繋がる。
この旅行は自分の他に参加者も居たのであまり自由に時間を使えない。山頂に留まるのはそろそろ限界だ。
結局、FMDXをする余裕もなく14時前の便で下山。
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今回の駒ケ岳山頂移動では50MHz4局(SSB)、430MHz4局(FM)の8局のみ。その内こちらのCQに答えていただいたのは6局。
若干、寂しい成果だが、厳寒の山頂で1時間余りの運用しか出来なかったので致し方ないか。
ロープーウェイを降り、箱根園から15時40分のバスで元箱根港へ。ここで蕎麦の昼食。冷え切った身体を温める。店の窓から入港直後の海賊船風遊覧船が眺められた。
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店を出て湖畔の道を箱根神社へと向かう。鳥居から駒ケ岳の山頂が覗える。さっき見下ろした場所に自分が居る訳だ。
10分ほどで箱根神社社殿に辿り着く。
なんだかんだいっても観光客で一杯。拝殿の絵馬を見ると中国語も目立つ。もう日本の観光地は外国人なしには成り立たぬ感じ。
帰り際に、湖畔の鳥居のある場所に降りてみる。NHKの天気予報でお馴染みの鳥居だ。
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再び湖畔の小道を戻り、バスターミナルへ。
さて、どういうルートで帰ろうかと思案していると、箱根湯本駅直行の急行バスがあるという。
今回はこれで戻ることに。初めての「小田急系」バス。次々「箱根フリーパス」を見せて観光客が乗り込む。「西武系」とは対照的。元箱根で更に観光客を詰め込んで満員状態だ。
箱根新道経由でジェットコースターのごとく、下っていく。
大凡20分強で箱根湯本に到着。時刻は17時を回っていた。
駅舎で土産物を物色。
「えばぁ屋」なる店で『新世紀エヴァンゲリオン』第3新東京市グッズ購入。箱根はこのアニメの舞台。放映以来、箱根に足を運ばなかったので記念とする。
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17時48分箱根湯本発「はこね40号」に乗り込む。今度は先頭車両の10号車。展望席ではないがラッキー。
帰りは殆ど寝入ってしまった。
新宿には19時19分に到着。
今回の遠征は無線に絞れる旅ではなかったので交信時間も限られてしまった。またラジオをワッチする時間も皆無に近かった。箱根、小田原、伊豆方面のコミュニティーFMも受信出来ずに終わったが、これはまた次の機会にしたい。
天候に恵まれたのはFBであった。

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