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東京スカイツリー天望回廊でのFMラジオ、ワンセグTV受信レポート

Dscn3078b 5月28日、抽選に当選した東京スカイツリーに登ってきた。
5月22日に開業した東京スカイツリー。地上高634mは自立鉄塔としては世界一の高さを誇る。
また地上450m付近に展望施設がある建築物は日本初であるから非常に興味深い。
そこでこの地点でのラジオ、TVの遠距離受信を試すべく、ワンセグ受信機能がついた東芝ギガビートV30Eとラジオ付きICレコーダーSANYO ICR-RS110MFを持参し東京スカイツリー天望回廊へ赴いた。
当日朝は晴れ。
入場指定時間は0830JSTだったが、早めに出発。
阿佐ヶ谷0618JST発JR中央線快速で神田経由地下鉄銀座線に乗り換えて浅草へ。
更に浅草から東武スカイツリーラインで東京スカイツリー駅に着いたのが0710JST頃。
改札を出るとすぐ目の前にスカイツリータウンがある。タワーへはそこから徒歩3分程か?
朝日に照らされた東京スカイツリーは圧倒的な存在感。
しかし無機質な印象は拭えない。美的感覚に訴える要素は乏しいタワーだ。
ロビー屋外に入場待機の誘導路が設けられていたので行列に並ぶ。
その待機時間を利用してFMラジオのツリー直下でのFM受信状況をチェックしてみる。
すでにJ-WAVE等のFM局がここから送信開始しているため、バンド全体が混変調、相互変調で満たされているのではないかという危惧があったが、幸い直下では他の在京FM局も普通に受信出来る。AMも同様だ。
0830JST。時間どうり入場開始。
手荷物検査ゲートを潜り、エレベーターで350m天望デッキへ。
天望デッキは3層あって比較的エリアが広い。カフェやレストランもある。だが天望デッキは後回しで早々に更に上の天望回廊を目指す。
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更にエレベーターを乗り換え(天望デッキで改めてチケット購入の必要あり)、地上450mの天望回廊へと至る。
時間は0850JST。
5月の霞んだ晴天の下、東京が一望出来る。
視程は浅く、富士山等は眺められなかったが一通り300m望遠ズームを使って主だった場所を撮影してみる。
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天望回廊はアンドレイ・タルコフスキーの映画「惑星ソラリス」のソラリスステーションを彷彿とさせる造り。
妙な環境音楽のようなBGMが流されている。
テレビで見た様子と同じ回廊を最高点に向かって歩く。
何となく揺れているような感覚がするが錯覚か。
天望回廊を上り詰めると最高点のソラカラポイントがある。
451.2m。
単に柱にキャラクターと数字が表示されているだけだが、取りあえず記念に皆撮影している。
奥に意味不明なガラス張りの空間があるが、おそらく悪天で何も見えない時の「慰め場」なのだろう。
しかし、この天望回廊、「回廊」以外に何もなくカフェも自販機もない。座れるベンチもわずか。
それに回廊の端からもう一方の突端を眺めると床の下はなにもないことが解る。
回廊は鉄塔からせり出した部分に設置されているので高所恐怖症だとちょっと耐え切れない気がする。
さて回廊を1周したところに休憩できるベンチがあったので、そこに腰掛けてFMとワンセグ受信を試みることにした。
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開けているのは東側。
ちょうど荒川と中川が合流している場所がよく見える。
ラジオを出来るだけ窓際に近づけて受信リストを作っていく。
その結果は下の別表を参照のこと。
この場所でも思ったほど東京スカイツリーからの放送波抑圧や混変調、相互変調を受けずに済んだ。
もっとも放送電波用鉄塔設備内というロケーション、様々なノイズの影響、更には受信ラジオの感度不足、貧弱なアンテナ等の制限もあってそれ程遠方のFM局を受信出来るような条件、環境ではなかった。
それでも近隣のコミュニティーFM等が確認出来た。 

一方、ワンセグTVの受信結果も下の別表を参照。
全局スキャンしてみると15局ほど受信出来た。場所やタイミングで微妙に受信局が増減する。
NHKEテレやテレビ朝日、テレビ東京、MXテレビは東京タワー以外の送信所の電波も受信した。
しかしギガビートはマニュアル選局や物理チャンネル表示が出来ないので何処の送信電波なのか特定出来なかった。
なぜかTVKがスキャンに引っかからず。
受信場所が東向きに開けていた場所だった影響だろうか?

2012年5月28日 東京都墨田区東京スカイツリー天望回廊(450m)でのFM/ワンセグ受信リスト

東京都墨田区東京スカイツリー天望回廊(450m)でのFM受信リスト

受信日/2012年5月28日・受信機/SANYO ICR-RS110MF・アンテナ/イヤフォーンアンテナ

周波数(MHz) 局名 信号強度(5段階)

備考
76.1 インターFM(東京タワー)

5
 
76.4 レディオベリー(宇都宮)

4
 
76.5 インターFM(横浜)

5

 
76.7 市原FM(市原市)

2
  
77.1 放送大学(東京タワー)

5
 
78.0 BAY-FM(千葉)

5
 
78.6 FM富士(三ツ峠)

4
 
78.9 葛飾FM(葛飾区)

4
  
79.2 レインボータウンFM(江東区)

2
  
79.5 NACK5(埼玉)

5
 
80.0 FM東京(東京タワー)

5

 
80.3 NHK宇都宮

4
  
80.7 NHK千葉

5
 
81.3 J-WAVE(スカイツリー)

5
 
81.9 NHK横浜

5
 
82.5 NHK東京(スカイツリー)

5
 
83.2 NHK水戸

4
 
83.4 かずさFM(木更津)

2
 
84.0 中央FM(中央区)

3
 
84.3 FM江戸川(江戸川区)

3
 
84.7 横浜FM(横浜)

5

 
85.1 NHK浦和

5
 

東京都墨田区東京スカイツリー天望回廊(450m)でのワンエグTV受信リスト

受信日/2012年5月28日・受信機/東芝ギガビートV30E・アンテナ/付属ロッドアンテナ

ch 局名 受信状態

備考
27 NHK東京(東京タワー)

良好
 
26 NHKEテレ(東京タワー)

良好
 
30 千葉テレビ(千葉)

良好

 
29 とちぎテレビ(宇都宮)

時々圏外
  
32 テレビ埼玉(浦和)

良好
 
19 群馬テレビ(前橋)

時々圏外
 
25 日本テレビ(東京タワー)

良好
 
24 TV朝日(東京タワー)

良好
  
22 TBS(東京タワー)

良好
  
23 テレビ東京(東京タワー)

良好
 
21 フジテレビ(東京タワー)

良好

 
20 東京MX(東京タワー)

良好
  

天望回廊は15時過ぎまで滞在した。
この日は14時頃から大気が不安定となり、雷雲が発達。
東京スカイツリー周辺でも積乱雲が押し寄せ、強風のため一時エレベーターの運行が止まった。
450mの高度で観る天候急変は気象的価値があるように思えた。
雲の中に溶け込んでしまう感覚はこれまでの人工建設物では味わえない。
15時半過ぎより高度350mの天望デッキに下りる。
更に写真撮影を続行。シルエットに浮かぶ新宿方面は幻想的だ。更に16時頃には虹も現れる。
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天望デッキにはカフェもあるので暫し休憩。
そこでAMラジオ受信を試してみるが入りが悪い。
窓際に行かないとうまく受信出来ない事から推測するに電磁的にシールドされているのかも。
結局、18時半ごろまで粘って滞在し続けた。
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Dscn3185b 東京スカイツリーでの無線運用に関して
ところでスカイツリー天望施設内での無線運用に関してであるが、開業前に電話で問い合わせしたところ、持ち込み禁止項目の中に無線機が含まれていた。
理由は構内で職員が連絡用に使うトランシーバーへ支障を起さないためとの事。
実際、天望デッキや回廊の警備員やカフェの従業員は無線を所持していた。警備員は恐らく専用の業務無線を使っていたと思われるが、カフェでは特定小電力かデジタル簡易無線のトランシーバーを使用していたようだ。
だが、アマチュア無線がこのような無線システムに混信妨害を与える事は考えづらい。相当なパワーで送信するか規定外の粗悪品でない限り、問題はないだろう。
携帯電話が持ち込み使用OKなのでQRP運用であれば懸念される事象は発生しないと思われる。
では現時点において、東京スカイツリーからのアマチュア無線移動運用はあったのだろうか?
5月末の時点でスカイツリー移動運用Webブログ記事は、知る限りにおいて内覧会時の1件のみ。
このブログによると一応許可を取ったとの事。
但し、どのような手続きをとったのかは不明である。
また、5月末日現在、自分がワッチした限りにおいて東京スカイツリーからのサービス運用移動局は確認出来ない。
少なくとも今のところ積極的に移動運用可能な環境ではないことは確かなようだ。

ところでスカイツリー事務局に電話で問い合わせた際、持ち込み禁止項目の中には無線機の他、カメラの三脚も含まれていた。
だが、実際現地に行ってみると使っている人をちらほら見かけた。
警備員も注意する様子は見られない。
入場時には手荷物検査があるのだが、スルーしているのだろうか?
もっとも入場ゲートでの検査はあまり細かいところまでチェックしている様子はない。
しかし三脚のような目立つものまで見逃しているとは思えないが。
また、いくつかのwebブログによれば「三脚は禁止されていない」と述べられている。
これらを鑑みると、持ち込み禁止物品はかなり曖昧な基準と思われる。
スカイツリーの天望デッキ行きエレベーター出発ロビー付近に掲げられている持込禁止項目をみても「三脚」「無線機」は明記されていない。
仮に事前問い合わせしていなければ、無線機を持ち込んで移動運用しても何ら問題ないように解釈出来てしまう。
このあたりはよく解らない。
推測するに、特定小電力無線や351MHzデジタル簡易無線はスカイツリー内の飲食店員が使用している可能性は高く、フロア内で使用すると混信妨害を与える可能性はなくもない。
しかし、アマチュア無線の使用は特段問題を起すようには感じられない。
他の展望施設同様、マナーを守りさえすれば移動運用可能なような雰囲気だ。
ただ、未だに使用不可なのか可能なのか曖昧模糊な状況ではなかなか決断しがたい。
三脚のように事前問い合わせでは不可なのに実際は使用可能のような状況をどう解釈するか。
まあ、思い切って無線機を持ち込み、上で警備員に使用許可を説いてみるのがベターかと思われる。
今回は取りあえず移動運用に関しては自重した。
今後の推移を見守って移動運用の是非を決めたいと思う。

いずれにせよ、東京スカイツリーでの移動運用は自己責任で判断していただきたい。
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